WordPressにメールフォームを設置する2つの方法！おすすめのプラグインとツールを紹介

WordPressには様々な機能が用意されており、簡単にメールフォームを設置できます。

WordPressで作成したサイトにメールフォームを設置すると、お客様から問い合わせや注文を得ることができます。メールフォームは一度設置すれば、24時間ユーザーから連絡を受けることができるので、リード獲得や売上向上などの成果につながりやすくなります。

今回は、WordPressのサイトにメールフォームを設置するメリットとデメリット、具体的な設置方法を解説します。WordPressのメールフォームでできないことやそれを解消する方法も紹介。おすすめのメールフォーム作成ツールやプラグインも紹介するので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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目次

1. WordPressのメールフォームのメリット3つ
2. WordPressでメールフォームを設置するデメリットは？
3. WordPressのメールフォームを作る2つ方法
4. WordPressのメールフォーム作成ツールを選ぶポイント
5. WordPressのメールフォームにおすすめの作成ツール3選
6. メールフォームを最適化しよう

WordPressのメールフォームのメリット3つ

WordPressのサイトにメールフォームを設置するメリットは、次の3つです。

• 設置が簡単
• 管理画面で簡単に設定できる
• 便利な機能が利用できる

それぞれについて詳しく解説します。

1.設置が簡単

WordPressのサイトにメールフォームを設置するのは簡単ですので、専門知識がなくても問題ありません。WordPressに機能を追加するプラグインや、専用のフォーム作成ツールなどを活用することで、コーディングなしでも設置できます。

プラグインとは、様々な機能が用意されたプログラムのことです。プラグインでメールフォームを作成する場合は、新規プラグインをインストールし、フォームを作成・設置するだけで作業が完了します。フォーム作成ツールの場合は、ツールでフォームを作成した後に埋め込みコードをWordPressのサイトに埋め込むだけです。

WordPressのサイトでは、イチからメールフォームを開発したり、外部の企業にフォーム作成を依頼しなくても簡単にメールフォームを設置できるのです。

2.管理画面で簡単に設定できる

WordPressの管理画面からは、簡単にメールフォームの設定ができます。

公開・非公開の設定はもちろん、項目の追加や削除、フォーム内に表示するメッセージの設定なども管理画面から行うことができます。専門知識不要で設定ができますし、複雑な操作はほとんどありません。

また、WordPressは利用しているユーザーが多いので、設定方法や操作手順についての情報量も多い傾向にあります。

3.便利な機能が利用できる

WordPressのサイトに設置したメールフォームでは、プラグインを導入することにより様々な便利な機能を利用できます。

便利な機能の例として、フォームから送信されたデータの保存やCSV出力、データのバックアップ機能などが挙げられます。自動返信メールを設定することも可能であり、顧客対応の効率化が図れます。

他にも、スパム防止や不正アクセス防止といったセキュリティ機能も利用できるため、顧客の情報を安全に保管することも可能です。

WordPressでメールフォームを設置するデメリットは？

WordPressにメールフォームを設置するデメリットは次の3つです。

• セキュリティ対策が必要
• デザインの変更には知識が必要
• 確認画面の設置作業が必要

それぞれについて詳しく解説します。

セキュリティ対策が必要

WordPressのサイトにメールフォームを設置するにあたり、セキュリティ対策は必須です。メールフォームでは顧客の個人情報を扱うので情報漏洩のリスクが伴うからです。

情報漏洩だけではなく、不正アクセスやスパムメールによってWordPressのサイトが改ざんされる可能性もあるため、セキュリティ対策は必ず行いましょう。

プラグインのなかにはセキュリティ対策ができるものがあるので導入する、パスワードを定期的に変更する、アカウントごとで権限を設定するなど、自社で万全のセキュリティ対策を行いましょう。

また、フォーム作成ツールでは、ツール側でセキュリティ対策をしっかりと行っているので安心です。

デザインの変更には知識が必要

WordPressのサイトに設置したメールフォームを思い通りにカスタマイズするには、HTMLやCSSなどの知識が必要になります。

フォームの色をサイトのデザインに合わせる場合やレイアウトを変更する場合などは、フォームの色やデザインを変更しなければなりません。そのためにはHTMLやCSSの記述が必要になりますが、これらの言語の知識が必要になります。

