画像編集ソフトとして圧倒的知名度を誇るのがPhotoshopですが、世の中にはPhotoshopのほかにも様々な画像編集ソフトが存在します。その中にはPhotoshop顔負けのものもあれば、Photoshopにはない強みを持つものもあります。

Photoshopは高額で手が届かなかったり、もう少し機能を絞って使いたい場合には、これから紹介するサービスがオススメです。

今回は、Photoshopの代わりになる写真編集アプリ・Webサービスを紹介します。

目次

  1. Photoshopの代わりになる写真編集アプリ・Webサービス13選
  2. まとめ

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Photoshop(フォトショップ)の代わりになる写真編集アプリ・Webサービス13選

1. Pixelmator(ピクセルメーター)

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Pixelmatorは、イギリスのPixelmator Team Ltd.が開発している画像編集ソフトウェアです。macOS用のソフトウェアで、OSのコア・イメージと呼ばれる画像処理フレームワークをフル活用して画像のフィルタ処理を行う点がユニークです。macOS用の*「Pixelmator」「Pixelmator Pro」に加えて、iOS用の「Pixelmator for iOS」*も人気です。

いずれもmacやiOSの画像処理能力を最大限に活かしながら、美しい画像を編集することができます。11月20日にはPixelmator for iOSがiPhone Xにもサポートし、ベゼルレスの大画面での画像編集を行うことができるようになりました。最新のデバイスの機能を積極的に搭載される傾向にあり、古いOSのサポートは早い段階で打ち切られることが多いようです。

2017年11月下旬にリリースされたばかりのPixelmator Proは、モダンでダークなシングルウィンドウで作業ができ、従来のUI以上に快適な画像編集ができるでしょう。Swift 4で製作され、快適な速さで利用することができます。
  

2. GIMP(ギンプ)

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GIMPは*「GNU Image Manipulation Program」*の頭文字から名前を取った画像編集ソフトウェアで、Linux・macOS・Windowsなど主要OSをはじめ、様々なオペレーティングシステムで作動する画像編集ソフトウェアです。

GIMPの歴史は23年と長く、1995年から開発が進められています。フリーソフトでありながらも、有料のグラフィックソフトと比較しても謙遜ない高レベルな機能を有しています。

GIMPがPhotoshopに代わり長年愛され続けてきた最も大きな理由は、カンフーにちなんで名付けられたスクリプトScript-Fuを用いた編集の自動化です。Photoshopにも様々なスクリプトが存在しますが、その多くがGIMP用に移植されており、「水彩画風」や「モーフィング」といった様々なエフェクトの中からユーザーは自分の好みにあったものをダウンロードして追加することができます。

23年目を迎えるGIMPはどんどん進化を続けており、ツールボックスをあらゆる場所におけたり、ワンウィンドウでパレットやメニューを配置できるなどの改善が生み出されています。Photoshopに慣れているのであれば、ほとんどのツールを同じ使い方で使うことができるので、1度試してみてはいかがでしょうか。
  

3. Pixlr Editor(ピクスラー エディター)

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Pixlr Editorは、Webブラウザで利用できるオンライン画像編集アプリです。

オンラインアプリながらその作りはPhotoshopにかなり近いものとなっており、レイヤーやフィルターをはじめ、焼き込みやスポット補修などのツールもそのまま使うことができます。この手のオンラインツールでは使えるフォントが限られてしまうものですが、macOSやWindowsを使っている場合には、ローカルに保存されているフォントを使うことも可能です(この機能はChrome Bookには対応していません)。

また、Pixlrはモバイルアプリも提供しており、iPhoneやAndroidではオフラインで画像編集も行えます。クロップや回転など、基本的な処理が多いですが、大抵の基本機能はアプリで完結するでしょう。
  

4. Inkscape(インクスケープ)

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Inkscapeは、どちらかといえばPhotoshopよりもIllustratorの代わりとして紹介されることが多いベクター対応の画像編集ソフトウェアです。クロスプラットフォームでLinuxやWindows、macOSに対応しており、XMLやSVG、CSSなど、Web標準に完全に準拠したソフトウェアを目指しています。

Inkscapeの歴史も比較的長く、2003年に開発がスタートしました。現在では多言語対応しており、さらにアドオンを使ってInkscapeの機能をカスタマイズすることができます。キーボードショートカットやコマンドラインによる命令も充実しており、Inkscapeは使いこなすことができればIllustratorやCorel-DRAW、Xara Xtreme並みの高品質なグラフィックを作成することが可能です。
  

5. Canva(キャンバ)

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Canvaは、オーストラリア・シドニー発のグラフィックツールで、2017年には日本語版もリリースされました。TechCrunchによれば、日本語以外にも25ヵ国語に対応し、ユーザー数は1,000万人以上となるようです。

Canvaはゼロから画像編集をするというより、たくさんのテンプレートの中から気に入ったものを選んで、オシャレなデザインを作成するのに向いています。テンプレートの種類は数百〜数千種類にのぼり、テンプレートから自由にアレンジをすることができます。

テンプレートの種類も豊富で、TwitterやFacebookなどで使えるSNS用の画像、美しい文書やプレゼン資料、アイキャッチやインフォグラフィック、ロゴやバナー、チラシやポスターなど、幅広く提供されています。
  

6. 【サービス終了】Aviary(エヴィアリー)

