Webサイトを通してブランド認知度を伸ばしたいというケース

ブランドは昔から存在する概念ですが、抽象度の高さがゆえ、定義はもちろんのこと定量的に図るKPI指標も様々です。
以下、その代表的なKPI例になります。

1.NPS(Net Promoter Score)

顧客のロイヤルティを測るための指標のひとつです。
「あなたはこの企業(製品/サービス/ブランド)を友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか?」というシンプルな質問に対し、0~10のスケールで答えてもらいます。

回答結果から、顧客を「推奨者(Promoter)」「中立者(Passive)」「批判者(Detractor)」の3タイプに分類し、「推奨者」の割合から「批判者」の割合を引いた数値が、NPSのスコアとなります。
参照:企業と顧客のツナガリ(1)顧客ロイヤリティを測る指標NPS

2.表示回数(コンテンツが表示された回数のこと)

ユーザーがサイトで商品を購入したかどうかではなく、多額を投じて新たに作成した印象的なキャッチコピーが人々の記憶に残り、世界中の人々の目に触れたかどうかという観点です。
参照:ブランド認知度の測定

3.リピート数

一度購入した顧客が、満足を覚え、再び購入する顧客のことです。
ブランド=継続的に利用されるという観点です。

Facebookを通してブランド認知度を上げたいというケース

「若者のFacebook離れが進んでいる」や「アクティブ率が実は低いのでは?」と言われているFacebookですが、それでも利用者数は2400万人近く(株式会社セレージャテクノロジーのアジア各国のFacebook推定ユーザ数)と、日本国内のSNSではトップクラスのシェアがあります。

Facebookは、主に「ブランディング」、次いで「潜在顧客の育成(意識や態度変容)」に強みを発揮するSNSであり、ブランド想起率・認知度のゴール設定をしている企業も多いのではないでしょうか。
ブランド想起率・認知度がKGIの場合、KPIは大きく以下になります。

①ファン数(ページに対していいね!をしている人数)
②リーチ数
    ∟ オーガニック(1次発信でリーチしたユーザー数を指す)
    ∟ ペイド(広告によってリーチしたユーザー数)
    ∟ その他(バイラルによってリーチしたユーザー数)
③投稿における、いいね数・シェア数・コメント数
④話題にしている人数(③に該当しているユーザーのアクティブユーザー数)

※動画再生回数やURLクリック数、キャンペーン応募数もKPIに含まれるケースもあります。

ブランド認知度という指標は、WEBサイトもそうですが、抽象度が高いためKPIプランニングの難易度が高いのが難点です。
まずは、上記のKPI指標をいくつか設定し、KGIとの相関度合を図っていくことをオススメします。
(こちらもWEBサイトと同様、「Daily・Weekly・Monthly」 に分けて目標設定することを推奨します)