LINE広告とは？他の広告との違いや機能詳細、活用例まで解説

LINE広告は、日本人の7割以上が使用しているLINEで広告を配信できるサービスです。LINEは幅広い年齢層が使用しているため、さまざまな商材の認知拡大やブランディングに活用できます。

しかしその一方で、特徴や使い方がよくわからないという声も少なくありません。そこで、LINE広告と他の広告との違いや掲載面、フォーマットの種類などについて詳しく解説します。

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目次

1. LINE（ライン）広告とは
2. LINE（ライン）広告の掲載面の種類
3. LINE（ライン）広告の掲載フォーマットの種類
4. ターゲティング機能と配信機能の種類
5. LINE広告の効果を高めるためのポイント
6. LINE広告の成功事例
7. LINE広告動画を認知拡大やブランディングに活用しよう

LINE（ライン）広告とは

LINE広告とは、LINEユーザーやLINE関連サービスを利用しているユーザーに対して配信できる広告です。

LINEの月間利用者数（2022年3月末時点）は9,200万人にもおよぶため、多くの人に向けて広告を配信できます。

また、ユーザーの性別や地域、年齢などの情報をベースに詳細にターゲティングできるため、少ないコストで高い効果が期待できます。

さらに、静止画から動画まで幅広い掲載フォーマットに対応しているだけでなく、掲載面の種類もさまざまです。

他の広告との違い

先述した通り、LINE広告動画は日本人口の7割以上が利用しているLINEユーザーに対して広告を配信できます。一方、リスティング広告は関連情報を検索したユーザーにのみアプローチできます。

純広告やそのほかのSNS広告はターゲットにバラつきがあるため、広告の内容に興味を持つ可能性が低いユーザーに対しても配信することになるでしょう。

この点はLINE広告にも同じことが言えますが、LINE広告の場合、ユーザー数が非常に多いため、ピンポイントでターゲットにアプローチできないデメリットをカバーできます。

さらに、LINE広告はターゲティング機能に優れており、興味・関心が高いユーザーに向けて広告を配信することも可能です。

LINE（ライン）広告の掲載面の種類

LINE広告を利用する際は、静止画と動画のどちらを配信するか、どの掲載面に配信するかを選択します。広告の内容やターゲットに応じて、最適な掲載面に配信する必要があるでしょう。

ここでは、LINE広告の掲載面の種類と、それぞれに適したケースについて詳しく解説します。

トークリスト

トークリストは、トークリスト最上部に表示される広告です。

ユーザーはトークをクリックする感覚で広告にアクセスするので、自然な流れでランディングページなどに誘導することができます。

LINEサービスの中でも頻繁に使用されるトーク画面に広告を掲載できるので、多くの人に視認してもらえる可能性があります。

LINE NEWS

LINE NEWSは、エンタメや国内、トレンドなど、さまざまなジャンルのニュースを配信しているサービスです。

LINE NEWSの月間利用者は7,100万人、月間PV数は140億以上を記録しています（2020年3月時点）。さらに、1日8,000件以上のパーソナライズ化されたコンテンツを配信しているため、ユーザーのニーズにあった情報を届けやすくなっています。

そこで近いジャンルの掲載面に広告を配信することで、コンテンツに興味を持つユーザーの目に触れる可能性が高まるでしょう。

使用できる用途は、IT製品やサービスのほか、革製品や美容品、家事代行サービスなど多岐にわたります。

LINE VOOM（旧タイムライン）

LINE VOOMは、テキストや写真、動画、スタンプなどを用いて近況や情報を投稿したり、友だちの投稿を確認したりできる機能です。以前までは「タイムライン」と呼ばれていました。

