ブログ運営の目的は様々ですが、自社へのお問い合わせや資料請求などリード獲得を目指しているWeb担当者もいるのではないでしょうか。

リード獲得を目的とした場合、CTAとしてユーザーがブログ記事から直接問い合わせられるようにフォームを設置するのが一般的です。しかし、WordPressには標準でお問い合わせフォームが設置されていません。そこでプラグインフォーム作成ツールを活用します。

今回は、WordPressにお問い合わせフォームを設置できるプラグインフォーム作成ツールをまとめました。また、スパムコメントを防止するためのプラグインもあわせてご紹介します。

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目次

  1. Wordpress プラグインとは
  2. Wordpressに問い合わせフォームを設置する方法
    1. Wordpressのプラグインを利用する
    2. フォーム作成ツールを使う
    3. HTMLやCSS、PHPなどコードで作成する
  3. Wordpressに問い合わせフォームを設置できるおすすめのプラグイン6選
    1. Contact Form 7(コンタクトフォーム)
    2. MW WP Form
    3. Jetpack Contact Form
    4. Visual Form Builder
    5. Typeform
    6. Ninja Forms
  4. おすすめの問い合わせフォーム作成ツール3選
    1. formrun(フォームラン)
    2. Tayori(タヨリ)
    3. オレンジフォーム
  5. スパム対策に利用できるプラグイン
    1. Akismet
  6. 問い合わせフォームを設置する際の注意点
    1. レスポンシブ対応
    2. スパム対策
    3. エラー表示
  7. まとめ

Wordpressのプラグインとは

プラグインとは、WordPressの機能を拡張できるプログラムのことです。世界中に多くの利用者がおり、数多くのテーマやプラグインが公開されています。
例えば「お問い合わせフォーム」や「イベントカレンダー機能」、「メールマガジン機能」などの機能を拡張できるプラグインが公開されており、簡単にインストールする事ができます。

WordPressに問い合わせフォームを設置する方法

WordPressに問い合わせフォームを設置する方法は、主に3通りあります。それぞれについて紹介します。

WordPressのプラグインを利用する

プラグインには様々な種類がありますが、中には問い合わせフォームを作成できる種類のものもあります。それらを使うことでWordPressで作成したWebサイトに問い合わせフォームを設置することができます。

利用するにはプラグインをインストールする必要があり、以下ではインストールする方法を解説します。

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①管理画面左メニューの「プラグイン」の中の「新規追加」を選択します。
②右上のキーワード検索欄にインストールしたいプラグイン名やキーワードを入力して「プラグインの検索」をクリックします。
③該当するプラグインがリストアップされるので、インストールしたいプラグインの「いますぐインストール」をクリックします。

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プラグインのインストールが完了したら「プラグインを有効化」をクリックすると有効化が出来ます。
⑤管理画面左メニューの「設定」などから各プラグインごとの設定を行って利用できます。

フォーム作成ツールを使う

フォーム作成ツールはWebサイトに埋め込めるものが多く、もちろんWordPressで作成したサイトへの埋め込みも可能です。
ドラッグ&ドロップだけでフォームを作成できたり、問い合わせフォームのテンプレートも用意されているため、プラグインよりも直感的に使えるツールが多いです。また、EFO(エントリーフォーム最適化)機能や顧客管理機能、自動集計機能など、フォーム作成以外にも機能が搭載されているツールもあるため、フォーム管理者の作業の効率化につながるというメリットもあります。

HTMLやCSS、PHPなどコードで作成する

HTMLCSS、PHPなどのプログラミング言語を使ってフォームを作成することができます。フォームを思い通りにカスタマイズできるため、プラグインを利用するよりも、より自由度の高い問い合わせフォームを作成できます。しかし、コードで作成するにはプラグインを利用するよりも知識や時間を必要とし、さらに不具合が起こった場合に対応できる人が限定されるというデメリットもあります。

WordPressにお問い合わせフォームを設置できるプラグイン6選

WordPressで作成したWebサイトに問い合わせフォームを設置できるプラグインは数多くありますが、その中でもおすすめのプラグインを6つ紹介します。

Contact Form 7

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「Contact Form 7」は、国産の多機能なフォームを作成できるプラグインです。HTML5に対応しており、Web制作経験のある方であれば複雑なカスタマイズも作ることができます。