知識がない状態でHTMLやCSSを編集すると、誤った変更を加えてしまいページの表示が崩れたり、正しく動作しなくなる可能性があるため注意が必要です。

確認画面の設置作業が必要

WordPressのフォームでは、回答者がフォーム送信前に入力内容を確認する「確認画面」を自分で追加しなくてはならない場合があります。プラグインによっては、フォームに確認画面が表示されないためです。

確認画面によってフォーム回答者の誤送信が防げる上に、スパムメール対策にもなるので設置したほうがよいといえます。確認画面の設置方法は、下記です。

• HTMLやPHPで確認画面を自作する
• 確認画面追加用のプラグインを導入する

HTMLやPHPを使う方法は専門知識が必要となります。簡単に設置したいならプラグインで設置しましょう。ただこの方法もコツが必要なので、もっと簡単に作成するならフォーム事態をフォーム作成ツールで作るのがよいでしょう。

WordPressのメールフォームを作る2つ方法

WordPressにメールフォームを導入する方法として、下記の2つの手段があります。

• WordPressプラグインで作る
• メールフォーム作成ツールで作る

プラグインで作る

WordPressのプラグインを使用すれば、無料で簡単にメールフォームを作成できます。プラグインをインストールをし、有効化で利用できます。管理画面で入力項目を設定し、返信メールや送信先などを設定するだけで利用できます。

フォーム作成によく利用されるプラグインには、多くのユーザーが利用する「Contact Form7」や確認画面を作れる「MW WP Form」などがあります。

ただし、セキュリティやデータ管理などの機能を追加したい場合は、別のプラグインを導入する必要があります。デザインの変更は自分でコーディングしなくてはなりません。

セキュリティやコーディングなどに関する知識がある場合には、WordPressプラグインを利用する方法がおすすめです。

メールフォーム作成ツールを使う

専門知識不要で簡単にメールフォームを作成したい場合は、メールフォーム作成ツールを利用しましょう。メールフォーム作成ツールとは、あらかじめ様々な機能が用意されており、直感的な操作でフォームを作成できるツールのことです。

デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されていますし、直感的な操作でフォームが完成するので、専門知識がなくても短時間でフォームを作成できます。万全なセキュリティ対策がされているツールも多いです。

メールフォーム作成機能以外にも、顧客管理やマーケティング機能などが備わっているものがあります。顧客管理機能を活用することで、問い合わせのステータス管理や顧客データの分析も簡単にできます。

フォーム作成が初心者の方や、コーディング・セキュリティの知識がない方は、メールフォーム作成ツールを利用するのがよいでしょう。フォーム作成ツールの選び方については、以下で解説します。

WordPressのメールフォーム作成ツールを選ぶポイント

自社サイトに適したメールフォーム作成ツールを選ぶポイントは次の3つです。

• セキュリティ対策
• デザイン性
• 顧客管理機能

上から順に解説します。

セキュリティ対策

WordPressのサイトにメールフォームを設置する際には、セキュリティ対策が万全なツールを選ぶ必要があります。

メールフォームでは多くの顧客の個人情報を扱うため、セキュリティ対策が万全でないと個人情報が漏洩する恐れがあります。情報が漏洩することにより、企業の信頼低下や賠償責任などのトラブルにつながるため、セキュリティ対策は重要なのです。

セキュリティ対策が充実しているツールを選ぶためには、以下のような対策が行われているかを確認しましょう。

• SSL暗号化通信
• ISMS認証、プライバシーマークの取得
• サーバー監視
• スパム対策

デザイン性

メールフォーム作成ツールを選ぶ際は、デザイン性も重視しましょう。

フォームを設置しても、見づらいデザインや入力しにくいデザインだと、ユーザーがストレスを感じ離脱してしまうからです。また自社サイトのデザインにあったフォームにすることで、ユーザーは違和感を感じることがありません。

デザイン性が高いテンプレートが用意されているか、自社のWebサイトに合ったデザインかどうかを確認しましょう。

また、フォーム運用開始後のことも考慮し、デザインのカスタマイズが簡単にできるツールを選ぶことも重要です。ユーザーの回答率を最大化し、フォーム作成の手間を削減するためにも、デザイン性の高いフォーム作成ツールを選びましょう。

