広告ブロッカーはWeb広告を非表示にできる便利なツールですが、そもそも広告を非表示にしても問題はないのか気になる方は多いのではないでしょうか。

また、ウイルスやマルウェアを感染させる悪質なソフトもあるので、選び方にも注意が必要です。今回は、広告ブロッカーの機能やメリット、注意点と併せておすすめのツールも詳しくご紹介します。

広告ブロッカーとは

広告ブロッカーとは、ブラウザでWebサイトを閲覧する際に表示される広告を非表示にするツールです。また、動画サイトのコンテンツを再生する際に強制的に流れる動画広告をブロックすることもできます

広告ブロッカーの機能

広告ブロッカーには、広告のブロックの他にも複数の機能が搭載されています。広告ブロックの機能詳細を含め、広告ブロッカーでできることを詳しくご紹介します。

広告のブロック

ブラウザがWebサイトのサーバーから受信したソースコードの中から広告コードを削除することで、広告を非表示にする機能です。対象の広告は、バナー広告や記事広告、動画広告などさまざまです。また、SNSのタイムラインに表示される広告をブロックできるツールもあります。

トラッキングの遮断

トラッキングの遮断について理解を深めるために、まずは追跡型広告について確認が必要です。

追跡型広告とは、ユーザーの閲覧履歴を追跡(トラッキング)し、ユーザーの好みや属性との関連性が強い広告を配信する仕組みのことです。広告ブロッカーの中には、追跡型広告のトラッキングを遮断できるツールもあります。

マルウェアやフィッシングサイトのブロック

マルウェアの感染やフィッシングサイトへのアクセスをブロックする機能が搭載されているツールもあります。

この機能は広告ブロッカーよりはウイルスソフトの方が相応しく、多くの場合は無料版と有料版がある広告ブロッカーの有料版に搭載されています。

広告ブロッカーのメリット

続いて、広告ブロッカーを使用するメリットについて詳しく見ていきましょう。

Webサイトの情報をスムーズに取得できる

Webサイトにアクセスしたとき、広告が全画面表示されたりページクロールに合わせて広告が追尾してきたりして、情報をスムーズに取得できないケースがあります。

このようなWebサイトの閲覧に支障をきたす広告をブロックすれば、情報を速やかに取得できるようになります。

Webブラウザが軽くなる

広告を消しても再び表示されるWebサイトは、ブラウザの動作が重くなりがちです。広告を非表示にすれば、ブラウザが軽くなることでWebサイトを快適に閲覧できるようになります。

Google ChromeのようにPCのメモリを大量に消費するブラウザを使用する場合、広告ブロッカーの効果を実感しやすいでしょう。

プライバシーを保護できる

トラッキングで取得した閲覧履歴は、第三者に提供されている可能性があります。名前や住所などの情報が漏れるわけではありませんが、閲覧履歴を知られることに不快感を示す方は多いのではないでしょうか。

トラッキング遮断すれば、プライバシーを保護できます。

広告ブロッカーの注意点

広告ブロッカーは便利なツールですが、次のような注意点もあります。

悪質な広告ブロッカーもある

広告を非表示にできるツールは、ユーザーにとって非常に魅力的です。それを逆手に取り、悪質な広告ブロッカーを配信している業者もいます。

例えば、ウイルスやマルウェアが仕込まれており、デバイスにインストールすると個人情報が抜き取られたりフィッシングサイトへリダイレクトされたりするケースがあります。

悪質な広告ブロッカーは、宣伝文が点滅していたり不自然な日本語であったりするので、ダウンロード前に確認しましょう。

アクセスできなくなる場合がある

広告ブロックを検知するとアクセスを遮断するWebサイトがあります。ほとんどのWebサイト広告を非表示にしても問題なくアクセスできるので、大きなデメリットではないでしょう。

また、対象のWebサイトにアクセスするときだけ広告ブロッカーをOFFにすれば問題ありません。

Webサイトが収益を得られなくなる

無料で利用できるWebサイトの多くは、広告収入を収益源としています。広告のクリック、リンク先からの商品の購入など、広告によって収益発生の条件は異なります。

もし、全ての広告を非表示にすると、Webサイトの管理者は収入源を絶たれてしまいます。

多くのユーザー広告ブロッカーを使用していないと予想されますが、それでも収益源の一部が絶たれてしまうため、管理者としては広告ブロッカーの使用は避けて欲しいところでしょう。

ブロックできない広告もある

広告ブロッカーは、全ての広告をブロックできるとは限りません。何らかの理由で一部の広告が表示される場合があります。「有料の広告ブロッカーを購入したのに、思っていたような効果を得られなかった」などと後悔しないようにしましょう。