セッション2 B-SKET卒業生が登壇 何を学び、どう飛躍したのか

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続いてB-SKET Batch3(第3期)卒業生による対談が行われました。
B-SKETで何を学び、どう飛躍したのかをお聞きしました。

登壇者:
株式会社ガラパゴス 代表取締役社長 中平 健太 氏
株式会社WiseVine 代表取締役社長 吉本 翔生 氏

株式会社ガラパゴスの中平氏は「デザイン産業革命を起こし、デザインを簡単にしていこう、すべての人を幸せにしていこう」をミッションに掲げ、AIエンジンによりLPデザインを作るサービス「Air Design」を運営。

また、株式会社WiseVineの吉本氏は行政の公共調達と民間企業をマッチングするプラットフォームを運営しています。

B-SKET4ヶ月間、学んだこと

・ガラパゴス 中平氏
「採択前はデザインのAIのエンジンだけあって、サービスがまだありませんでした。4ヶ月間でサービスを立ち上げられたところが非常に有意義でした」

・WiseVine 吉本氏:
「弊社もB-SKETで何ヶ月もかけて構想を練りながらプロダクトが完成していき、作って売るところまでになりました。充実した4ヶ月でした」

プロダクトアウト/マーケットインについて会社や自分自身の考え方が変わったところは?

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・ガラパゴス 中平氏:
セッションは4ヶ月ほどありますが、はじめ2ヶ月ぐらいはマーケットのことをディスカッションしていきます。一方、プロダクトの話はほとんどしない感じでした。このような経験をするとマインドセットが変わり、ユーザー視点で世の中を見られるようになりました」

・WiseVine 吉本氏:
「弊社は行政と民間を回っているので結構ビジョン先行なんですね。しかしそれだと、課題の核心に迫ったプロダクトを作らない傾向も出てきてしまいます。それを結構叩き直されましたね。自分が感じている課題に立ち戻ってプロダクトの核を作る、プロダクトマーケットフィットを確かめる。常に振り返らないと、核心からブレるような感じにもなってしまって。それは卒業後にも戦い続けた点でした」

起業家から事業家へ その後の道のりは?

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・ガラパゴス 中平氏
「昨年6月14日にリリースさせていただき、正式には9月リリースに至りました。1年間運営し120社ぐらい導入が進んでいてこのあたりまでは順調ですね。そこからまたさらに大きく桁を変えて飛躍するタイミングで、僕が3ヶ月間CSに入り込んで作り直すということをしました」

・WiseVine 吉本氏:
「資金調達は順調で4.5億円できていますが、卒業後も僕は、B-SKETでの田所さんの教えに常に立ち戻らないと、軌道修正が必要なほど迷走してしまいました。先程セッション1で、『まずきれいな丸をつくらないと大きくできない』という話がありましたが僕はその話、逆側を強調したいと思っています。丸をつくるまでは創業者はコミットしないと、『組織に任せる』じゃなくて『責任不在の放置』になる、迷走していまうと学びました。資金調達はそれからでもできます。」

プロダクトマーケットフィットが分かる瞬間について

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・WiseVine 吉本氏:
「プロダクトマーケットフィットしたら間違いなく分かります。それぐらい分かりやすいもの、熱狂してくれるものです。それを見つけられる自社ツールをあきらめないことが大事です」

・ガラパゴス 中平氏:
「弊社はまだまだです。今やっていることは、エアデザインサービスのWebマーケティングです。その上でLP、バナー、動画などのクリエイティブを作って、僕が一番そのサービスのユーザー(=マーケター)目線に立てる状況を作らないといけない。そうすると僕自身がマーケターに憑依できるし、それをしっかり全社で取り組んでいこう、と、いま先頭に立って、一回目の最後の追い込みに集中している時期です」

今後の展望 事業をどう動かしていくのか

WiseVine 吉本氏:
「売上は上がり、あとちょっとで損益分岐点にいくかなというところまできました。後戻りしないようにしたいですね。B-SKETでの田所さんの教えに必ず立ち返り、ミスはしたくないと思っています」

ガラパゴス 中平氏:
「Air Designをもっと成長させ、僕らがデザイン産業構造を根底から変え、幸せな社会を実現したいです。そのためにはボリューム感も必要で、勢いのある成長をして世の中を変革させていきたいと思っています」