Vineのその後は?

Vineは2016年10月に数ヶ月以内でサービス終了と発表後、2017年1月17日をもって正式にサービス終了となっています。またこれまでは公式サイトにて、過去に投稿された動画のアーカイブにいつでもアクセスできる状態になっていましたが、それも2019年に終了。以降はアカウントごとの固有URLにアクセスするか、Twitterで共有されていた場合のみ、ツイート上で動画を観られる状態になっています。

ユーザーがVineのアカウントページにログインすることもできなくなっているため、実質動画はほぼ観られない状態です。
参考:Vine FAQ|Help Center

身売りの可能性もあった?

Vineのサービス終了が発表されたのちに、運営元のTwitter社には「Vineをサービス単体で買い取りたい」というオファーが相次いでいるとの報道がありました。

Twitter still might save Vine by selling it | TechCrunch

LINEを含む数社が買収に前向きな姿勢を見せていたとのことで、何か動きがあるかもしれないとも予測されていました。しかし、場合によっては買収先でVineがTwitterの競合サービスに変化する可能性も秘めているため、Vineの身売りに関しては一筋縄とはいかないという憶測も流れており、その結果は真意は定かではないものの、サービスは引き継がれず終了に至っています。

Twitterが誰にもVineを助けさせない理由 | TechCrunch Japan

「Vine Camera」への移行に伴い、Vine内でのコミュニティ機能が消失

12月16日、Twitter公式アカウントにて、Vineについての今後の動きが発表されました。
内容としては、Vineのような6秒動画を作成できる「Vine Camera」と、それらの動画をダウンロードできる機能が1月にローンチされるというものでした。

また、今回の発表によってVineはコミュニティ機能を消失し、ソーシャルメディアとしての役割を終えることが、改めて確認できました。その代わり、インスタグラムにおける「Hyperlapse」・「Boomerang」・「Layout」といったサービスのような役割を「Vine Camera」が担い、「Twitterにおける動画作成ツールとしての役割を担い続けるのでは?」という憶測が広がっています。

しかし2020年9月現在、アプリ自体は残っているものの、機能は撮影と編集のみ。ユーザーからは「過去の投稿が観られないなら、Vineである必要はない」という評価に落ち着いています。
参考:Vine-Google Play

VineはVine Cameraに生まれ変わる、Vineコミュニティは消滅 | TechCrunch Japan