ひたすら受託や自社サービス作りをすることで見えたメディアとアプリの戦い方。「今が一番面白いです。」ワンダーシェイク代表・鈴木仁士氏【後編】
ECを切り離しメディアとして再スタート
**鈴木:**アプリでは、ユーザーの利用頻度が重要なので、商品がどんどん更新されていく。メディアっぽく、目的がなくてもアプリを開く。
当時からそういう形だと理解していたので、タイムセールとかフラッシュセールっぽい感じでユーザーには見せて、全店舗手数料0%で出品ができるというモデルにしました。
しかし、4人でやるのは難しいところがありました。商品がすべてじゃないですか。
商品のSKU(Stock Keeping Unit)数と商品力。そして集客力。
使える現金も限られていましたし。でも、個性がなかなか出せなくて、EC単体ではきついということなって、4人でまた話し合って。
当時Naverまとめがブームになっていて、うちも同じようなモデルを考えたんですけど。ウェブメディアは大きく変わってきてるし、購買を前提にした女性向けメディア作りは成長余地が非常にあるなと。入り方を間違えるとサービスは絶対に伸びないので、そこだけはマーケット選定をしっかりしようと決めていました。
そこで、1回ECはクローズして、完全にメディアとして振り切って、ゼロから作ろうと決めました。
そうなると記事の質が大事になるのでクラウドソーシングを使って良質な記事をローコストで作りつつ、検索もソーシャルも取るし、アプリという形態でユーザーとの結びつきを強くする方向性にシフトしました。
初期の頃から色々なサービスを作る過程でアプリは検索から流れてきたユーザーよりもロイヤリティ高くなるなと。だから、アプリが本丸であると認識した上で、ECに切り替える。そういう大戦略をもって当時資金調達をしていきました。
事業を短期間で立ち上げるためには5,000万円じゃ足りないというのは前回わかっていたので、1億円は欲しいなと考えていました。
**西井:**1億でも足りるのかなっていう感じですよね。
**鈴木:**はい、ただ資金調達は非常に苦労しました。一番多かった意見はメディアからものを買うのか?と。
[member_only]
そこで、外部の投資会社などを回りまして、1社話を聞いてくださるところがありました。
事業に関しても伸びしろがあるがこれまで辞めなかった創業メンバーに投資したいということで、決定をしていただきました。
そこで1億円決まって、もう1社さん加わりまして。そのタイミングで受託は全部やめて、持っていた事業も売却したりしました。
**西井:**それは何年ですか?
**鈴木:**2014年の7月ですね。
そこからLocariをメディアとしてスタートさせました。
最初は検索、SNSそのあとに早期にアプリに集客チャネルをシフトさせて、一気にサービスを伸ばしていきました。
いかに検索の手前を取りに行くかを常に考えている
**西井:**実際立ち上げてから、今後目指している目標はありますか?
**鈴木:**やはりメディア単体のユーザー数には限りがあると思っています。
そこで、どれだけユーザーをいろいろなサービスで回遊させることができるかという話だと思うんです。
足元で女性向けでスマホに強いメディアがあるので、そこを起点としたあらゆる女性の生活、消費領域にあるサービスは全て関心があります。
あと検索から入っていくWebのパラダイムのサービスはある程度一巡した感はあります。
我々の会社としての注力テーマは、「検索の前」にいかにモバイルファーストで人の生活に入り込んでいくかですね。
**西井:**他社よりも後発でメディアを始めて、それでも成功した理由はなんでしょう?
**鈴木:**PVを重視せずに、別なKPIを設定したところでしょうか。
PVを重要視すると、ユーザーにとって必ずしもプラスな施策が出てこないですよね。PVを上げるのならソーシャルでいかにバズらせるか、いかにページングを増やしてみたいな話になってしまう。
流入してくるユーザーは、コンテンツを読みに来ている訳なんで、Facebookで見てたほうが楽だくらいのレベルになってきています。
だから、ユーザーが読みたいコンテンツを作っていく。すごく当たり前なんですけど、そこにコミットしてやってきました。
**鈴木:**やはりあらゆるものとの可処分時間の奪い合いなんで、DAUが高いアプリが生き残るじゃないですか。
あとはウェブよりもアプリの方がユーザーさんがよりサービスにエンゲージしてくれる仮説があったのでそこを一番重要視しましたね。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- クラウドソーシング
- クラウドソーシング(Crowdsourcing)とはcrowd(群衆)とsourcing(業務委託)を組み合わせた造語であり、webサービス上のやり取りで不特定多数の人々に仕事を依頼する新しい雇用形態の一種です。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- PV
- ページビューとは、ホームページにおいて閲覧者が実際に見たページのページ数を言います。
- KPI
- KPIとは、目標に対して施策がどの程度達成されているか、を定量的に表す指標のことをKPI(重要業績評価指標)といいます。
- PV
- ページビューとは、ホームページにおいて閲覧者が実際に見たページのページ数を言います。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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