ECサイトの売上を伸ばす、商品データの活用方法とは? 専門家に聞くマーケティング改善案【多品目EC業界編】
ECサイトの主なマーケティング活動の一つに、データフィードを活用した広告があります。一方で、その効果を最大限に出すための「データ整備」が不十分である場合も少なくありません。
さらに売上を伸ばすためには、どのような点に気を付けるべきか。ECサイトの中でも特に多品目を扱うECサイトでマーケティング活動を行う際の要点について、株式会社オプトの安本氏に伺いました。
▼前回の記事はこちら
広告クリエイティブ改善で重要なことは? 専門家に聞くマーケティング改善案【D2C業界編】
プロフィール
- 安本 義和 氏
- 株式会社オプト 第1営業本部 営業6部 チームマネージャー
- 2013年、新卒で制作会社に入社。営業及び制作ディレクション業務に従事。2016年、株式会社オプトに入社。旅行業界・多品目ECの広告運用コンサルタントに従事。
目次
- データフィードを活用した広告施策が重要
- 多品目ECサイトのマーケティング施策における主要KPIと改善施策
- ECサイトの売上を伸ばすGoogle広告「P-MAXキャンペーン」運用のコツ
- ディスプレイ広告やアプリ、SNSを活用したマーケティング施策のポイント
多品目ECサイトで売上を伸ばすなら「データフィードを活用した広告施策」が重要
ferret :
ECの業界で、ほかの業界と比べて重視すべきマーケティング施策は何でしょうか。
安本氏:
ECサイトには様々な種類がありますが、今回は多品目を扱うECサイトのマーケティング施策についてお話ししたいと思います。
一般的に、検索広告やディスプレイ広告の運用などはサイト訪問者のターゲット層にあわせて実施されると思いますが、他の業界と比べて大きく違うマーケティング施策として、データフィードを活用した広告施策があります。
データフィードとは、商品の名称や色、サイズ、在庫数などをまとめた情報を指します。
たとえば、Googleのショッピングタブで「スニーカー」と検索すると、ECサイトに出品されているスニーカーの商品が並んで表示されます。これらは、フィードの情報が広告に反映されているものです。
このようなデータフィードを活用した広告施策においては、広告配信に活用できるデータを把握した上で、どのデータフィードを媒体と連携させて広告に反映するかを設計し、施策に転用していくことが重要です。
ferret :
データフィードを広告と連携すると、どのようなメリットがあるのでしょう。
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