好きな人がプロデューサーでいられると思う

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赤坂:僕は、自分でFacebookをめちゃくちゃやってますし、Instagramもやっています。だから、どういう投稿をすればどれくらい、いいね!がつくかとかわかります。

僕、Facebookのフォロワーが1500人いるんですが、その成長過程がおもしろいんですよ。

フォロワーが100人を超えたあたりから、僕の投稿に対するいいね!のうち1割が知らない人になったんです。要は友だちじゃない人。

なんでだろうと思ったら、多分何かのアルゴリズムで、インフルエンサー判定をされていたらしいんです。そこで、バズるポストをもう1回入れてみたら、知らない人が増えていくんですよね。

知らない人が僕をフォローするから、ループしてるんです。それを繰り返して、今1500人です。

西井:フォロワー1500人はすごいですね。

赤坂:フォロワーが1500人いると、いいねのうち半分弱が知らない人。それでフォロワーが増えていくんですよ。

僕の父が5000人フォロワーがいるんですけど(笑)、そのアカウントを見せてもらうとすごいおもしろいんですよ。いいね!をしているうち8割が知らない人なんです。

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西井:今の話がすべてのような気がするんですが。デジタルマーケティングでは、3C考えましょうとか言う前に、目の前でやっているところで強いものを作れるから、FacebookなりInstagramなりで圧倒的に強くなれば、誰よりも詳しくなっていいものができると思うんです。

Facebookなんて、本で読んじゃうと、こういうタイプのアドが打てますとか、こういう風にシェアしましょうとか、そこで終わります。

しかし、本来もっといっぱい細かい情報があって、考えられることはたくさんあるはずですよね。赤坂さんのフォロワーの話とか、そこまで考えたことはありませんでした。

赤坂:でもおもしろいですよね。きっと、僕はもともと好きなんですよ。好きな人が最終的にずっと現場感を持っていられるし、プロデューサーでいられると思うんです。

これがマーケティングと組織論まで入ってくると、また別なものになってきますが。

フォトグラファー:三浦一紀

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