SERPsにおける3つの特徴的な変化

では、前述の広告枠の変化以外に、実際にどのようにSERPsが変化しているのでしょうか。

今回は、具体的に3つほど特徴的な変化を取り上げたいと思います。

SERPsにおける3つの特徴的な変化

1. ナレッジパネル
2. ローカルパック
3. アンサーボックス

  

ナレッジパネル

ナレッジパネルとは、Googleの持つ「ナレッジグラフ」と呼ばれるセマンティック検索の情報データベースをもとに、特定のトピックに関する構造化された詳細情報を提供するパネルです。
  
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▼「コーヒー」検索結果

  
単なる「キーワードを含有する」ページ検索結果を出すのではなく、様々な情報の属性や関連性を鑑みて検索結果画面に表示する仕組みです。
  

ローカルパック

位置情報を組み合わせたクエリ(例:「渋谷 イタリアン」「本屋 梅田」など)で検索した際、Googleマップと一緒に表示されるため、馴染みのあるものではないでしょうか。
  
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▼「市ヶ谷 ラーメン」検索結果

  
2015年7月頃までは、7つサイトが表示されるなどしていましたが、2015年8月以降は3パック表示で定着しています。モバイルユーザーの影響力が大きい昨今では、検索結果上部に表示される本領域の影響力は大きくなっているといえるでしょう。
  

アンサーボックス

検索結果において、アンサーボックスと呼ばれる表示には3つの種類があると言われています。

アンサーボックスの種類

・Featured Snippet(強調スニペット)
・Knowledge Cards(ナレッジ・カード)
・Live Results(ライブ・リザルト)

  
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▼Featured Snippet(強調スニペット)▼

    
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▼Knowledge Cards(ナレッジ・カード)▼

  
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▼Live Results(ライブ・リザルト)▼

  
この中でも、特に、Featured Snippet(強調スニペット)は表示が拡大する傾向にあるため、注視する必要があります。

参考:
検索結果「0位」として注目される強調スニペット(Featured Snippets)とは

これらアンサーボックスは、ユーザー目線で考えると、検索結果画面上にてクリックせずとも知りたい情報にたどり着けるため、非常に有益な機能であると言えます。

一方で、Webサイトを運営する企業側としては、本来自社サイトへのリンク検索結果に表示させ、クリックしてもらい、サイトに訪問した上で情報を知ってもらいたいという本音もあるでしょう。とは言え、アンサーボックスの表示が拡大する昨今においては、いかにアンサーボックスに自分たちの情報を引用してもらうか、という発想に切り替えることも重要だと言えます。