WordPressとは、Webサイトを簡単に作るためのテンプレートのようなものです。もともとWordPressは誰でも手軽にブログサイトを作れるように開発されました。その後、時代やニーズに合わせ、今のような多機能でWebサイトそのものを構築することが可能なシステムになりました。

この記事では、WordPressの特徴から利用するメリット、導入方法、便利なWordPressプラグインまで、まとめて紹介します。

目次

  1. WordPressの特徴
    1. 世界で最も使われているCMS
    2. デザインを細かくカスタマイズできる
    3. 使用にあたって専門知識(HTMLなど)が不要
  2. どんな機能がある?
    1. Webサイトの構築
    2. 記事の作成・更新・修正
    3. プラグインによる機能の拡張
  3. WordPressの導入方法
    1. レンタルサーバーを借りる(有料)
    2. ドメインを取得する(有料)
    3. WordPressをインストールする(無料)
    4. コンテンツを作成する
  4. WordPressの便利なプラグイン
    1. All in One SEO Pack
    2. Broken Link Checker
    3. Contact Form 7
    4. TinyMCE Advanced
    5. WordPress Popular Posts
  5. まとめ

WordPressの特徴

世界で最も使われているCMS

CMSとはコンテンツ管理システムのことで、Webサイトを構成する要素を管理しています。様々なCMSが開発されましたが、WordPressは世界シェアトップとなっています。

参考:
Historical trends in the usage of content management systems for websites

デザインを細かくカスタマイズできる

WordPressは紹介したようにブログを作成するためのシステムでしたが、今ではWebサイトのデザインからレイアウト、動的な操作などすべてをコントロールできるようになっています。WordPressを使いこなせるようになることで、サイト制作ができるようになるのと同じスキルを身に付けることができるのです。

使用にあたって専門知識(HTMLなど)が不要

サイト制作といえばHTMLやPHPなど専門的な知識が必要でした。しかしWordPressはこれらの言語がわからなくてもサイト制作ができます。Webサイトを作り、レイアウトを変更し、画像や文書の挿入といった一連の流れが、言語の記述をせずにできるのは画期的です。

とは言え、WordPress自体の操作もある程度は覚える必要があり、さらに自由なレイアウトやカスタマイズをしたいのであれば、HTMLCSSの書き方を学ぶ必要があります。

どんな機能がある?

Webサイトの構築

Webサイトを構成するレイアウトや背景画像といった要素の設定をWordPress上から行なうことができます。Webサイトを作る上でこの部分が最も難しく、初心者には高いハードルでした。特に動きのない画像と文章の並ぶシンプルなブログスタイルであれば数時間で作ることも可能です。

記事の作成・更新・修正

ブログサイトを作るために開発されたWordPressは、記事の作成や更新、修正が手軽にできます。テキストや画像を視覚的に配置できる「ビジュアルエディタ」を使用すれば、HTMLCSSの知識がなくても記事の作成、更新、修正が可能です。

プラグインによる機能の拡張

WordPressではプラグインの導入により機能の拡張が可能になります。
プラグインとはWordPressに追加のプログラムをインストールすることで、自分好みにカスタマイズする機能のことです。WordPressだけでもWebサイトの制作は可能ですが、サイトの構成によっては毎回設定しないといけない部分や、そのままでは設定できない要素が存在します。

そうした部分を手軽にカスタマイズ可能にするため、様々なプラグインが配布されています。別途ソースコードに記述しなければならないメタディスクリプションの設定が可能になる機能や、画像のリンク切れを通知する機能など、Webサイト運営をする際に便利な機能が多く開発されています。

とても便利なプラグインですが、いくつか注意点があります。一つはプラグインの入れ過ぎは禁物であることです。

いくら便利なプラグインとはいえ、開発者がそれぞれ異なる場合、プラグイン同士が干渉して機能しないなど、不具合を起こす可能性があります。プラグインの導入は必要な分だけに留め、優先度の高いプラグインを一つひとつ導入しながら不具合が発生しないか確認しましょう。

もう一つはWordPressのバージョンアップによって、プラグインが機能しなくなることです。WordPressは度々不具合修正や新機能の追加でバージョンアップが行なわれていますが、プラグインは基本的にサポートされているバージョンまででしか動作が確認されていません。

例えば、画像の設定に関するプラグインを入れたWordPressをバージョンアップした際、WordPress側で画像処理に関する設定の変更があった場合に、プラグインで設定されていた機能が反映されなくなり、結果的に意図しない動きをしてしまいます。

もちろんWordPressの開発元から提供されたバージョンアップはセキュリティ面などを考えると速やかに行なうことが理想ですが、利用しているプラグインが対応するまで、あえてバージョンアップしないという選択も考慮しましょう。

プラグインは有志によって作成されたものであるため、不具合や機能的な面で自身が不利益を被った場合でも自己責任になります。便利そうだからと安易に導入せず、信頼できる開発元であるかの確認を行ないましょう。

プラグインの導入に関して全体的に言えることですが、可能であればメインのWebサイト以外に、プラグインを動作検証を行なうためのテストサイトを作っておき、そちらで動作確認をしてからメインのWebサイトに適用することをおすすめします。

WordPressの導入方法

WordPressの導入方法は、Webサイトを作る作業とほぼ一緒です。WordPressを導入することで、結果的にはインターネット上にWordPressを導入したWebサイトを作ることになります。

