Social(ソーシャルメディア)

名前の通り、ソーシャルメディアからのトラフィックが分類されるカテゴリです。こちらはGoogleアナリティクスが自動で分類してくれます。

Socialに分類されるトラフィックの例に以下のようなものがあります。

  • Facebook
  • Twitter
  • Hatena Bookmark
  • Naver
  • OKWave

この他にも約400種類のサイトがSocialに自動的に分類されます。

必ずしも全てのソーシャルメディアがSocial扱いされるわけではない

注意する必要がある点としては、全てのソーシャルメディアがSocial扱いされるわけではない点です。あくまでGoogleアナリティクス上であらかじめ決められたメディアからのトラフィックしか分類されません。

Googleは全世界全てのソーシャルメディアを認識することができませんし、アプリからのアクセスであれば、そもそも経由情報を持っていないことがあります。それらに該当する場合は、ソーシャルメディアからのアクセスはDirectやReferralにカウントされることがあります。

日本で盛んなSNSでありながら現時点でトラフィックがSocialに分類されないのがLINEです。LINEはアプリからのアクセスになるため、「どこのサイトから訪問したのか」といった経由情報を持ちません。そのためDirect扱いされてしまい、アクセスの実態が掴めなくなってしまいます。

LINEからのトラフィックをDirectではなくSocialに分類するために必要なのは、投稿したURLの最後に「?utm_source=line&utm_medium=social」といったパラメータを設定することです。パラメータを設定することにより自動的にSocial扱いされます。ただし、ユーザーが共有したURLからの流入をSocialに分類することは、現在のところできません。

LINEのパラメータの設定の仕方の詳細はこちらの記事を参考にしてください。
参考
LINE運用担当者は要確認!GoogleアナリティクスでLINEからの流入を計測する方法|ferret [フェレット]

SNS上の広告からの流入にもキャンペーン設定を忘れずに

パラメータを設定しなければ、SNSからの自然なトラフィックなのか、広告によるものかは判別することはできません。例えば、facebook広告からのトラフィックもパラメータを設定しなければ、Social扱いになってしまいます。

広告を出稿する場合は適切なパラメータを設定することを忘れないようにしましょう。設定の仕方は先ほどのリンクを参考にしてください。

参考:
Googleアナリティクスでよく使われるパラメーターとは|ferret [フェレット]

Referral(別サイトからの流入)

Referralは別のサイトからのトラフィックが分類されます。Referralの場合は、リンクを貼ったサイト次第なので、こちらで特にパラメータを設定することはできないですし、する必要もありません。

Referralを確認する上でリファラスパムに注意

他の注意と少し観点が異なりますが、Referralを確認する際に気をつけたいのがリファラスパムです。リファラスパムとは、ファラ情報を確認したサイト管理者をスパムページに誘導するという行為です。

知らないページからのアクセスがあった際に、どういう文脈でリンクが設置されているか確認したくなるサイト管理者の心理を利用したスパムです。

リファラスパムの目的は宣伝やPV稼ぎということもありますが、ウイルス感染が目的の可能性もあります。不用意にリンクをクリックしないように注意しましょう。

また、リファラスパムのアクセスはサイト運営の参考にならないために除外する必要があります。直帰率や平均セッション時間などのデータが本来のものと変わってしまうためです。

リファラスパムについての判別方法や、アナリティクスに反映させないための設定の仕方は以下の記事を参考にしてください。

参考:
アクセスが不自然に急増したら要注意!Googleアナリティクス上で確認されるリファラスパムを解説|ferret [フェレット]