リスティング広告ではキーワード選びが鍵

リスティング広告で成果を得るためには、広告を出すキーワードの選び方が重要です。Googleキーワードプランナーを使うと、集客の見込み度が高いキーワードを探したり、推定されるクリック単価を調べたりすることができます。

Googleキーワードプランナーの使い方や、目標と予算に応じたキーワードの選び方は次の通りです。

Googleキーワードプランナーを使ったキーワード選定

Google広告アカウントを持っている場合、「ツールと設定」の項目からGoogleキーワードプランナーが利用できます。

「新しいキーワードを見つける」のメニューで、広告に関連するキーワードを入力すると、関連性の高いキーワード情報の確認が可能です。

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広告したい商品やビジネスに関連するキーワードを入力

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関連性の高いキーワードの情報が一覧で表示される

Googleキーワードプランナーには、Google検索エンジンにおける過去の実績をもとにした情報が表示されます。そのため、検索回数が多いキーワードを選定することが可能です。

目標と予算に応じたキーワードの選び方

リスティング広告を出すキーワードを選ぶ際は、Googleキーワードプランナーに表示されるクリック単価の推定値や、月間平均検索ボリュームが重要となります。

広告を出稿したいキーワードがあったとしても、クリック単価の推定値が目標と比べて高すぎる場合は注意が必要です。クリック単価が高ければ、よりクリック単価の推定値が低い別のキーワードを探す、2語や3語のキーワードを組み合わせて競合性を下げるなどの対策を行いましょう。

また、目標を達成するために必要なクリック数に応じて、十分な検索ボリュームを確保することもキーワード選びのポイントです。狙っていたキーワードの検索ボリュームが少なければ、複数のキーワードに広告を出稿し、全体として目標とするクリック数を達成するなどの対策が必要となります。

実践!初めてのリスティング広告

最後に、リスティング広告の予算決定からキーワード選定、運用までの流れをシミュレーションしましょう。今回は説明のために、記念日向けのギフトをネット販売している架空の会社を例とします。

以下の例を参考にしながら、自社の商品やサービスに置き換えて考えてみてください。

まずはサービスに沿った売上目標を決めよう

リスティング広告の運用を開始するにあたって、まずは広告によって立てたい売上目標を決めましょう。

実際に売上目標を決める際は、「リスティング広告開始前と比べて売上を30%アップさせる」など、現状をベースとした決め方がおすすめです。今回の説明では、1個あたり10,000円のギフト向け商品を100個販売すると仮定します。

この段階で、リスティング広告にかけるコストについても、目標値を決めておくことが大切です。

たとえば、今回のギフト向け商品について、材料費や製造費などの原価を除いた1個あたりの収益額が4,000円だと仮定します。この場合、リスティング広告広告費が1個あたり4,000円以上かかってしまうと、たとえ商品が売れたとしても赤字です。

広告費を差し引いたあとも利益が残るようにするため、1個販売あたり3,000円を広告費の上限として定めます。

ここまでの条件をまとめると次の通りです。

項目 金額
商品1個あたりの売上 10,000円
目標の販売数 100個
商品1個販売あたりの上限広告 3,000円
広告予算 300,000円
売上目標 1,000,000円

自社サービスに合うキーワードを選ぼう

次に、目標をクリアするために、広告を出すキーワードを選びましょう。今回は、まず「誕生日 ギフト」というキーワードをGoogleキーワードプランナーに入力してみました。

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「誕生日 ギフト」の月間平均検索ボリュームは2,900件です。また、クリック単価は29円~95円と推定されます。

リスティング広告のクリック率はキーワードや広告文、競合の状況によって異なりますが、通常は3%、高ければ5%~10%以上となる傾向です。

もしクリック率が5%だとした場合、「誕生日 ギフト」で広告が2,900回表示されると、クリック数は2,900×5%=145回となります。

コンバージョン率が1%の場合、145回のクリックでは1~2件しか商品が売れません。つまり、「誕生日 ギフト」というキーワードで広告を出すだけでは、販売目標である100個の達成は難しいことがわかります。

そこで、「誕生日 ギフト」以外に自社サービスに合うキーワードがないか、Googleキーワードプランナーで探してみましょう。

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「誕生日 ギフト」よりも検索ボリュームが多いキーワードとして「彼氏 プレゼント」や「彼女 プレゼント」、「おばあちゃん プレゼント」、「父親 誕生日 プレゼント」などが見つかりました。

これらの検索ボリュームを合計すると、月間の表示回数は74,800回と見込まれます。クリック率が5%ならクリック数は74,800×5%=3,740回、コンバージョン率が1%なら37個前後が売れる見込みです。

これらのほかにも検索ボリュームの多いキーワードを探すことで、目標売上を達成できる方法を模索しましょう。

ただし、Googleキーワードプランナーによるリサーチ結果から、最初に決めた目標を達成することが難しいと判明する可能性もあります。その場合は、目標を下方修正するか、リスティング広告以外の媒体も組み合わせるなどの対策が必要です。

また、検索ボリューム以外に、クリック単価の推定値もチェックする必要があります。

たとえば「誕生日 ギフト」の場合、クリック単価が29円でコンバージョン率が1%であれば、商品1個販売あたりに2,900円の広告費が必要です。

このように、広告費の推定値が目標として定めた条件を満たしているかも確認したうえで、広告運用プランを立てましょう。

リスティング広告運用のPDCAを意識しよう

プランが立てられたら、実際にリスティング広告アカウントを設定し、広告運用を開始します。このとき、運用状況をチェックしてPDCAサイクルを回すことが大切です。
広告文の内容や、広告リンクページの内容を改善することで、広告の費用対効果が高まります。2パターンを同時に試して成果の高いほうを残す「ABテスト」などの手法を使って、広告の運用状況を改善しましょう。

ただし、成果が出ない場合は撤退するポイントを決めておくことも重要です。あらかじめ決めた目標を達成できない場合は、事前に決めたタイミングで広告運用を中止し、赤字がでてしまうことを防ぎましょう。

費用対効果を高めるための方法についてより詳しく知りたい方は、以下の資料をダウンロードしてご確認ください。

プロが伝授!リスティング広告運用のポイント

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