リスティング広告の運用を担当することになったものの、予算の決め方がわからず方法を模索している方も多いのではないでしょうか。

リスティング広告の成果を高めるためには、広告予算を適切に決める必要があります。業種や扱う商品に合わせた予算配分により、広告の費用対効果を改善することが可能です。

この記事では、リスティング広告の予算を決める方法について、具体例を交えながら解説します。リスティング広告初心者の方はぜひ参考にしてください。

リスティング広告の予算は目標とクリック単価から考える

リスティング広告にかける予算の決め方には、大きく分けて次の2種類があります。

  • 獲得したい成果から逆算して決める方法
  • 広告費用の相場から算出する方法

2つの方法を知っておくことで、目標達成に必要な広告予算の算出が可能です。広告予算の根拠があいまいな状態で運用をスタートしてしまうと、余計なコストがかかったり、目標達成に時間がかかったりするため注意する必要があります。

それでは一つずつ紹介していきます。

獲得したい成果から逆算して予算を算出

まずは、リスティング広告によって獲得したい成果を明確にしましょう。商品の販売や問い合わせ、資料請求などの獲得がリスティング広告の成果として挙げられます。

リスティング広告の予算を決める際は、成果を1件獲得した場合に得られる収益額が重要となります。

たとえば、次のような形で成果1件あたりの収益額を算出してください。

・「商品が1件販売できると1,500円の収益が得られる」
・「資料請求1件獲得につき20,000円の収益が見込まれる」など

成果1件獲得あたりにかけられるリスティング広告の費用は、この収益額が上限です。これ以上の費用が掛かる場合、リスティング広告で成果を獲得しても赤字となってしまいます。

次に、リスティング広告で1ヶ月間に獲得したい成果の件数を決めましょう。

・「商品の新規購入100件」
・「資料請求300件」など

たとえば、1件あたり1,500円の収益が得られる商品を100件販売したい場合、リスティング広告予算の上限は1,500円×100件=150,000円です。

ただし、広告費が150,000円かかってしまうと利益が残らないため、実際には100,000円など上限を下回る金額で予算を設定する必要があります。

クリック単価の相場から算出

クリック単価の相場からも、リスティング広告の予算を算出することが可能です。リスティング広告が1回クリックされるごとにかかる広告費は、広告を出すキーワードによって異なります。

また、リスティング広告がクリックされた回数に対して、商品購入や資料請求などの成果が得られる確率は「コンバージョン率」と呼ばれ、1%程度が目安です。つまり、広告が100回程度クリックされるたびに1件の成果を得られる見込みがあります。

たとえば、予想されるクリック単価の平均が80円の場合、1件の成果を得るために必要な広告費は次の通りです。

80円(クリック単価)×100クリック=8,000円(1件の成果を得るためにかかる広告費)

この場合、1ヶ月間に獲得したい成果が30件であれば、必要な広告予算は8,000円×30件=240,000円となります。

ただし、コンバージョン率は広告リンクページの内容や、扱う商品の種類によって変化する要素です。まずは1%を目安として広告予算を決め、2か月目以降は実際のコンバージョン率を加味して広告予算を調節しましょう。

リスティング広告の一般的な予算は?

国内の中小企業におけるリスティング広告の一般的な予算は、月額20万円程度が相場です。ただし、1ヶ月あたりのリスティング広告予算は、業種やビジネスの規模によって異なります。

特に、商品単価が高い業種や、LTVの高いリピート商品を販売している企業では広告予算が高まる傾向です。業種による広告予算の相場をより詳しく知りたい方は、以下の資料をダウンロードしてご確認ください。