訪問ユーザー6,800万人以上の中で、4,900万人以上は広告に接触しており、幅広い年齢層のターゲットにアプローチできます（2019年8月時点）。

LINE VOOMは、美容品やサプリメントなど、文章と視覚の両方でアピールしたい広告の配信に向いている掲載面です。

タイムラインを流し見する中で興味がわく広告が目に入り、思わずクリックしてみるユーザーは多いでしょう。

LINEマンガ

LINEマンガは、約40万点以上のマンガを楽しめる電子コミックアプリです。

2013年にサービスを開始して以来、ユーザー数が増えたことを受けて、2017年から広告の掲載を開始しました。

LINEマンガは主に10～20代の若年層がメインユーザーのため、若年層をターゲットにしたい場合に向いています。

例えば、美容商品やファッション用品、ゲーム、映像作品などが挙げられるでしょう。

LINE BLOG

LINE BLOGは、タレントやアーティストなどの著名人から一般人まで投稿できるブログサービスです。月間PV数は2億以上を記録しています（2017年5月時点）。

メインユーザーは20～40代と幅広いため、さまざまな製品やサービスの動画広告を配信できます。

例えば、30〜40代を対象とした転職サイト、若年層向けの化粧品販売サイトなどが挙げられます。

LINEポイント

LINEポイントは、プラットフォーム上でポイントを貯めて使用できるサービスです。

LINE Payで支払いしたり、キャンペーンに参加したりすることで、ユーザーはポイントを貯めることができます。

LINEポイントにおける広告は、ポイントの取得に興味を持つ40～50代のユーザーがターゲットとなるサービスに向いています。

例えば、ローン契約サービスやサブスクサービスなどが挙げられます。

LINEショッピング

LINEショッピングは、1億点以上にもおよぶ商品の中でショッピングを楽しめるサービスです。

会員登録数は3,000万人を突破しており、男女比率は3：7となっています。

LINEショッピングでは、ファッションや雑貨、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど、幅広い商品を扱っています。

そのため、あらゆる分野の広告配信に向いている掲載面といえるでしょう。

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークは、LINEとLINE関連のサービスで広告を配信できるサービスです。豊富なキャンペーンを配信できるため、広告収益の最大化を目指すことができます。

LINEが抱える膨大なデータを活用しながら、ユーザーにとって最適化された広告配信を実現することが可能です。

また、クリエイティブに対して掲載基準を設けており、ユーザーがストレスを感じにくい環境で広告を配信できます。

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誰にでも簡単にわかる！LINE広告動画の最新活用ガイド

LINE動画広告の活⽤を検討するにあたり、知っておきたい基礎知識を解説致します。

LINE（ライン）広告の掲載フォーマットの種類

LINE広告の掲載フォーマットは、Card（16：9）、Square（1：1）、 Vertical（9：16）、カルーセル（スライド式）、Small Image（画像小）の5種類です。

ファーストビューでインパクトを与えたいときはVertical、画像と文字の両方を使用したいときはSquare、画像のみを使用するときはCardといった使い分けができます。

ターゲティング機能と配信機能の種類

LINE広告は、ターゲティング機能と配信機能の種類が豊富なため、さまざまなジャンルの動画広告に使用できます。種類別に、どのようなケースに向いているのか詳しく見ていきましょう。

LINEターゲティング

LINEターゲティングとは、年齢や性別、地域、行動、興味関心、属性などを指定して、条件を満たすユーザーに対して広告を配信できる機能です。

自社製品やサービスに興味を示す可能性があるユーザーにのみ配信できるため、費用対効果が高くなる傾向があります。ターゲットが明確な場合に利用するとよいでしょう。

オーディエンス配信

オーディエンス配信とは、ユーザーデータに基づいて配信するターゲットを指定できる機能です。

例えば、サイトにアクセスした人やアプリの利用者、購入や閲覧のデータ、電話番号やメールアドレス、LINE公式アカウントの友達などをもとに配信先を指定します。

製品やサービスに興味を持つ可能性があるユーザーの行動が明確な場合に役立ちます。

自動最適化配信

自動最適化配信とは、機械学習によって入札価格の上限を定め、そのうえで配信結果に基づいて目標達成に向けてAIが自動で入札調整する機能です。AIが細かな調整を行うため、業務効率化に繋がります。

まずは、少ない負担で動画広告を配信して様子を見たい場合に向いているでしょう。

友だち追加

LINE公式アカウントの友達を増やせる機能です。友だちを獲得する度に費用が発生しますが、獲得できなければ費用は発生しないため、ランニングコストの面でメリットがあります。

口コミで少しずつ製品やサービスの認知度を高めたい、1人の顧客との関係を築きたいといった場合に向いています。

オーディエンスセグメント配信

年齢、性別、地域、興味関心などで絞って、広告を配信できる機能です。

ユーザーの属性や興味を推測することも可能で、より効率的に広告を配信できます。

また、ターゲットの設定は細かく実施することが可能です。例えば、エリアに関しては市区町村を選択できるだけでなく、特定エリアの半径レベルでターゲティングすることができます。

