宿泊予約を4年間で約100倍に伸ばした高級旅館に学ぶ、きめ細やかな工夫

株式会社石のWAは、伊豆・湯河原エリアで「あたみ石亭」「あたみ石亭別邸 桜岡茶寮」「鬼の栖」「ゆがわら石亭」の4軒の温泉料亭旅館を運営しています。

あたみ石亭
石亭ホームページhttp://www.sekitei.co.jp/

事例引用元:Yahoo!プロモーション広告公式サイト:株式会社石のWA
http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/115007748818/jirei

株式会社石のWAでは、2010年のホームページリニューアルをきっかけにYahoo!プロモーション広告を実施したことで、自社ホームページでの宿泊予約売り上げは2009年から2013年のわずか4年間あまりでおよそ100倍という驚異的な伸びを示したといいます。
そのプロセスには、きめ細やかな工夫がなされており、活用術として学ぶべきことが多く含まれています。

【活用術⑦】予約実績や既存顧客の過去の分析結果をもとに改善を続ける

Yahoo!プロモーション広告は、管理画面の中だけでも無数の数値データがあります。キーワード単位でクリック数、CPC、CPA、CTRCVRなど多くの数値データがあり、それを分析するだけでも様々な改善のヒントが得られます。
豊富なデータが得られる分、管理画面上で様々なデータを分析することに終始しがちで、管理画面の「外」にあるデータ活用が後回しのままになってしまう企業も数多くあります。
株式会社石のWAでは、管理画面の「外」のデータも細かく分析して、地域ターゲティングや時間帯ターゲティングの設定に反映させるという工夫をしています。

予約の実績をもとにどの地域からのお客様が多いかを細かく分析。エリアを絞り、集中的に広告を配信する地域ターゲティング機能の活用や、アクセス数を参考に広告の配信時間を設定する時間帯別ターゲティングも活用しています。こうした解析には「Yahoo!アクセス解析」を活用しています。
 
事例引用元:Yahoo!プロモーション広告公式サイト:株式会社石のWA
http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/115007748818/jirei

アクセス解析を活用している企業は増えてきましたが、それだけにとどまらず、予約の実績など過去の既存顧客のデータを活用することで、より効果に繋がりやすい改善施策に反映させることができます。

【活用術⑧】Yahoo!プロモーション広告「以外」との役割分担を明確にする

Yahoo!プロモーション広告以外にも、SEOを中心に様々なWeb活用手法が存在します。その中でYahoo!プロモーション広告が得意な領域と不得意な領域を区別して、最適な役割分担を設計できるかはWeb全体の効果を上げる上で重要なポイントです。
株式会社石のWAは、この点においても上手な役割分担ができています。

「"石亭"のキーワードで来訪するお客様はすでに石亭をご存じ、あるいはご利用されたことのあるお客様が多いので、そちらはSEOに任せ、検索連動型広告は新規顧客の獲得のために活用しています。また"石亭"の"亭"の漢字を間違えて検索されたお客様も逃さずホームページへ誘導できるのがよいですね」
 
事例引用元:Yahoo!プロモーション広告公式サイト:株式会社石のWA
http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/115007748818/jirei

この事例にあるように「指名検索の打ち間違いキーワード」はSEOでは表示されにくいながらも、表示されないことで機会損失の大きいキーワードです。このような打ち間違いのキーワードもしっかり網羅していくことも成果を上げていくための有効な活用術です。