顧客管理機能

フォーム作成ツールのなかには、顧客管理機能が備わっているツールもあります。顧客管理機能が備わっているツールを利用することで、顧客情報や問い合わせの内容、対応状況を一元管理できます。

また、SFAやMAツール、メール配信ツールにデータを連携できるものもあり、顧客情報をマーケティングに活用することもできます。

顧客の情報管理や対応業務などを効率化したい場合は、顧客管理機能が備わっているフォーム作成ツールを選びましょう。

WordPressのメールフォームにおすすめの作成ツール3選

作成したフォームをWordPressサイトに設置できる、おすすめのメールフォーム作成ツールを紹介します。

各ツールの特徴を、下記の7つの項目で比較しました。

1.formrun（フォームラン）

formrunは、わずか30秒でデザイン性の高いメールフォームを作成できるツールです。作成したフォームは、数クリックでWordPressサイトに埋め込むことができます。

40種類のフォームテンプレートを揃えており、ドラッグ&ドロップとテキストを入力の簡単操作でフォームを作成できるため、コーディングスキルは不要です。

フォームから送信された問い合わせの状況は、カンバン方式の画面にて一元管理でき、フォーム作成から顧客対応まで一貫して行えます。メールテンプレートの作成や自動返信メールの送信も可能なため、顧客対応の効率化も可能です。

また、formrunは情報セキュリティマネジメントの国際規格「ISO 27001」の認証やプライバシーマークを取得しているので顧客の個人情報も安心して管理できます。

2.フォームメーラー

フォームメーラーは、個人や大企業、官公庁など幅広いユーザーに利用されているフォーム作成ツールです。

メールフォームのほかに、ホームページやランディングページ、注文フォームなどをまで簡単に作成できることが強みです。作成したフォームは、iframe形式またはHTMLソースにてWordPressサイトに設置できます。

フォームメーラーは、スマホでもフォーム編集ができ、メンテナンス性に優れている点もメリットです。

送料設定や金額の⾃動計算、PayPal決済連携など、注文フォーム向けの機能が充実しているため、メールフォームだけではなく注文フォームも運用したい場合におすすめです。

3.Googleフォーム

Googleフォームは、Googleのアカウントがあれば誰でも利用できるメールフォーム作成ツールです。

顧客管理・問い合わせ管理などの機能はないものの、無料で使えるのでコストを抑えてフォームを設置したい方に向いています。

Googleスプレッドシートとの連携が可能であり、フォームの回答データをスプレッドシートにリアルタイムに反映させることができます。ただし、フォームのデザインをカスタマイズするためにはHTMLやPHPなどの知識が必要となるため、注意が必要です。

WordPressのプラグインで作るメールフォーム設置方法

WordPressのサイトに「Contact Form7」を使用してメールフォームを設置する方法を解説します。Contact Form 7とは、プログラミング知識がなくても簡単にメールフォームを導入できるプラグインのことです。

プラグインを検索

まずはWordPressのダッシュボードを開いて、プラグインを検索します。

WordPressのダッシュボード画面を開き、左側のメニューバーにある「プラグイン」をクリックしましょう。次に、画面左上にある「新規追加」をクリックします。

プラグインを追加する画面が表示されたら、検索窓に「Contact Form 7」と入力します。

プラグインをインストール

Contact Form 7のプラグインが表示されたら、右上の「今すぐインストール」をクリックしましょう。

「今すぐインストール」をクリックすると、ボタンが「有効化」に変わりますので忘れずに「有効化」をクリックしてください。

こちらの画面に切り替わり、導入プラグイン一覧に「Contact Form 7」があれば正しくインストールできています。

フォームを作成

Contact Form 7でフォームを作成するには、左側のメニューバーにある「お問い合わせ」をクリックし、「新規追加」をクリックしてください。

コンタクトフォームの作成画面が表示されるので、「お問い合わせフォーム」など、任意のタイトルの記入をしましょう。

テキストエリアには、デフォルトで「氏名」「メールアドレス」「題名」「メッセージ本文」の項目が設置されています。特に追加の必要がなければ、画面下にある「保存」をクリックしましょう。これでフォームの作成は完了です。

