マーケティングオートメーションの活用事例

最後にマーケティングオートメーションの活用事例を2つ紹介します。
  

1. NPO法人「かものはしプロジェクト」様の事例

かものはしプロジェクト様ではマーケティングオートメーションを活用して、ボランティア活動に参加してくださる仲間や寄付をしてくださる方々とのエンゲージメントを深めています。

具体的には、下の図のように、それぞれのコミット度に応じた「ドナーピラミッド」というものを作り、ピラミッドのステージごとに欲しい情報が異なるので、コミュニケーションの方法を変えています。

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画像引用元:マルケト提供

この結果、メール開封率は従来の18%から平均70~80%に上昇。最大で89%に達しました。メールに貼られているリンクのクリック率も2倍以上に増えたそうです。
また、マーケティングオートメーションをマーケティング部門だけではなく、人事部門が利用し人材採用に活用している企業もあります。

下の図は、ある会社が新卒採用に活用している例です。

応募・選考の段階では、応募者のWeb上における行動履歴などから“刺さる情報”を発信して応募者数を増やし(例えば、同じ大学の先輩インタビューをポップアップさせるなど)、内定から入社にいたる段階では、自社の良いところをさらに理解してもらうためにメールと並行してWeb広告やFacebook広告なども活用しています。

入社後には会社で活躍してもらうため、新入社員の得意不得意に応じて宿題を自動で変えることで個別指導を実現しています。

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画像引用元:マルケト提供
  

まとめ

このように、マーケティングオートメーションは、マーケティング以外にも幅広い分野で活用できます。

実際にマーケティングオートメーションを活用して、より売上げに直結するような見込み顧客との出会いを構築していく上でも、まずはマーケティングオートメーションの歴史やどのような課題を解決するのに長けているのか、役割は何なのかというのを理解してみてはいかがでしょうか。

これらを正しく押さえた上で施策を検討・実施することで本質的な課題改善を図れますし、より大きな成果を引き出せるはずです。