Google アナリティクスで自分のアクセスを除外する方法

続いて、Google アナリティクスで自分のアクセスを除外して、アクセスしてきたユーザーのみの情報を収集する方法を紹介します。

WordPressプラグインなどで設定することも可能ですが、今回はIPアドレスを指定して除外する方法を説明します。

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手順1:サーバー監視/ネットワーク監視サービスなどで除外する自身のIPアドレスを検索する。

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手順2:アナリティクスから管理を開いて、フィルターをクリックする。

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手順3:フィルタを追加をクリック。

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手順5:フィルタを追加する。

  • ビューに新しいフィルタを適用する方法を選択:新しいフィルタを作成
  • フィルタ名:任意のフィルタ名を作成する
  • フィルタの種類:定義済み、除外、IPアドレスからのトラフィック、等しい
  • IPアドレス:先ほど検索したIPアドレスを貼り付ける

この設定を保存すると設定したIPアドレスからのアクセスは除外されますので、Google アナリティクスに自分のアクセスはカウントされなくなります。

そもそもなぜアクセス解析をする必要があるのか?

多くの方がGoogle アナリティクスやGoogleサーチコンソールなどを使ってアクセス解析を行っていますが、アクセス解析にはきちんと意味があることをご存知でしょうか?

ユーザー数や自然検索数の増加は、サイト運営を行う上での成果の現れのため確認するのは当たり前です。成果の確認だけではなくアクセス解析の結果を仮説・検証し、今後のサイト運営に活かしていくと、さらなる成果の向上が望めます。

サイト運営の目的は大きく分けて3つあります。

・サイト・サービス・社名の知名度アップ
・メルマガや資料請求などで見込み客の把握
・サイト上、もしくはサイト経由で商品やサービスの購入・申し込みの獲得

ユーザーはどうやってサイトに訪れたのか、新規訪問者なのか再訪問者(リピーター)なのか、サイトの滞在時間、広告の効果があったのかなど……。サイトの目的や方向性に合わせて必要な項目をチェックすることで、効果的なサイト運営の方針を決定できます。

Webサイトでの集客は実店舗の経営と同じで、ただお店を開店しているだけではお客さんはお店に来ません。

どのようにすればお店に来てもらえるのか、お客さんにどうすれば商品を購入してもらえるのか、ということを考えながらお客さんの動向をチェックし改善していかなければ経営を続けていくことは難しいでしょう。

このことをWebサイトに置き換えると、訪問してもらうためにSEO対策を行い、訪れたユーザーに意図する行動をとってもらうためにアクセス解析をするということになります。

アクセス解析を分析することでより良いWebサイトになり、売上を上げられる仕組みが構築されるのです。そのためにも、Google アナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのアクセス解析ツールは適切に利用していきましょう。

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