Googleアナリティクスでコンバージョンを確認するには?設定方法を解説
コンバージョンと、コンバージョンレートの違いを理解しよう
それでは、コンバージョンを確認するためにはGoogleアナリティクスのどこを見ればいいかを解説していきます。
*(1)*まず左メニューの「コンバージョン>目標>概要」をクリック
*(2)*コンバージョンに関する概要画面が開きます。ここで「目標の完了数」、「コンバージョン率」に着目します。
出典:Googleアナリティクス デモアカウント画面より
「目標の完了数」とは「コンバージョンを達成した数」です。一方、「コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)」とは「コンバージョン達成につなげる力」を表します。
コンバージョン率は、次の計算式で算出されます。
<計算式>
CVR= コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100
CVRは、高いほうが良好な状態だと言えます。その理由を、次の具体例に沿って考えてみましょう。
CV数 | セッション数 | CVR | |
---|---|---|---|
ランディングページA | 200 | 1000 | 20% |
ランディングページB | 30 | 100 | 30% |
図2:2つのランディングページのCVR比較例
「CV数」だけに着目していると、「ランディングページAのほうが、たくさんCV獲得できていて、断然成果が良い」と捉えてしまいます。
しかしセッション数まで加味して「CVR」に着目すると、「実はランディングページBのほうが、セッションからCVにつながる力が高く、より高い成果を出せているランディングページだ」と分かります。
そのため、Googleアナリティクスで成果を確認する際には「目標の完了数」だけではなく、必ず「コンバージョン率」もセットで追うようにしましょう。
Googleアナリティクスでコンバージョンを設定してみよう
それではここからは、Googleアナリティクスでコンバージョンを設定する手順を具体的に見ていきましょう。
Googleアナリティクス利用時、初期設定をしてからWebサイトの計測を開始したことと思います。しかしそれだけでは、コンバージョンを計測することができません。前述したように、業種に応じて自分で決めたコンバージョンを一から設定していく必要があります。
ここでは例として、「お問い合わせ完了」を設定してみましょう。
*(1)*Googleアナリティクス 画面左下の「管理」をクリック
(2)「目標」をクリック
(3)「新しい目標」をクリック
*(4)*ここでは「問い合わせ」を目標に設定したいので、テンプレートから「問い合わせ」を選択します
(5)「目標の説明」を入力していきます。
「名前」は後から管理する上で分かりやすいものにします。(ここでは「問い合わせ」とします)「タイプ」は、この例では「問い合わせを送った人の数」つまり、「問い合わせ送信完了画面」に到達した人の数を追いかけようとしているため、「到達ページ」を選択しておきます。
*(6)*ユーザーに到達してほしいページのURL(ここでは「問い合わせ送信完了画面」のURL)を入力し、左下の「保存」をクリック。
*(7)*先ほど入力した「目標」がGoogleアナリティクスに設定されました。
これで、Googleアナリティクスのコンバージョンの設定は完了です。「目標」は、Googleアナリティクスレポートのビュー1 つにつき最大20 個まで作成できます。
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- CVRとはコンバージョンレートの略で、ウェブサイトに訪れた人のうち、最終成果に至った人の割合のことです。たとえば、今まで見込み客であったユーザーが購買客に転換するなど、ユーザーがホームページ運営者側にとって歓迎すべき状態に転換する割合を把握し、ビジネスの精度向上に役立てます。
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- Googleアナリティクスは、ホームページに適切に組み込めばアクセス状況を把握できる便利なサービスです。Googleが無料で提供しており、日本でも大手企業や金融機関、政府など、その利用のシェアを広げています。そこで、もっとも基本的な単位がセッションです。
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- ランディングページ
- ランディングページ(landing page)とは、ユーザーが検索エンジンあるいは広告などから最初にアクセスしたページのことです。「LP」とも呼ばれています。ただしWebマーケティングにおいては、商品を売るために作られた1枚で完結するWebページをランディングページと呼びます。
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- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
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