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Aviaryは、Adobeからリリースされているシンプルな画像編集ソフトです。Webアプリとしてブラウザから使えるほか、iOSAndroidでも使えることができます。

同じくAdobeからリリースされているPhotoshopと比べると、高度なフィルターを用意しながらもワンタッチで使える機能を幅広く搭載しています。傷の除去や美白効果もタップ1つで行え、画像はCreative Cloudで同期されるので、PCで編集した画像編集をスマートフォンに引き継ぐといったことも可能です。

また、ステッカーやフレーム、オーバーレイなどの各種効果も充実しており、より直感的に画像編集が行えるという点では、SNS用の画像編集にも向いています。面白いステッカーや文字を貼り付けて、独自の写真を作成することができます。
  

7. BeFunky(ビーファンキー)

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BeFunkyは、驚くほど高機能なオンラインの画像編集アプリです。Webブラウザで使えるほか、iOSアプリAndroidアプリも用意されています。

無料でありながらも、シワ消しや傷補正、歯のホワイトニングやマスカラ、スリム書こうといった多様なエフェクトが用意されています。*「基本的にはなんでもできる」*と言っても過言ではないでしょう。また、コラージュ画像を数クリックで作成できる「コラージュメーカー」や、名刺やポスターなどの各種印刷物のレイアウトを作成できる「デザイナー」などの機能も用意されています。
  

8. PiZap(ピザップ)

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piZapは、Web上で作動する画像編集アプリです。写真の編集、コラージュの作成、デザインレイアウトの作成などを、様々なウィザードをとおして作成することができます。

タップとスライダーによる調整でほとんどの動作が完結するので、より直感的に画像編集を行うことが可能です。有料版では広告が消えますが、無料版でも十分に画像編集機能を利用することができるでしょう。
  

9. Acorn 6(エイコーン シックス)

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Acorn 6は、macOS専用の画像編集ソフトウェアです。親ウィンドウがないために使いやすく、Photoshopで用意されている機能のほとんどはAcornでも対応できます。

画像編集ソフトでありながらもベクターデータにも対応しており、ベクターデータをピクセルデータに変えたり、逆もできます。インターフェイスが洗練されていて、クリエイティビティを発揮する際に邪魔をしないシンプルなつくりも人気の理由の1つです。
  

10. Affinity(アフィニティ)

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AffinityシリーズはSerif Europeが販売している画像編集ソフトです。画像編集ができるAffinity Photoと、ベクター編集に対応したAffinity Designerが用意されています。

高品質なプロ向けツールながら、非常に安価で手にはいるのには驚くかもしれません。サブスクリプションではなく買い切りで、わずか6,000円で利用することができます。

Affinity Photoでは、レベル、カーブ、白黒、ホワイトバランス、HSL、シャドウ、ハイライトなど、様々な調整によって画像を補正することができます。Photoshopファイルを直接インポートして、レイヤーやエフェクトを保持したまま編集することも可能です。
  

11. Sketch(スケッチ)

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Sketchは、海外のデザイナーの多くに人気の画像編集ソフトです。有料のツールですが、買い切りで追加の費用も必要なく、UX/UIデザインがしやすいインターフェイスになっています。

ベクターデータによる作成のため、解像度の変化にも強く、外部サービスとの連携も多いです。ワイヤーフレームの作成に非常に便利で、デザイナーに限らずプログラマーやディレクターにも人気が広がっています。

バージョン3.8以降ではWebブラウザを介したライブプレビューも可能で、SNSでプレビューをシェアすることもできます。ファイルタイプはビットマップからベクターまで幅広く対応しており、透過PNGだけでなく、最近よく使われるWebに最適化されたSVGも書き出すことができます。
  

12. Fotor(フォトル)

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Fotorは、HTML5をベースとしたオンラインの画像編集アプリです。クラウドに作品を保存し、オフィスでも自宅でも編集を続けることができます。

以前のFotorはWebブラウザを使ったほかのオンラインエディタとあまり代わり映えのないものでしたが、現在までに様々なパワーアップがなされており、ステッカーを貼ったり、ワンクリックでオブジェクトを整列させたりと、便利な機能が続々追加されています。

また、デザインテンプレートも次第に多くなっており、FacebookやYouTube、TwitterといったSNSのカバー写真、複数の写真を組み合わせるコラージュ写真も簡単に作成できます。HRD写真や美顔機能など、痒いところにも手が届きます。
  

13. Krita(クリタ)

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Kritaは、オープンソースのペイントプログラムです。筆やペンなど様々な筆記具に対応していたり、ブラシの手ブレ補正機能が充実しており、イラストや漫画の作成に向いています。

9つの個性的なブラシエンジンはカスタマイズすることができます。ブラシは新規作成して、保存して整理することもできます。ほかのアーティストが製作したブラシ・テクスチャパックをインポートしてツールセットを拡張することも可能です。
  

まとめ

画像編集ソフトの代名詞とも言えるのがPhotoshopですが、実はPhotoshopでできる機能の多くはそのほかのソフトウェアやアプリでも可能な場合が多いものです。こうしたサービスはPhotoshopよりも安価なものも多く、場合によっては無料のものもあります。

最近ではコンピュータ自体が高性能になってきたので、どれもPhotoshopに引けを取らない優秀な画像編集ソフトとして活躍するでしょう。ぜひ、お気に入りのソフトウェアを探してみてください。

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