Facebookはマーケティングにおいて重要なツール

**西井:**TABIPPOがここまでの規模になったのは、やはり清水さんがソーシャルメディアを本質的にすごく理解していて、ピュアにそこに向かっていってるというのがうまくっているところだなと思います。

**清水:**それにどのくらい時間をかけていて、人件費がどれくらいでみたいなことは絶対計算しないですから。意味ないですもん。そういうのじゃないんで。

**西井:**私もBtoBマーケティングコンサル事業に関して、お仕事の依頼は100%Facebook経由なのですが、僕もお金はかけてませんね。

僕のFacebook公式アカウントがあるわけでもないし、広告をどこかに出しているわけでもない。単純に、本質的にいいことをちゃんとやって、その情報をちゃんと出して、掲載してもらったら自分のFacebookでシェアしていると、僕のことを知っている人が増えてきて、僕と仕事をしたいという人が出てくるのが本質的にわかっているから。

僕はビジネス100%でFacebookでやってるわけではないので、旅をして旅のことをアップしていると、僕のキャラの中でマーケターというだけじゃなくて、旅人キャラがあって、ちょっとおもしろいなとなっているのが、ナチュラルになっているという感じがします。

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**清水:**例えば、僕とかは何をいつFacebookとか、Twitterに投稿するのかをすごく考えてやってます(笑)。そこが会社の生命線なので。

**西井:**それをちゃんとやっているというのが、すごいですよね。

**清水:**とはいえ、ソーシャルでも友だちとも繋がっているので、仕事の投稿ばかりじゃダメですよね。だからそうじゃない投稿もちゃんとやっていかないといけないよねとか、金曜日の夜はよくないねとか、そういう話はよくしますね。

**西井:**それ、結構楽しいですよね。それが仕事だと思って100%やっているわけじゃなくて、そういうことがおもしろいし。仕事の話入れすぎてエンゲージメント率が低くなってきたら旅の写真アップしてとか(笑)。

**清水:**ほんとにそんなことばっかりですよね。Facebookはほんと重要なので。マーケティングを考えると、まずはここからという感じです。

**西井:**こうして話を聞いていると、ほんとにソーシャルメディアをナチュラルに使っている会社というイメージ。

時代にちゃんとフィットしていて、先を見て、そのなかで本質的なものをしっかりと捉えている。「旅」という軸を事業のドメインに置いて、そこから会社の生き方も考えていて。ナチュラルなようだけど、しっかり考えているんだなと。いい意味でピュアだと思うんです。

広告の世界にどっぷり使ってCPAとかばかりやっていたら、そこだけをナチュラルにやりつづけることがなかなかできない。それは、清水さんがスモールスタートで、学生の頃からやっていて、理念をしっかりもってやっているところがポイントなのかなと思います。

今日は、色々な話を聞けてとても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

**清水:**こちらこそ、いろいろ教えて頂きありがとうございました!

フォトグラファー:三浦一紀