この記事は2017年4月28日の記事を再編集しています
本記事内で紹介しているOne Pageは株式会社ベーシック提供のサービスです

サービスを開始する前に、「本当にこのサービスを必要とするユーザーがいるのか」どうかを知る必要があります。

サービス提供者がどれほど良いサービスだと思っていても、そもそも必要とされていなかったり、使いにくく不便だと思われたりするような内容であれば、成功する確率は限りなく低いでしょう。

ターゲットユーザーに試験的にサービスを利用してもらうことで、そもそもニーズがあるのか、使ってもらえるかどうかを検証することを「テストマーケティング」と呼びます。
どのようなサービスであれ、確実に行っておいた方が良い施策でしょう。

今回はテストマーケティングで見るべき指標や、テストマーケティングをおこなうときに役立つサービスをご紹介します。

テストマーケティングとは

新しい商品やサービスをリリースするときに、試験的にユーザーに利用してもらいその反応をみて実際の施策に生かす手法です。
試験的にユーザーの利用状況を見れるので、在庫超過や予算オーバーのリスクを軽減できるメリットがあります。

テストマーケティングを行うときは、先に対象となるターゲットやチャネルを決めておきましょう。
本来のターゲットユーザーと異なるユーザーに向けてテストしても有益な結果が得られないからです。
その意味では、サービス開始前にターゲットユーザー像を明確にする役割もあるといえます。

オフラインでテストマーケティングする方法

オフライン上でテストマーケティングをおこなうには以下の3つの方法があります。

実際に市場で利用してもらう

試験的に販売、リリースしてユーザーに利用してもらう方法です。地域を限定して小規模で行い成果をみます。全国で販売する予定のものは、全国市場と傾向が似ていて平均的な静岡や広島でおこなうのが良いでしょう。

モニターに使ってもらう

すでに自社サービスに多くのユーザーがいる場合、既存ユーザーにモニターとして試験的に利用してもらいましょう。既存ユーザーは新サービスのユーザーになる可能性が高い層です。すでに自社のことを知っているユーザーなので、より詳細でサービス改善に役立つ意見をもらえるかもしれません。

会場でヒアリングする

展示会やイベントに参加する機会があれば、その場でユーザーに話を聞く方法もあります。上の二つと違うのはユーザーと直接会って話が聞けることです。どこが使いづらいのか、どこを改善してほしいのか、細かくヒアリングしてみましょう。

参照:
テストマーケティングの手法・考え方
マーケティングがわかる事典 オンライン版

オンライン上でテストマーケティングをおこなうには

「テストマーケティングは予算が豊富にある大企業しかできないのでは?」というイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、インターネットを使えば簡単にテストマーケティングができます。

アンケート

インターネット上でアンケートを作成すれば、簡単にユーザーの回答を得られます。より多くのユーザーに回答してもらえるよう、質問文をわかりやすい文章で書くなど気をつけるポイントがあります。詳細は下記の記事をご覧ください。

参照:
アンケートを作成するなら必読!回答率・正確さを高めるためのポイント4選

キャンペーン

期間を限定しておこなうキャンペーンもテストマーケティングとして利用できます。

SNS

SNSでのユーザーの反応をサービスの改善に生かす方法があります。facebookやTwitterでサービスに関する投稿で、いいね!数をコメント数、コメント内容をみてユーザーの反応を確かめられます。すでに自社のSNSアカウントをお持ちであれば、テストマーケティングを初めてやる方でも簡単に実施できます。

Webモニター

ホームページ上でモニターにアンケートを回答してもらう、サービスを利用もらう方法です。上で書いたようにあらかじめ特定のユーザーに限定しておこなえば、より詳細なフィードバックをもらえるでしょう。

クラウドファンディング

意外に思われるかもしれませんが、クラウドファンディングもテストマーケティングの一つとして利用できます。商品やサービスに価値を見出した人から資金を集められるのがクラウドファンディングです。サービスがそのくらい共感してもらえるかを判断する指標の一つになります。