メールアドレスを設定

メールアドレスを設定することで、フォームに回答があった場合に通知が届くようになります。

フォーム作成画面にて「メール」タブを選択し、通知先のメールアドレスを設定しましょう。各項目には、以下のような内容を設定します。

• 送信先：通知を受け取るメールアドレス（メールフォーム対応担当者）
• 送信元：通知メールの送信元メールアドレス
• 題名：メールの件名
• 追加ヘッダー：メールの返信先
• メッセージ本文：メールの内容

自動メールを設定

「メール」タブのページ下部に表示されている「メール（2）」では、自動返信メールを設定できます。自動返信メールを設定すれば、回答者に対して、問い合わせを受け付けた旨のメールを自動で送信できます。

自動返信メールを設定するためには、まず「メール (2) を使用」の左にチェックを入れます。

そうすると項目が展開されますので、「題名」や「メッセージ本文」などを編集しましょう。「題名」「メッセージ本文」以外の項目は、デフォルトのままでも問題ありません。記入が完了したら「保存」ボタンをクリックしましょう。

ショートコードを設置

メールフォームの作成ができたら、WordPressの固定ページにショートコードを埋め込みます。

画面右上にある「保存」をクリックするとショートコードが表示されるため、メモ帳などに貼り付けておきましょう。

次にWordPressのダッシュボード画面の左メニューにある「固定ページ」をクリックし、「新規作成」をクリックします。コピーしたショートコードを、テキストエリア内に貼り付けてください。

WordPressのプレビュー画面で確認し、正しくフォームが表示されていれば完成です。

テストを行う

作成したフォームが正しく動作するかを確かめるために、WordPressのプレビュー画面からテストを行いましょう。

実際に作成したメールフォームの必要項目に入力をして送信まで行い、設定したアドレス宛てにメール通知が届くかを確認します。入力しにくいフォームになっていないか、表示が崩れていないかもあわせて確認しましょう。

意図した通りに動作していれば、次のセキュリティ対策に進みます。

セキュリティ対策を行う

スパムメールや顧客情報の漏洩などを未然に防ぐためには、セキュリティ対策を行う必要があります。

Contact Form 7でセキュリティ対策を行うには、「Invisible reCAPTCHA（リキャプチャ） for WordPress」というスパム対策のプラグインを追加する方法や、不正アクセスを防止する「Honeypot for Contact Form 7」を導入するなどの方法があります。

CSSでデザイン変更

コーディングの知識がある場合は、CSSを記述してデザインを変更できます。

デザインを変更するには、ダッシュボード画面の左メニューから「お問い合わせ」→「コンタクトフォーム」の順でクリックします。フォームの一覧が表示されたら、デザインを変更したいフォームの「編集」をクリックしましょう。

フォーム編集画面の「その他の設定」タブをクリックすると、デザイン変更用のCSSを記述できます。コードを記述したら、「保存」ボタンをクリックしましょう。

補足：確認画面の設置

Contact Form 7は、回答者がフォーム送信前に入力内容を確認する「確認画面」の設置ができません。

確認画面があれば、ユーザーの誤送信を防げます。確認画面をプラグインで実現したい場合は、「MW WP Form」を利用すると良いでしょう。「MW WP Form」の概要や使い方は、以下の記事で詳しく解説しています。

「MW WP Form」の特徴と使い方を豊富な画像で紹介！

WordPressのサイトにフォームを設置できるプラグイン「MW WP Form」について解説します。特徴やフォームを設置する方法、カスタマイズ方法を画像付きで解説するとともに、注意点やフォームを簡単に作成できるツールも紹介します。

メールフォームを最適化しよう

WordPressのサイトにメールフォームを設置することで、顧客からの問い合わせや注文などを24時間受け付けることができます。

メールフォームを設置する方法には、プラグインを導入する方法とフォーム作成ツールを利用する方法の2つがあります。専門知識不要でデザイン性・機能性の高いフォームを作成したいなら、メールフォーム作成ツールがおすすめです。

formrunは、最短30秒でメールフォームを作成でき、数クリックでWordPressサイトに埋め込むことができるフォーム作成ツールです。問い合わせステータスや顧客情報の管理ができるだけではなく、自動返信メールやメールテンプレートの利用も可能なため、顧客対応業務も効率化できます。

無料でも利用できるので、ぜひお試しください。

【専門知識不要】数クリックでWordPressサイトへ埋め込めるフォーム作成ツール「formrun」はこちら！

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