SaaS・クラウド導入の成功例

SaaSを導入すると、企業にはどのような良い影響があるのでしょうか?

SaaS・クラウドサービスを導入して、成功した例を紹介します。

CRMで顧客管理を最適化

業態によってはデリケートな顧客管理が求められます。
会社の規模や顧客数が一定のボリュームを超えると、表計算ソフトなどで管理するのは困難です。現在は、様々な規模に対応できるCRMSaaSとして提供されており、顧客管理を効率化できます。

とりわけCRMが効果を発揮するのがトラブル時です。
トラブルの経緯や対応の履歴が記録されているため、システムを閲覧すればだれでも情報を共有できます。
また、SFAとCRMをひとつにまとめているシステムを利用し、顧客管理効率化と売上向上を同時に実現している企業も少なくありません。

クラウドストレージで共有が簡単に

USBメモリ、CD-Rといった物理ストレージを使う場合、都度データの移動や記録に時間がかかります。さらに、置き忘れは紛失のリスクも考えられ、セキュリティの観点からも好ましくありません。記録できるファイルの大きさにも限界があります。

クラウドストレージを使用すれば、リンクを知るだけでファイルやフォルダを共有可能です。ストレージの容量制限内であれば、ファイルの大きさを意識する必要はありません。
元のファイルを更新すれば最新のファイルをシェアできるため、上述した物理ストレージでの共有と比較してファイルのバージョン管理が大幅に楽になります。

ペーパーレス化を実現

ファイルの印刷が多い現場では、ドキュメントの共有をクラウドストレージで行うことによりペーパーレス化を実現できます。スマートフォンやタブレットとクラウドストレージを併用できれば、印刷コストを大幅に抑えることもできるでしょう。

学校法人などではクラウドストレージが実際に活用されています。
「試験前、コピー機に並んでいた長蛇の列がなくなった」「学生に提供できる資料の量が増えた」といった声が挙がっています。

会計ソフトで経理業務が正確に

会計業務には、スピードと正確性が求められるため、負担が大きい仕事です。
加えて、利益を直接生み出す仕事ではないため多くの会社は会計業務に多くのリソースを割けません。新興企業や中小企業は、会計業務と他の業務の両立に苦労しています。

SaaSの会計ソフトはそうした企業にとって大きな力になります。会計業務が効率化されるため、他の業務のリソースを圧迫しません。手書きや表計算ソフトでの記帳に比較すると、ミスも大幅に減少します。

導入コストが低い点や法改正への対応がスピーディーな点もSaaSの会計ソフトならではのメリットです。

クラウドオフィスソフトを導入し異なる場所・デバイスで作業

クラウドオフィスソフトのメリットは、利用する場所やデバイスを問わない点です。インターネットデバイスさえあれば、どこでも作業ができます。クラウドストレージと併用すれば、ドキュメントの共同編集なども容易です。

近年は作業場所を問わない柔軟な働き方が認められるようになりました。クラウドオフィスソフトは、こうした働き方の普及に一役買っています。自宅やオフィス、カフェやコワーキングスペース、移動中の電車内など、スケジュールや好みに合わせた働き方が実現できます。

社内SNSで社内コミュニケーションの活性化

企業規模が大きくなるほど、コミュニケーションがセグメントごとに限定されてしまいます。部署間のコミュニケーションが滞った場合、情報共有が遅くなってしまうことも少なくありません。メールや電話での連絡も手間がかかってしまいます。

多くの企業は社内SNSの導入により、部署間の円滑なコミュニケーションを実現しています。「同意」や「了解」といった簡単な意思表示であればスタンプで済ませられるため、メールや電話よりはるかに手軽です。