テストマーケティングで見るべき指標

テストマーケティングで得られた結果で見るべき指標は主に以下の3つです。

商品、サービスの仕様

機能はもちろん、パッケージデザイン、価格、名称など商品やサービスそのものに関する仕様を確認しましょう。例えば学生向けのサービスなのに価格が高く設定されていては、ユーザーの反応が良くないのが予想できます。ユーザーの反応から商品の改善すべきポイントが見えてくるはずです。

流通チャネル

商品がどの経路からユーザーに届くのか、流入経路を確認しましょう。販売店舗のどこで多く買われているのかがわかれば、購入されやすい店舗の傾向が見えてくるでしょう。

参照:
情報システム用語事典:テストマーケティング(てすとまーけてぃんぐ) :blank

広告、プロモーション

商品がユーザーに届くかどうかは広告によって大きく変化します。新しいサービスを通して自社の認知度を高めたい、新サービスを自社の新たな主力売り上げ商品にしたいなど、目的によってうつべき広告は変化します。目的に合った広告なのか、広告で訴求できたのは狙っていたユーザーなのか確認しましょう。
Web広告の効果測定をするときに抑えておくべきポイントは以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。Webに限らず広告を運用するときにも役立ちます。

参照:
Web広告効果測定で必ず押さえておきたい11個のこと

テストマーケティングで役立つサービス

テストマーケティングを実施するときに役立つツールをご紹介します。

One Page[PR]

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One Page

One Pageは400種類以上のデザインとドラッグ&ドロップの簡単操作により、キャンペーン用のページを3ステップで作成できるサービスです。
新しい企画・事業に対するユーザーの反応を調査するため、告知用のページを簡易的に作っておき、詳細ページへのリンクのクリック率や
ページ滞在時間などを分析すると良いでしょう。サービスリリース前のティザーサイト作成にも使えます。

TesTee

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TesTee

株式会社TesTeeが運営するアンケートアプリです。
10代、20代の若年層に特化しており、画像を比較するシンプルなアンケートを配信できます。商品やサービスのプロモーションとしても利用できるのが特徴です。

Questant 

無料セルフアンケートASP『Questant(クエスタント)』_MACROMILL.png
Questant

株式会社マクロミルが運営するアンケート作成サービスです。
アンケートの回答結果は円グラフや棒グラフを使ってリアルタイムに表示できるので、自分で集計する必要がありません。

参考:
アンケートページが誰でも簡単に作成できるサービス「Questant」とは?

ミルトーク 

ミルトーク(法人サイト)|無料でアイディア募集・意見募集・質問できるユーザートークサービス__Macromill_.png
ミルトーク

株式会社マクロミルが運営する調査サービスです。
100件まで無料で調査を実施でき、トークルームを作りユーザーとチャットでやりとりができます。

Googleフォーム 

Google_フォームでアンケートを作成する___ドキュメント_エディタ_ヘルプ.png
Googleフォーム

Googleが運営するフォーム作成ツールです。
選択式やプルダウン式など最適な形式を選べます。アンケート結果は自動的にフォームに集計され、スプレッドシートで詳しく分析することも可能です。

Makuake

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Makuake

株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する、クラウドファンディングプラットフォームです。流入が多く、たくさんの人に見てもらえるので資金を集めやすいのが特徴です。

CAMPFIRE

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CAMPFIRE

株式会社CAMPFIREが運営する、クラウドファンディングプラットフォームです。プロジェクトの作成・公開は無料で、審査は最低限とされており、最速で即日に公開できます。

まとめ:「いきなり本番」ではなく、まずはテストマーケティング

実際にサービスを使ったユーザーの感想や反応が、サービス提供者の予想どおりとは限りません。ユーザーは時間と手間をかけてサービスに対して回答してくれます。テストマーケティングで得られた反応を、サービスをよりよくするために生かしていきましょう。