購読者限定の入力フォームや、多言語対応、ユーザー向けのファイルアップロード機能など、自社のCTAの内容に合わせて柔軟にカスタマイズできるのが強みと言えるでしょう。

スクリーンショット 2021-04-14 122848.png

参考:
Contact Form 7を使って、WordPressにフォームを設置してみよう

MW WP Form

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「MW WP Form」は、フォームのカスタマイズ性の高さに定評のある日本製プラグインです。

氏名や住所など入力項目が豊富にそろっているため、簡単な操作でフォームを作成できます。また、フォーム入力後の確認画面表示や問い合わせデータの保存もできるのが特徴です。単なるお問い合わせの受付だけでなく、ユーザーアンケートの集計やお問い合わせ傾向のデータ分析として活用できるでしょう。

スクリーンショット 2021-04-14 122926.png

Jetpack Contact Form

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「Jetpack Contact Form」は、WordPressが公式提供しているプラグインパッケージ「Jetpack」内のお問い合わせフォームプラグインです。利用しているWordPressにJetpackをインストールするだけでフォーム作成機能が表示されます。

テキスト入力やラジオボタンなど任意のフィールドを選び、入力ラベルを設定するだけで簡単にフォームを生成することができます。ショートコードをブログ内に貼り付けるだけで設定できるため、初めてフォームを設定する方でも簡単に利用できるでしょう。

スクリーンショット 2021-04-14 122948.png

Visual Form Builder

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「Visual Form Builder」は、直感的にフォームを作成できるプラグインです。

基本的にドラッグ&ドロップのみでフィールドの設定を行うことができます。HTMLなどのスキルが無くとも設置できるのが特徴です。また、入力したユーザーへの確認メール送信、ダッシュボード上での回答データ管理など、機能面でも充実しています。

スクリーンショット 2021-04-14 123013.png

Typeform

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「Typeform」は、Visual Form Builder同様に直感的にフォームを作成できるプラグインです。基本的に無料で利用できますが、機能を拡張したい場合ライセンス購入が必要になります。

テキストからボタン形式まで多様なフィールド設定や画像挿入、質問後のページ分岐などが行えるのがこのプラグインの強みでしょう。CSSを利用することで任意のデザインを作ることができます。

スクリーンショット 2021-04-14 123043.png

Ninja Forms

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「Ninja Forms」は、ドラッグ&ドロップで簡単に設定でき、詳細なフィールド設定にも対応したフォーム作成プラグインです。

入力内容だけでなくフィールド毎にヘルプボタンを設定できます。また、サンクスページへの遷移や他のページへのリダイレクトなどシーン別にページ遷移設定が行えるほか、フォームの回答内容によって次の質問を変化させる設定も行えます。

スクリーンショット 2021-04-14 113829.png

おすすめの問い合わせフォーム作成ツール3選

WordPressを導入したばかりで、プラグインのインストールや設定に自信が無いという方であれば、フォーム作成ツールを使うことをおすすめします。フォーム作成ツールでは、無料で使えるものも多く、プラグインよりもさらに簡単にフォームを作成・設置することができます。

formrun(フォームラン)

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formrunは、84,000ユーザー以上が利用しているフォーム作成ツールです。様々なテンプレートが用意されており、問い合わせフォーム以外の用途にも使えます。

スクリーンショット 2021-04-13 085852.png

上記の画像が、問い合わせフォームのテンプレートです。直感的な操作でおしゃれでシンプルなフォームを作成できる点が特徴です。

また、フォームから届いた問い合わせを未対応 / 対応中 / 対応完了など、ステータス別に問い合わせを管理することができる「カンバン画面」も搭載されており、問い合わせごとの担当者や対応状況を一元管理できます。

項目 内容
料金 FREE:0円、BEGINNER: 3,880円、STARTER:12,980円、PROFESSIONAL:25,800円
導入企業 BASE株式会社、株式会社文化放送、合同会社DMM.com など
顧客管理
自動返信
CSV出力
フォームのテンプレート

Tayori(タヨリ)

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Tayoriでは、あらかじめ用意されたテンプレートを使って手軽にフォームを作成できます。簡単な操作のみでフォームの作成から設置までができるので、コードやデザインの知識は不要です。

