主要4大SNSはそれぞれどんなユーザー層の集客に有効?そのコツは?

それではここからは、4大SNS集客のコツを具体的に見ていきましょう。

Facebook

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Facebookでは、「Facebookページ」を作って既存ファンを集客し、日常的に情報を露出して接点を保ち、顧客を囲い込む施策に有効です。

「Facebookページ」とは、企業・店舗などが個人アカウントとは別に情報発信用のページを無料で作成し、ホームページのように日々更新していけるページのことです。

近年のFacebookでは、企業による宣伝投稿はFacebook内で情報拡散しづらい仕組みになっています。その一方で、ユーザーが「いいね!」済みの「Facebookページ」の投稿は、タイムラインに流れやすい仕組みになっています。

つまり、既に自社のファンになってくれている人には情報を届けやすいというわけです。ただし、ゼロからの新規顧客開拓目的で使用するのはあまりおすすめできません。そのため、自社でFacebookを活用するなら以下のポイントを押さえましょう。

  • 「Facebookページ」の存在を自社Webサイトや店舗、他SNSなどを通じて顧客に告知し、「いいね!」をしてもらうよう促す
  • 既存ファンに向けて定期的に情報露出をしていき、「またこのお店(会社)を利用しよう」と日常生活の中で気を引く

Instagram

Instagramでは、「(自社のことを)好きになってもらう」を意識して写真・画像を用意しましょう。

Instagramの最新コンセプトは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」であり、ユーザーの閲覧履歴やアクション履歴から、「好きになりそうなもの」を自動で次々におすすめ表示する仕組みになっています。そのため、見込み顧客に新たにリーチできる可能性も大いにあるでしょう。

「インスタ映え」という言葉が流行語になった通り、Instagramではおしゃれな写真・きれいな写真が好まれます。それに加えて最近では、イラストによる投稿や、複数画像に文字を入れ込んでスワイプして読ませる「読み物・マガジン風」投稿も好まれる傾向があります。

自社の魅力や、ユーザーにとってためになる情報を発信できれば、必ずしも「おしゃれな写真・きれいな写真」にこだわる必要はありません。ポイントとしては*「無難にしすぎないこと」*も大事です。無難すぎる投稿は、ユーザーの目に触れたとしてもただ流れていってしまうだけで、そこから次のアクション(ECへ遷移など)には繋がりにくいためです。

また、「ハッシュタグ」は投稿時に必ずつけましょう。最近のユーザー動向として、Instagram内で「ハッシュタグから情報を検索する」という行動が顕著になっているためです。

Instagramには、自社公式Webサイトに掲載している以上にたくさんの画像を日々、投稿していくことができます。「まずやってみる」という考えで、どんな画像を用意すれば自社の個性を打ち出せてユーザーに気に留めてもらえるのか、あれこれ試してみましょう。

Twitter

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Twitterでは、見込み顧客をターゲットとした情報発信がおすすめです。Twitterは爆発的に情報拡散しやすく、なおかつ情報の検索性にも優れているためです。

Twitterでは企業アカウント発信であっても*「面白い投稿」「クスッと笑える投稿」「心温まる、思わずいいねやリツイートしたくなる投稿」は拡散されやすい傾向*にあります。すると、まだ自社のことを全く知らない「見込み顧客」の目に留まり、覚えてもらえるきっかけになります。

自社と親和性の高そうな「見込み顧客」をTwitter上で見つけて、こちらからフォローしに行き、自社アカウントの存在を知らせる工夫も大事です。

また、リアルタイムでの検索性に優れているため、テレビ放映やイベントと連動させる活用策も有効です。例えば自社商材がテレビやイベントで露出したタイミングでツイートすれば、検索ユーザーに効果的に情報を届けることができます。

「これから好きになってくれるかもしれない人」に情報を届けるという点ではInstagramとも似ていますが、Twitterは文字ベースの投稿が基本なので、「画像を毎回用意する人手がない」といった会社・店舗では、まずはTwitterから始めると良いでしょう。

LINE

LINEは、既存顧客の囲い込みに向いています。「LINE公式アカウント」を無料で作って、その友だち登録数を伸ばしていくことが重要です。「LINE公式アカウント」の友だち登録数が多ければ多いほど、より多数のターゲットユーザーを囲い込んで日常的に1対1の接点を持つことができるためです。

友だち登録数を増やすために、自社Webサイトや他SNSなどの各種メディアや店頭で「LINE公式アカウント」の存在をユーザーに知らせましょう。

また、LINE公式アカウントを開設すると、ショップカード機能やクーポン配信機能も利用できます。日々の情報発信だけではなく、ユーザーに対して明確なメリットを提示し、友だち登録を促す取り組みが大切です。