CMSを導入すれば、プログラミングをしなくても簡単にWebサイトの作成・更新ができるようになります。CMSを導入したいと思っているものの、どの製品を選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、はじめてCMSを導入する方に向けて、CMSの種類や導入する方法、費用目安について詳しく解説します。成功事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. CMSとは?
  2. CMSの種類
  3. CMSを導入・構築する3つの方法と費用目安
  4. 【目的別】おすすめのCMS
  5. CMS構築の成功事例
  6. BtoBマーケティングに特化したCMSなら「ferret One」
  7. CMSを構築して効率的にWebサイトを運営しよう

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CMSとは?

CMSは「Contents Management System」の略で、プログラムやサーバーなどの専門知識がなくても簡単にWebサイトを構築・更新・管理できるシステムのことです。
そしてCMS構築とは、CMSを使って自社のWebサイト編集・運用環境を作り上げることです。

自社のスタッフのみで、Webサイトの作成や更新、管理が簡単にできるようになるため、外注コストを削減し、長期にわたり安定的にWebサイトを運用できるようになります。
そのため、CMS導入する企業は年々増えており、近年では半数以上がCMSで作られているとも言われています※出典:ITトレンド

CMSについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
参考記事:CMSとは?導入するメリットや種類・特徴を初心者向けに解説

CMSの種類

CMSには、大きく以下の3つの種類があります。

  • オープンソース型
  • パッケージ型
  • クラウド型

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

オープンソース型

オープンソース型とは、プログラムのソースコードが無償で公開されているCMSのことです。

● 代表的なオープンソース型CMS

  • WordPress
  • Drupal
  • Joomlaなど

大半は無償で利用できますが、用途によっては有償となる場合もあるため注意しましょう。オープンソース型のCMSには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

● メリット

・導入・運用コストを抑えられる
・カスタマイズの自由度が高い
・ユーザー数が多くQ&Aなどのコミュニティが充実している

● デメリット

・技術的なサポートはない
・自社でサーバーやドメインを用意する必要がある
・自社でセキュリティ対策を行う必要がある
・海外製品の場合日本語化が不十分なことがある

オープンソース型のCMSは誰でもダウンロードでき、ソースコードが公開されていることから自由にカスタマイズできる点が特徴です。

ただし、カスタマイズするにはプログラミングなどの知識が必要となります。CMSで不具合が起こった場合なども自社で対応する必要があるため、ある程度プログラムなどに関する知識が必要となるでしょう。

パッケージ型

パッケージ型とは、ベンダーが独自に開発したCMSのライセンスを購入し、自社サーバにインストールすることで利用できるCMSのことです。

● パッケージ型CMSの例

  • Movable Type
  • NORENなど

● メリット

・Webサイト運営に必要な機能が揃っている
・導入や使い方に関するサポートがある
・セキュリティ機能が標準装備されている

● デメリット

・初期費用とライセンス利用料がかかる
・カスタマイズに追加費用が発生する |

Webサイト運営やマーケティングなどに必要な機能があらかじめ搭載されているそのため大幅なカスタマイズを必要とせず、利用開始できる点が特徴です。ただ、運営するサイトや利用するユーザー数などに応じてライセンス費用が大きくなる可能性があるため注意しましょう。

クラウド型

クラウド型とは、インターネット経由で利用するCMSのことです。インターネット環境さえあれば利用できるので、サーバーなどを別途用意する必要がなく手軽に導入できます。

● 代表的なクラウド型CMS

  • ferret One
  • MovableType
  • RCMSなど

● メリット

・素早く簡単に導入できる
・月額または従量課金制のCMSが多くランニングコストが低め
・メンテナンスやトラブルはCMSの提供会社が対応してくれる

● デメリット

・利用できる機能がある程度決まっている
・トラブル時の復旧タイミングは提供会社に依存する

クラウド型は簡単かつスピーディーに導入でき、パッケージ型よりもコストが安めとなる傾向にあります。

CMSを導入・構築する3つの方法と費用目安

CMSを導入し自社サイトの運用体制を構築する方法としては、以下の3つがあります。

  • 既存のCMSパッケージを使用する
  • 一からCMSを開発する
  • 外部の企業に構築を依頼する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