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

LINE公式アカウントの友だち情報に基づいて、広告を配信する方法です。友だちからオーディエンス（配信するターゲット）を作成します。

オーディエンスは、「ターゲットリーチ（ブロックされていない友だち）」と「ブロック中の友だち」にわけることが可能です。

そのため、ターゲットの状態にあわせてアプローチを変えることもできます。

類似配信

類似配信とは、コンバージョンしたユーザーや入力した顧客情報に類似したユーザーに対して広告を配信できる機能です。

コンバージョンしたユーザーに類似したユーザーに広告を配信して反応を見ることで、新たなターゲットが生まれる場合があります。ターゲットがある程度明確でありつつも、他のターゲットを見つけたいときに役立ちます。

ただ、類似性が高いほどアクションを期待できますが、配信できるユーザー数は限られてしまいます。

リエンゲージメント配信

アプリを使用していないユーザーにアプローチするための広告です。

インストールはしたものの、休眠状態になっているユーザーに対して、過去の行動データに基づいた広告を配信します。

リエンゲージメント配信によって興味・関心を高められれば、アプリを再び使用するように促進することが可能なのです。

予約型広告

予約型広告とは、配信面や期間などをあらかじめ設定しておく広告のことです。

広告を一度配信してしまったら調整はできませんが、優先的に広告を配信する機能を利用することができます。

さらに、広告接触の有無でユーザーを分類抽出する機能も利用可能です。

LINE広告の効果を高めるためのポイント

LINE広告の効果を高めるには、次のようなポイントを押さえる必要があります。

複数の広告を配信して効果を検証する

複数の広告を配信し、ユーザーの反応を見ましょう。ユーザーの情報をもとに、あらかじめ設定していたターゲットとの一致率を確認してください。

一致していない場合は、広告の内容を見直すか、ターゲティングを修正しましょう。

ターゲット別にコンテンツを作成する

複数のターゲットがいる場合は、それぞれに最適化したコンテンツを配信します。ただし、ターゲットが多すぎると、広告効果が低くなる場合があります。そのため、ターゲットは可能な限り絞り込むことが重要です。

ターゲット別に作成したコンテンツを配信し、その反応を見てターゲットを絞り込むのもよいでしょう。

最初の数秒に視覚効果が高い演出を入れる

LINE広告動画の場合は自動再生のため、その動画に興味がないユーザーの目にも触れます。そのため、最初の数秒に視覚効果が高い演出を入れると、興味をひける可能性が高まります。

LINE広告の成功事例

ここでは、 LINE広告の成功事例を紹介します。

会員サービスのID連携数を前月比7倍に「三井住友カード株式会社」

三井住友カード株式会社は、LINE公式アカウントを開設することでID連携数を前月比7倍にまで伸ばすことに成功しました。

同社は、情報を最適なタイミングで配信したい、利便性を向上させたいという目標を掲げていました。

会員サービスのIDとユーザーのLINEアカウント連携を促進し、通知機能を利用することで申し込み数が著しく増加しました。

導入後2ヶ月でCPA40%抑制！「ヒューマンステージ株式会社」

人材紹介事業を手掛けるヒューマンステージ株式会社は、LINE広告を活用することで、CPAは約40％抑制することができました。

同社は人材の派遣や紹介を正確に実施できるように、多くのユーザー数を抱えるLINEに注目したと言います。

新規ユーザーにアプローチするためにクリエイティブを工夫したり、ユーザー情報に基づいたターゲティングを実施したりすることで、成果向上を実現しました。

LINE広告を認知拡大やブランディングに活用しよう

LINE広告を活用することで、ターゲット層へ向けて商品やサービスを視覚的にアプローチできます。

ただし、LINE広告にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や効果は大きく異なります。そのため、ターゲットごとに複数のコンテンツを配信し、PDCAを回しながら効果が高い広告の作成を目指すことが重要です。

今回、紹介したLINE広告の掲載面や配信方法の種類だけではなく、LINEが提携している外部アプリに広告を配信できる「動画リワード広告」や入稿できる動画のサイズなどの規定までチェックし、LINE広告の効果を高めたい方は、ぜひ以下のPDF資料をダウンロードしてみてください。

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