コンテンツSEOについて理解しよう

コンテンツSEO」は、コンテンツマーケティング(=自社コンテンツを発信し続けることで、見込み顧客を誘客すること)を展開していく上での戦略のひとつだと考えましょう。「コンテンツSEO」とは、自社コンテンツ検索結果の上位に表示させるための施策です。

ここからは「コンテンツSEO」を実践する、つまり自社ブログを検索上位に表示させるための具体的なステップについてお伝えしていきます。

コンテンツSEOに着手する前に取り組むべき3つの準備

①ターゲットとするユーザー像を明確に定める

記事制作に着手する前に、自社ブログを読んでもらいたいターゲット像を明確に定めましょう。

個々の記事を投入する際には自社のブログ記事を読んでもらうことによって

  • 「誰の」
  • 「何を」
  • 「どのように解決する」

といったポイントを押さえることが必要になります。

例えば、具体例に置き換えると

  • 「誰の」=「企業のSNS運用担当者の」
  • 「何を」=「炎上を招かないためのヒントを」
  • 「どのように解決する」=「具体的な失敗事例から学びを得て理解できるようになる」

といった具合です。

「ターゲットとするユーザー像を明確に定める」という部分では、上記のうち特に
「誰の」の部分にフォーカスして考えましょう。

自社ビジネスが持つノウハウによって*「誰の、何を、どう解決できるのか」「どんな人にヒントを提供できるのか」「どんな人に自社ブログを見て、自社に関心を持ってほしいのか」を深く考えることがコツ*です。

②URL構造に気をつけて記事を蓄積していく

記事を蓄積していく前に、個々の記事のURL構造についても注意しましょう。ブログで言えば、個々の記事のURL末尾にどんなIDやエイリアス(通称)を当てるか、ということです。

●<例1>URL末尾に、個々の記事の「ID」を当てる場合

https://△△△.com/article/1100

●<例2>URL末尾に、個々の記事に対して「エイリアス(通称)」を当てる場合

https://△△△.com/article/how-to-seo

Googleが推奨するのは、<例2>のように「エイリアス(通称)」を当てる場合です。つまり、SEOについて解説しているブログ記事であれば、URL末尾にその主旨がわかるよう「how-to-seo」のような通称を当てる、という状態です。こちらのほうがユーザー視点に立った場合にも、何について伝えている記事なのか分かりやすいためです。

アメーバブログやnoteなど、既存のブログサービスを利用している場合にはここで自分の好きなエイリアスを振ることは難しいかもしれません。

利用しているブログ環境によって、URL末尾の割当を任意でできる場合には、できるだけ「ID」や「日付」ではなく、「エイリアス」を振ることをおすすめします。

③目標設定をする

SEO施策とは、広告施策と比べて明確な効果測定が難しいものではありますが、何らか目標設定をしなければ、運用していく中で改善点も見えてきません。

よって、始める前に目標設定は行いましょう。

具体的には

  • アクセス数
  • クリック数
  • 日次、週次、月次でのコンテンツ更新数
  • 日次、週次、月次でのリライト数

といったものを立てることができるでしょう。

なお、目標は「一度立てたら頑として変えない」ではなく、運用し始めたらアクセス状況など読者の動きを見つつ、柔軟に再考・変更していくという考え方も重要です。

コンテンツSEOの実践

ここからは、実際に個々の記事を企画立案〜制作していく上でのポイントをお伝えします。

①ターゲットのニーズに合ったキーワードを企画立案しよう

まずは、記事で大テーマに据える「キーワード」を企画立案します。ユーザー視点に立ち、ターゲットが知りたがっていること、解決したいことをキーワードとして据えましょう。

尚、*キーワードは1記事につき1つ、を守りましょう。*その記事で伝えている情報が明確になり、テーマが際立つことになるので、Googleからも評価され、上位表示されやすくなります。

キーワードを決める際には

<例>
「SEO」

と漠然と広いキーワードにするより

<例>
「SEO ブログ」
「SEO ホームページ」

など、セットで検索される「共起語」も一緒に考えるとより効果的です。

検索ユーザーにとって「何が分かるか」「何を解決できるか」がより明確になり、Googleから高評価され、上位表示されることに寄与します。

②検索ニーズをコンテンツに落とし込み、適切に編集しよう

記事で取り扱うキーワードを定めたら、実際の記事制作に着手していきます。

●目次や見出しを作る

本文の大まかな内容が分かるよう、目次を作ったり、各段落に見出しを付けましょう。
目次や見出しを整理することは、「読者が分かりやすいため」だけではなく、書き手にとっても「読者に伝えるべきこと、書くべきことが明確になり、書いている途中で迷走しない」という大きな助けになります。

●文章の読みやすさ

ここでも「ユーザー視点第一」が重要です。難解な言葉、カタカナ用語、専門用語などはなるべく使わず、平易な、普段遣いの言葉で文章を仕上げていきましょう。

●改行や余白を適度に入れる

記事の読みやすさに繋がるよう、適度な改行や余白を入れていきます。なお、現代のWeb記事とはスマホで見ているユーザーの割合も非常に多いため、「スマホからでも読みやすい文字サイズ、余白、改行」にも留意しましょう。

●箇条書きの活用

具体例を挙げる際など、簡潔に分かりやすく説明したいときに有効です。

●画像や図解の挿入

図や画像で説明するほうが分かりやすくなる場合は、適宜活用しましょう。

④SNSにブログ記事を掲載して多くの人に見てもらおう

ブログ記事が仕上がった後は、SNSなど他媒体にも積極的に載せましょう。
多くの人に見てもらうきっかけになり、また、新規作成したブログ記事に対する被リンク獲得という観点でもプラスに働きます。