スクリーンショット 2021-04-13 232337.png

上記の画像が、Tayoriのフォーム作成画面です。シンプルなデザインのテンプレートに、自社のロゴを入れることも可能です。
特徴的なのは、フォーム作成機能だけでなく、カスタマーサポートに必要な機能が搭載されているという点です。フォームから届いた問い合わせへの対応状況を一元管理できたり、FAQの作成に対応しています。

項目 内容
料金 フリープラン:0円、スタータープラン: 3,400円、プロフェッショナルプラン:7,400円
導入企業 GMOインターネット株式会社、株式会社エスプール、朝日酒造株式会社 など
顧客管理
自動返信
CSV出力
フォームのテンプレート

オレンジフォーム

オレンジフォーム.png

無料から使うことができ、有料プランでも月額1,200円とリーズナブルな価格で使えるフォーム作成ツールです。簡単な操作だけでフォームを作ることができ、わずか1分ほどで作成が完了します。

スクリーンショット 2021-04-13 232655.png

上記の画像が、オレンジフォームフォーム作成画面です。あらかじめ用意された質問項目に加え、好きな質問をすることのできるフリー項目欄も多数入れることができます。
また、カスタマイズの自由度が高く、ホームページに埋め込む際にはHTMLCSSを編集することでデザインを変更することができます。

項目 内容
料金 パーソナル版:0円、ビジネス版: 1,200円
導入企業 要問い合わせ
顧客管理
自動返信
CSV出力
フォームのテンプレート ×

スパムコメント対策に利用できるプラグイン

Akismet

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入力フォームを設置することで、思わぬスパム回答が届く可能性があります。スパムの内容や投稿数によっては、本来取得したい回答やアンケートデータの集計が困難になることもあるでしょう。

そこで、入力フォームやコメント欄へのスパムを防止できるプラグイン「Akismet」をフォーム作成プラグインと同時にインストールしておきましょう。

問い合わせフォームを設置する際の注意点

Webサイトに問い合わせフォームを設置する際には、「フォームでの離脱率を下げること」、「セキュリティ対策」に注意しなくてはなりません。そのためにできる具体的な施策を紹介します。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインは、1つのページがさまざまな端末に対応しているデザインのことです。レスポンシブ対応をすることで、パソコンでもスマートフォンでも、レイアウトやデザインを最適化して表示できます。

スマートフォンが広く普及している今日では、問い合せフォームをスマホ対応にすることで、より多くのユーザーから高い反応を得られる可能性があります。画面のサイズが小さいこと、キーボードの切り替えの面倒さ、といったことを意識してフォームを作れば、ユーザーが使いやすい問い合わせフォームになるでしょう。

エラー表示

問い合わせフォームで、入力内容に不備がある場合にエラー表示を出すことができますが、どの項目がエラーなのか分からなければユーザーにストレスを感じさせることになります。フォーム上部にエラーメッセージを表示させるのではなく、どの項目が入力エラーなのか色をつけたり、マークをつけたりすることで、エラーとなってしまった入力項目を探す手間が省けます。エラーメッセージの出し方を工夫して、離脱率を減らしましょう。

スパム対策

迷惑メールの一種であるスパムメールはさまざまな危険性をはらんでおり、サイト運営者はあらかじめ対策を練っておく必要があります。
スパムメールには、メールフォルダの圧迫やサーバーへの悪影響、最悪の場合ウイルスに感染する恐れもあります。そこでスパムメールの対策として、

アクセス元のドメイン・IPに制限をかける
Google reCAPTCHAを設置する
お問い合わせフォームに確認画面や必須項目を設置する

などが挙げられます。これら1つを行うだけでなく、複数を組み合わせることによってスパム対策をより強化することができます。

まとめ

WordPressは標準機能は非常にシンプルですが、プラグインを導入することで様々な機能を追加できます。インストールするだけで利用できるためWeb制作スキルが無くても利用できるのがメリットです。

お問い合わせフォームプラグインで追加できる機能の1つです。シンプルに設置できるフォームから、認証機能付きの高機能なフォームまであるため、機能を比較しながら検討してみてはいかがでしょうか。

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