既存のCMSパッケージを使用する

コストや手間をかけずにCMSを導入したい場合は、オープンソース型やパッケージ型、クラウド型といった既存のCMSパッケージを利用する方法がおすすめです。既存のCMSパッケージを導入する際の費用目安は以下の通りです。

CMSの種類 費用目安
オープンソース型 0〜30万円+サーバー代など
パッケージ型 50〜100万円+サーバー代など
クラウド型 1万円~

オープンソース型は無料から利用できますが、運用や保守、セキュリティ対策、カスタマイズなどをするための知識が必要です。

パッケージ型は費用が高めではあるのものの、サポートが充実しているので、専門知識がなくても導入できるでしょう。

ある程度の機能が揃っているCMS費用を抑えて導入したい場合は、クラウド型がおすすめです。

CMSを比較する際に役立つ資料はこちら

BtoB企業向け!CMS比較ガイド

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一からCMSを開発する

社内にエンジニアがいる場合は、一からCMSを開発しサイト運用環境を構築することも可能です。この方法は、CMSの利用料や外注費がかからないため、初期費用は抑えられます。

ただし、設計・開発から運用・保守までをすべて自社で行わなければならないため、経験豊富なエンジニアが必要となるでしょう。また、Webサイトを安全に運用するためにSSLの設定なども自社で行う必要があります。

開発には1年以上の期間を要することもあり、費用としては人件費のほかに月額1~2万円ほどのサーバー代がかかります。

参考記事:CMSを自作するメリットとは?作成する際の基本的なプロセスも解説

外部の企業に構築を依頼する

自社用にフルカスタマイズされたCMSが欲しいものの、社内に十分なリソースがない場合は、CMSの構築を外部のシステム開発会社などに依頼することになります。

外部の企業に依頼する場合の費用目安は以下の通りです。

サイト規模 費用目安
5ページ程度 30~100万円
15〜30ページ程度 100~200万円
300ページ程度 500万円~

サイトの規模や目的、必要な要件などによって費用は大幅に上下します。また、サーバー代や保守管理費、新機能の追加にともなう費用などが別途必要です。

【目的別】おすすめのCMS

CMSを導入する際には、「あまり費用をかけたくない」「サイト運営だけでなくマーケティングも効率化したい」といった目的もあるでしょう。ここでは、そういった目的別におすすめのCMSを紹介します。

費用をかけずにCMSを構築したい

●WordPress

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画像出典:WordPress

費用をかけずにCMSを導入したい場合は、オープンソース型のCMSであるWordPressがおすすめです。WordPressは国内外を問わず圧倒的な人気を誇り、CMSの代名詞となっている製品でもあります。

機能を拡張できるプラグインが豊富に用意されており、プログラミングの知識があれば細かなカスタマイズも可能です。

ただ、その圧倒的ともいえる利用率の高さゆえにサイバー攻撃に狙われやすいという特徴もあります。そのため、HTMLCSS、PHP、セキュリティ対策などの知識を有する人材がいる場合に向いているでしょう。

参考記事:WordPressの向き不向きを徹底解説!CMSの選び方も紹介!
参考記事:WordPressでサイトを構築するならチェックしておきたい設定項目まとめ

スピーディーに運用できるCMSを導入したい

●ferret One

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画像出典:ferret One

最大の特徴は、使いやすい編集機能です。
パワーポイント感覚で見たまま編集できるので、エンジニアに依頼せずに、担当者自身でWebページの変更・追加・公開ができます。コードを書いたり、複雑なプラグインを入れる必要もありません。

さらに、Webマーケティングに必要な機能が一通り揃っていて、お問合せフォームの設置や資料ダウンロードページも簡単。国産のCMSなのでメニュー名などUIが解りやすいのも特徴です。

