ブログの誕生は1993年にまで遡ると言われていますが、2001年にはMovable Typeが登場し、この頃に日本でもAmazonアソシエイトプログラムが始まったり、2003年末にはNiftyのブログサービス「ココログ」が開始されるなど、日本国内でも2000年代前半には一気にブログが普及したと言われています。

ブログを開設するメリットは様々ですが、特筆すべき点は、ホームページを作成するスキルやデザインを行うスキルがなくとも、WordPressのようなCMSを利用したり、ブラウザ上で簡単に操作できるブログサービスを利用することで、書く内容さえあれば、誰でも簡単に発信が行える点です。
最近では、レンタルサーバーも月に牛丼1杯分の値段で利用でき、ハイクオリティなWordPressのテンプレートも揃っているため、大規模なブログメディアを時間をかけずに構築することも可能になりました。

SNS全盛期のこの時代でも、ブログメディアは大きな影響力を持っています。
書き続けてコンテンツが蓄積されていけば、検索エンジンにも引っかかりやすくなり、さらに力を増していきます。

今回は、新しくブログメディアを開設するときに役立つWebサービスをご紹介します。
誰でも発信できるようになったからこそ、誰もがライバルになる時代です。ライバルに差をつけるために、最低限ご紹介するサービスはチェックしておきましょう。

新しくブログメディアを開設するときに役立つWebサービス10選

1. Googleトレンド

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Googleトレンドは現在Googleで検索ボリュームが増加しているキーワードを一覧で確認したり、気になるキーワードがどれくらい検索されているかを確認することができるツールです。

コンテンツを執筆するときに、自分が書きたい内容だけを読んでいてもあまり読まれないケースがあります。
そうした場合に、どんなキーワードが人気なのか、その動向を調べながら「旬」なネタを提供していくことも一つの戦略です。

人気の検索キーワードは「トップニュース」「ビジネス」「科学&テクノロジー」などのカテゴリーごとで表示することも可能です。
日々、どんなキーワードが注目されているのかをチェックするだけでも、執筆のネタが増えるのではないでしょうか。

参考:
Googleトレンドとは?気になるキーワードの人気度がわかる無料ツール!

2. aramakijake

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aramakijakeはキーワードの検索ボリュームを確認するためのチェックツールです。

Google AdWordsのキーワードプランナーを使っている方もいらっしゃるでしょうが、キーワードプランナーは2016年夏からAdWords広告を出稿している広告主のアカウントでしか正確なデータを見ることができなくなりました。
akamakijakeはキーワードプランナーほど正確にボリュームを出すことはできませんが、大まかにどれくらい検索されているのかを確認することができます。

3. Burst

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Burstは海外のECサイト構築サービスShopifyが新しくスタートさせたフリーストックフォトのサービスです。

ブログ記事を書いていると、文字が増えていきますが、間に写真が挟まっていたほうが読みやすいものです。
Burstでは高品質の写真が無料で掲載可能なので、イメージに合うキーワードで検索してブログ記事に掲載してみてはいかがでしょうか。

写真はCreative Commons Zero(CC0)ライセンス(商用利用も可能)となっています。

4. Canva

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Canvaはポスターのようなデザインの画像が簡単に作成できるWebサービスです。
Canvaを使うことで、写真にタイポグラフィを画像ソフトなしで簡単に加えられます。

ブログサムネイルを作成するときに役立ちそうですが、他にもTwitterの投稿サイズやFacebookの投稿サイズなど、用途に応じた大きさのテンプレートが揃っています。
高品質なデザインのテンプレートを選んで編集するだけなので、センスに自信のないひとでも素敵なクリエイティブを短時間で作成することができます。

参考:
無料プランでも十分使える!誰でも高品質なバナーを作成できる「Canva」の使い方を徹底解説

5. Pablo

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PabloはSNSの自動投稿ツールを提供しているBufferが公開している画像編集サービスです。
使い方はCanvaに近いものとなっていますが、UIがシンプルなので、より直感的に扱うことができるでしょう。

ベースとなる素材の写真も60万枚以上の中から選ぶことができます。
ロゴ画像があれば、クリエイティブにロゴを追加することも可能です。

6. Hootsuite

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Hootsuiteは、さまざまなソーシャルメディアのタイムラインを同時に開いてソーシャルリスニングを行うことができるプラットフォームです。

ブログを開設したら、検索されるのを待っているだけでなく、ブログを書いたことを発信したり、他のユーザーとコミュニケーションを取ったりしながらコミュニケーションを取っていくのが大切です。

Hootsuiteでは、FacebookやTwitter、InstagramやYouTubeなど、35以上のソーシャルメディアアカウントのタイムラインを同時に見ることができるので、アプリをいちいち切り替えなくとも、より気軽にユーザーとのコミュニケーションを取ることができるようになります。SNSの予約投稿にも対応しています。

参考:
時間と労力を節約!ソーシャルメディアを一括管理できるプラットフォーム「Hootsuite」とは?

7. Benchmark

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ソーシャルメディアだけでなく、Eメールを使ったメールマガジンを配布することで継続的に読者のエンゲージメントを増やしていく方法もあります。
気軽にEメールマーケティングを行うなら、Benchmarkがオススメです。

Benchmarkでは、ドラッグ&ドロップで簡単におしゃれなHTMLメールを配信することができ、ブログに簡単に追加できる登録フォーム機能も付いてきます。
ステップメールを使ってその後のフォローアップをすることも可能です。

開封・未開封・エラーの割合をリアルタイムで確認することもできるほか、メールはレスポンシブデザインに対応しています。
ブログの新着情報を定期的に送って、ブログへの来訪数を増やしていきましょう。

8. はてなブックマーク

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はてなブックマークは、オンライン上にブックマークを保存するソーシャルブックマークサービスです。

ただ単に自分の気に入った記事を保存するだけでなく、日本のブログメディア界隈においては「はてブ」をされればされるほどバズが起きやすくなるので、見逃せない指標となっています。

はてなブックマークの公式SNSアカウントでは、「はてブ」が多くついている記事がリアルタイムで流れてくるので、フォローをして随時チェックをすることをオススメします。

9. Enno

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Ennoは、日本語の文章の変換ミスや誤字脱字などのエラーをチェックしてくれる校正ツールです。
プロの校正ほどではありませんが、あからさまなミスのほとんどは訂正することができます。

Ennoでは、フォーマルな文章を中心に、さまざまな日本語のエラーをチェックすることができます。
英語などの言語が入っていたり、ソースコードが挿入されていても日本語部分をチェックしていきます。

一人でブログ記事を書いていると、本当に自分の書いている日本語は正しい文体になっているのか不安になることがあります。
公開前に、一度Ennoを使って内容を確認しておきましょう。

10. 文字数カウント

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文字数カウントは、JavaScriptを用いた簡易的な文字数チェッカーです。

ブログ記事を作成しているとつい書きすぎてしまったり、逆に短すぎてしまったりする時があります。
適切な長さは内容により異なりますが、大体平均何文字ぐらいが良いのか把握するために、定期的に文字数をチェックしておいた方がいいでしょう。