Direct(直接流入)

Directは別のサイトを経由せずに直接訪れたトラフィックが分類されます。「Direct」=「直接流入」と理解してしまいがちです。しかし、実際にどういったトラフィックが分類されるのかを知っておかなければ正しい分析はできません。

主なDirectに分類されるトラフィックとしては以下のようなものがあります。

  • URLを直接ブラウザに入力する
  • ブックマーク
  • アプリ
  • メール
  • QRコード

Directに分類されたトラフィックは、経由情報を持っていません。このように一口にDirectといっても、元からサイト知っていて繰り返し訪れているユーザーなのか、何かの宣伝のきっかけで訪れたユーザーなのか判別できないのです。

少しでも分析の精度を上げるために、他のチャネルに分類することが可能なトラフィックは積極的に割り振っていきましょう。URLを直接入力する場合やブックマークは判別する方法がありませんが、それ以外の場合はパラメータ運用を行うことで適切なチャネルに分類することができる場合があります。

メールなのであれば「utm_medium=email」といったパラメータを設定して、Emailに分類されるように設定すると良いでしょう。詳細は以下の記事を確認してください。

参考:[Googleアナリティクスでメルマガの効果を調べる|ferret [フェレット]] (https://ferret-plus.com/44)

QRコード経由でアクセスを狙う場合も、各キャンペーンに応じたパラメータを設定することで精度の高い解析が行えます。

アプリからの流入もある程度は分類することができます。例えば、LINEを利用して自社のアカウントリンク付きの投稿をしているのであれば、パラメータを設定することでDirectに分類されることを防げます。

しかし、ユーザーが共有したURLやニュースアプリからの流入など必ずしも全てのアプリからの流入を計測することができるわけではありません。

Email

文字通りEメールからのトラフィックです。Directのところでも述べたように、パラメータを設定しなければ、Emailに分類されません。

以下の記事を参考にしてパラメータを設定することで、Eメール経由のトラフィックを分析できるようになります。

参考:[Googleアナリティクスでメルマガの効果を調べる|ferret [フェレット]] (https://ferret-plus.com/44)

Affiliates

2016年3月に新しくAffiliatesというチャネルがデフォルトの設定に追加されました。

参考:
Googleアナリティクスのチャネルにアフィリエイトが追加 | カグア!Googleアナリティクス解説Blog

URLのパラメータのutm_mediumにaffiliateと入れることで自動的にAffiliatesに分類されるようになっています。他のチャネル同様に必要であれば設定しましょう。

Display(ディスプレイ広告)

ディスプレイ広告からのトラフィックが分類されるチャネルです。パラメータのメディアにdisplay、cpm、bannerのいずれかを設定しておくと自動で分類されます。

Facebook広告を出稿する際は、パラメータを設定しないとSocialに分類されてしまい、自然流入なのか広告なのか判別できなくなります。