順に説明していきます。

1.レンタルサーバーを借りる(有料)

まずはWordPressを導入する先となる、データを格納しておくレンタルサーバーを借ります。レンタルサーバーを借りる理由は主に2つあります。

1つ目は高負荷のアクセスに耐えるためです。実はレンタルサーバーを借りずに自宅にサーバーを購入してそこに導入していく方法もあります。しかし、一般的な回線や自宅用サーバーではインターネットを介して多くのアクセスが集中した際に処理が追いつかなくなり、表示できなくなってしまいます。レンタルサーバーであれば、こうした心配はありません。

2つ目はメンテナンスの難しさです。レンタルサーバーは運営会社が保守点検を行ない、サービスによってはバックアップを設定している場合もあります。サーバーの保守点検やトラブル対処は専門の知識が必要となるため、それらをまとめて利用できることがレンタルサーバーのメリットです。

サーバーアクセス速度や処理速度、ディスク容量によって料金プランが変わってきますが、最初は余裕を持った容量や処理速度のサービスを選びましょう。後で変更しようと思った際にサーバーを入れ替えるとその分のデータ移行やバックアップに時間がかかり、不測の事態が起こると最悪データがなくなることもあります。最初に決めたレンタルサーバーのプランからなれるまではあまり頻繁に変えないほうがよいでしょう。

2.ドメインを取得する(有料)

ドメインとは「~.jp」や「~.com」といったアドレスの末尾に付く英字のことです。これがないとインターネット上からあなたのWebサイトへ入ることができません。有名な「~.jp」や「~.com」などは高い料金が設定されていますが、その他マイナーなドメインであれば低価格で借りることができるため、こだわりがない限りそちらを選んでも大丈夫です。

3.WordPressをインストールする(無料)

WordPress自体は無料で公開されているため、インストールは無料です。手順を紹介しているWebサイトを見たりや専門の書籍を購入すれば、個人でもインストールが可能です。時間がない場合は、Webサイト制作を専門に手がける企業に依頼して有料で作業をしてもらうこともできます。

4.コンテンツを作成する

WordPressのインストールが完了したら、中身となるコンテンツを作成・公開していきましょう。

WordPressの便利なプラグイン

WordPressを導入した後に入れるべきおすすめのプラグインを紹介します。

必ず使っているWordPressのバージョンとプラグインの対応しているバージョンを確認してから導入をしましょう。

関連:
SEO対策に特化したWordPressのプラグイン11選

All in One SEO Pack

All in One SEO Pack」はSEO対策のための機能を追加します。

作成した記事が検索エンジンで表示されやすくするためのタグやメタディスクリプションの設定は通常ソースコードへの記述が必要になるため、HTMLの知識が必要です。

しかしこのプラグインを導入すると、編集画面で簡単にタグやメタディスクリプションが追加できるようになります。個人ブログなどではあまり必要ないかもしれませんが、アフィリエイトなどの広告収入を考えている方や企業のホームページなど、集客を中心に考えて運営されているWebページには必須のプラグインと言えます。

▼もっと詳しく▼
All in One SEO Packとは?WordPress人気プラグインの最低限設定すべきポイントを解説

Broken Link Checker

ブログ記事などを制作する際に、リンクの紹介や画像ページURLを記載することがあります。しかし、時間が経つにつれ、リンク先のサイトの閉鎖や移転が行なわれるとリンク切れが発生します。リンク切れを放置するとその記事を閲覧した人に伝えたい情報を伝えきれないばかりか「古い情報ばかり掲載しているサイト」という印象を与えかねません。

Broken Link Checker」を導入すると、リンク切れが発生した際にWordPress上のダッシュボードに通知が表示されます。通知があった場合は該当のページを編集し、リンク先を新たに指定すれば修正完了。常に有益なWebサイト運営を心がけたい人におすすめです。

Contact Form 7

WordPressを使っても手間がかかるのがお問い合わせフォームの作成です。

それを簡単に設置できるようにするのが「Contact Form 7」です。

導入しておくと管理画面がWordPress上に追加され、お問い合わせフォームの送信先や記載される項目の設定を行なうだけで任意のページフォームを設置できます。企業のホームページや通販サイト運営には必須でしょう。

TinyMCE Advanced

HTMLの知識がない方はWordPressで記事を作成する際に「ビジュアルモード」を利用する場合が多いでしょう。しかしデフォルトでは、ビジュアルモードで追加できる要素が多くはありません。

TinyMCE Advanced」を導入すると編集画面の上部にボタンが追加され、表の挿入などが簡単にできるようになります。テキストスタイルで更新をしている方は必要ないかもしません。

WordPress Popular Posts

Webサイトの記事数が増えてきたら、人気記事ランキングをトップページに表示してみましょう。「WordPress Popular Posts」を導入すると、特定の期間内での人気記事ランキングが簡単に表示できます。

どんな記事が読まれているかがわかるだけでなく、過去の記事を多くの方に知ってもらうチャンスにもなります。PV数を上げたい人にはおすすめのプラグインです。

まとめ

今回はWordPressの基礎知識から、Webサイトへ導入する際の方法や注意点、おすすめのプラグインを紹介しました。

Webサイトを一から作るのはとても大変な作業ですし、様々な専門知識が必要となります。WordPressを利用することで、作業量も必要な知識も大幅に軽減されるでしょう。

Webサイト制作を始めてみようと思った方は、WordPressの導入を検討してみましょう。