クラウド型なので、インターネット環境さえあればスムーズに導入できます。

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圧倒的に使いやすいCMS!見たまま編集のferret One

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顧客管理も効率化したい

●HubSpot

hubSpot2 (1).png
画像出典:HubSpot

CMSを導入するタイミングで顧客管理も効率化したい場合は、HubSpotがおすすめです。

Habspotは顧客管理システムではあるものの、追加の費用を払うことでCMS Hubという製品も利用できます。トータル100万件の顧客情報を登録でき、ログインユーザー数にも制限がないため、膨大な顧客情報を全社で共有可能です。

CMS選びに迷ったときはこちら

BtoB企業向け!CMS比較ガイド

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CMS構築の成功事例

ここでは、CMSを導入しサイト運用体制を構築したことによる成功事例を2つ紹介します。

ポータルサイトの運用負荷を85%軽減【株式会社ネクスウェイ】

営業・マーケティング支援のサービスを提供している株式会社ネクスウェイは、パッケージ型CMSをカスタマイズして運用していました。しかし、機能追加の繰り返しやメンバーの入れ替わりにより、当初の設計が理解できないほどブラックボックス化するという状況に。

そこで、導入後のカスタマイズに依存するCMSではなく、最初から必要な機能が標準搭載されているferret Oneを導入します。
NEXLINK2 (1).png
画像出典:NEXLINK(株式会社ネクスウェイ)

導入後、ブログ記事1ページの制作が2時間から15分に短縮コンテンツマーケティング用の記事作成も24時間から3時間に短縮されました。

また、各部署でCTAボタンの文言修正などCVRを高めるアクションが行えるようになったため、多くのサービスサイトでCVRの向上が実現できています。

参考:ブラックボックス化したカスタマイズCMSから脱却、運用負荷を85%軽減した「CMS移管プロジェクト」の全貌

資料請求フォーム新設でCVが10件発生【コレオス株式会社】

ITソフトウェアの開発や販売を行うコレオス株式会社社は、WordPressでサイトを構築していたものの、HTMLCSSでのコーディングが必要なことや、セキュリティ問題が内在している状態に課題を感じていました。

また、新規リード獲得に適したサイトを構築したいという思いもあり、ferret Oneを導入します。

img_Correos公式サイト.png
画像出典:コレオス株式会社

導入後、新規フォーム制作にかかる時間が半分に短縮しました。さらに資料請求フォームを新設したところ、資料請求のCVが1ヶ月で10件程度発生するようになりました。

参考:htmlやcssのコーディングが不要、サイト制作時間が大幅減!CVポイント追加で新たなリードも

BtoBマーケティングに特化したCMSなら「ferret One」

自社サイトの構築や管理を効率化するだけでなく、BtoBマーケティングで成果を出したい場合は、CMSとサポートが一緒になったferret Oneがおすすめです。ferret Oneには、以下のようにBtoBマーケティングで成果を上げるために役立つ機能が標準搭載されています。

  • フォーム・CTA設置
  • アクセス解析レポート
  • SEO順位チェック
  • 見込み顧客管理
  • 一斉メール・ステップメール配信
  • お問い合わせ管理
  • ユーザー行動履歴
  • MAツール連携

また、マーケティングの初期戦略設計や機能セットアップなどのサービスも利用でき、マーケティングの施策やノウハウを学べる講座も閲覧可能です。
「どんな使用感か知りたい」という方は、主要機能を試せる無料デモもあります。

▼ferret Oneの資料・詳細はこちら

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CMSを構築して効率的にWebサイトを運営しよう

プログラミングやサーバーなどの専門知識を持つ人材がいない場合、自社でWebサイトを構築・管理する体制を作るのは困難なことです。しかし、CMSを導入することで、効率的にWebサイトを運用できるようになります。

CMSを導入・構築する際は、自社の予算と目的にあったものや、必要とする機能が備わっているCMSを選ぶことが重要です。