マイクロコピー 5つのポイント

マイクロコピーの概要と重要性についてはご理解いただけたと思いますが、それではどのような点に気をつけてマイクロコピーを組み立てていけばいいのでしょうか。
ここでは、効果的なマイクロコピーを作るための5つのポイントをご紹介します。

1. ユーザーの心配事を緩和する

ユーザーが登録フォームに到達したにもかかわらず、ユーザー登録を行わないのはどうしてでしょうか。
それは、登録や購入について疑問や懸念点、あるいは心配事があるからです。
そのため、マイクロコピーによってできるだけ不安を取り除くことができれば、コンバージョン率を上げることができます。

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Facebookのサインアップページを見てみましょう。
アカウント登録」というタイトルの下に、「情報の共有範囲は設定で管理できて安心です。」というコピーがあります。
電話番号やメールアドレスを入力させますが、「入力=友人に公開」ではないということが分かるので、ユーザーの不安をひとつ取り除きます。
また、誕生日を入力しないとアカウントを作ることができませんが、その理由はリンクを押すことで確認することができます。

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また、カンバン方式のタスク管理ツールTrelloトップページもご覧ください。
新規登録ボタンには、「新規登録 – 無料です」という言葉をつけて、無料でサインアップできることを強調しています。

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クラウド会計ソフトfreeeのトップページでは、「無料で試してみる」というボタンが合計で6箇所設置されています。
「試してみる」という言葉は「登録する」という言葉よりも敷居が低く感じられるので、一般的に登録率が高くなる傾向にあります。

2. 人間的なコミュニケーションをとる

画面上の言葉は実際の代わりとなることはありませんが、マイクロコピーによって人間的な語りかけをすることができれば、簡単にウェブサイトを信頼することができるようになります。

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ファッション通販サイトZOZOTOWNを例に見てみましょう。
このホームページの検索窓には、「何かお探しですか?」というプレイスホルダーが入力されています。
検索窓だけ設置して空欄にしておく場合に比べて、困った時に自然と検索窓のほうに視線が移動します。

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Booking.comの検索窓はもっとフランクです。
「行き先、宿泊施設名または住所」の検索窓には「世界にはまだあなたの知らない場所がいっぱい…さあ、旅に出ましょう!」というワクワクするセリフが表示されます。

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ドミノピザの注文ページでは、3種類のエントリー方法が表示されています。
「お手軽注文はこちら!!」「ご登録済みのお客様は」「カンタン2STEP登録」という吹き出しをつけて、セリフのように語りかけるマイクロコピーが付されています。
これによって、ユーザーは自分の好きな方法で注文することが容易になります。

3. 検索フィールドを最適化する

検索窓まわりに検索のヒントが適切に表示されていれば、ユーザーはより簡単に検索できるようになります。

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例えば、民泊サービスのAirbnbトップページに設置されている検索窓をご覧ください。
場所・日時・ゲスト欄には「行き先、都市、住所」「チェックイン→チェックアウト」「宿泊1人」といったプレイスホルダーが入っているので、それぞれの検索窓に何を入力すればいいのかが分かりやすくなります。

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同様に、UBER Eatsページでも、「住所を入力してください」の右側に例として「○○区××1-2-3」というように具体的な例が書かれているので、その形式通りに入力すればいいことが分かります。

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インテリジェンスが展開するオープンイノベーションサービスのeiiconの登録画面です。
「eiicon株式会社」などのプレイスホルダーを参考に入力すればいいので、何を入力すればいいのかが明確です。

4. ここからスタート

あたらしいサービスの利用を開始したいときに、オンボーディングの手法として「ここからスタート」(スタートヒア)と呼ばれるマイクロコピーを設置するサイトも増えてきました。

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Wordpress.comでは、ブログサイトを開設する際に、「ここからスタート。」という文字とともに、開設ウィザードを始めます。
その下には「まずは、どのような外観のホームページをご希望ですか?」というコピーを置き、ユーザーは3種類のタイプの外観からブログスタイルを決めることができます。

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Evernoteでは、トップページ下部に*「今日からスタート」「色々な発見ができる、新しいノートをお試しください」というコピーとともに、新規登録フォームを設置しています。
また、Evernoteには実際には無料・有料含めて3つのプランが用意されていますが、この登録フォームでは
「無料で新規登録」*というボタンにして、ユーザーの不安を払拭することに成功しています。

参考:
信頼性アップにつながる「スタートヒア」ページをサイト内に設ける5つのメリット

5. 写真とシンプルなマイクロコピーをペアにする

ビジュアルイメージはすぐに目に飛び込んでくるので、画像や図表を効果的に使うことは効果的です。
しかし、そこに突き刺さるシンプルなメッセージがあれば、さらに強力に伝えることができます。

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Todoistトップページでは、大きな写真と短いコピーの組み合わせを配置して機能を紹介しています。
「気が散らないよう集中しやすいデザイン」というデザイン上のメリットだけでなく、「タスク管理は人生の一部。Todoistで人生の舵を取り、充実した毎日を送ろう。」という人生において必要不可欠なことを伝えています。

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美しい写真と短いキャッチコピーのペアと言えば、Appleのホームページです。
例えばApple Pencilのページでは、「おなじみの形が革命を起こします。」という強力な印象を与えるコピーを採用しています。
購入ボタンは常に右上に固定されているので、訪問者はこれから出会ういくつものキャッチコピーに突き動かされ、欲しいタイミングで購入ボタンを押すことができます。

参考:
Appleも実践!シンプルだけど魅力的なデザインを実現しているホームページ6つの心得