CMSは、多くの企業がホームページなどのWebサイトを制作する際に活用しているシステムです。昨今の著しいオンライン化に伴い、サイト運用はビジネスにおいて必須のものになりました。サイト運用に関わっている担当者は、企業の成長率を高めるためにCMSの基礎知識を押さえておくのが望ましいでしょう。

そこで、初心者でも簡単に理解できるよう、CMSの基礎知識や機能、メリット、種類、特徴まで詳しく解説します。機能が充実していて使いやすい、おすすめのCMSも紹介しますので、ぜひご覧ください。

目次

  1. CMSとは?
  2. CMSを導入するメリット
  3. CMSの代表的な機能
  4. CMSを活用したマーケティング活用例
  5. おすすめのCMSツール
  6. 有料のCMSと無料のCMSの違い
  7. 無料のCMSを使う際の注意点
  8. CMSは顧客管理やサイト分析などのマーケティングツールとしても活用できる
  9. CMSの種類と特徴
  10. CMSでWebマーケティングを手軽に効率化

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CMSとは?

CMSとは.jpg
CMSとは「Contents Management System」の略称であり、専門知識がなくても簡単にWebサイトを構築したり、管理したりできるシステムのことです。プログラミング言語などがわからなくても運用できるため、自社の複数の担当者で共有・管理しやすく、効率的に作業を進められます。

CMSを導入する企業も増えており、Web技術調査サービス「W3Techs」の調査では、68%のWebサイトCMSで作られていることがわかっています。

参照:Usage statistics of content management systems|W3Techs

CMSを導入するメリット

CMSを導入するメリットは以下のようなことが挙げられます。

  • Webサイトの運用が楽になる
  • 専門知識がなくてもWebサイトの運用・更新ができる
  • デザインに統一感を出せる
  • マルチデバイスに対応できる
  • SEO対策しやすい
  • SNSと連携しやすい
  • 災害対策にもなる
  • 費用の節約になる
  • 更新作業がタイムリーに行える

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

おすすめCMSや導入にかかる費用、移行する際の注意点を知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

関連記事:
はじめてのCMS構築。おすすめのCMSや費用、成功事例を解説【マーケター向け】
CMS移行を成功させるポイントは?移行の流れや注意点、CMSの選び方についても解説

Webサイトの運用が楽になる

専門知識がなくても使えるCMSを導入すれば、簡単にWebサイト更新やページの追加ができるようになり、社内のメンバーで分業するなどしてサイト運用を効率化できます。Webサイトの情報を別で整理してまとめなくても、CMS上で簡単に確認できるので引き継ぎ業務の負担もかかりません。

専門的な知識や技術がなくてもWebサイトの運用・更新ができる

Webサイト構築に詳しくない方や専門知識がない方でも、Webページの新規作成や更新が簡単に行えるのもメリットです。社内のリソースでWebサイトを運用する場合、運用や更新を行う工数は少し増えますが、専門業者に依頼するよりもコストを抑えられます。また、Webサイトの運営と更新に関する全てのプロセスを自社内で完結できるので、スピーディーな情報公開が可能です。

デザインに統一感を出せる

CMSを導入することで、サイトのデザインに統一感を出せるのもメリットです。CMSにはデザインテンプレートがあるため、複数の担当者がサイトやコンテンツを作成した場合でも、デザイン・レイアウトを統一できます。

サイト全体の統一感を出すことで、訪問者に対して好印象を与えることができるので、滞在時間の伸長や自社のイメージ向上にもつながるでしょう。

マルチデバイスに対応できる

CMSによって、Webサイトのデータを利用デバイスに対応したテンプレートに適用させられるため、マルチデバイス化をスムーズに行えます。スマートフォンだけでなくタブレットにも対応でき、ユーザーにとって利便性の高いWebサイトに改善することが可能です。

SEO対策しやすい

CMSにはさまざまな機能が搭載されていて、SEO対策がしやすいのもメリットです。CMSごとにサイト構造やページのhtmlの作り方が決まっていて、SEO対策に貢献するように意識して作られているものがほとんどです。

タイトルタグやメタタグ、HタグなどSEOに影響を与えるタグも簡単に設定できるため、あまり知識がない担当者でもSEO対策がしやすくなります。

SNSと連携しやすい

多くのCMSはSNSと連携可能で、記事の投稿にあわせてTwitterで自動ツイートする、Facebookページへの自動投稿なども簡単にできます。

SNSは頻繁に更新するのが重要ですが、SNSの専任スタッフがおらず、なかなか手が回らない企業も少なくありません。CMSで連携させることによりSNS運用の手間を減らすことができ、無理なく更新頻度を保てます。

災害対策にもなる

CMSでだれでも簡単にWebサイトを更新できるようにしておくことで、オンライン環境があればいつでもどこでも運用できる体制を作れます。コロナなどの感染症発生時や災害時などでも、自宅から作業しやすくなるため災害対策にも適しています。

費用の節約になる

Webサイトの作成を外注するとなると大きなコストがかかってしまいますが、CMSを導入すれば費用を削減できます。初心者でも簡単に高クオリティなものが作成できるほか、SEO対策などもできるため費用対効果もアップさせられるでしょう。

中には無料で使えるCMSもあり、初めて利用する方にもおすすめです。基本の使い方さえ覚えれば、低コストでWebサイトを作成できます。

更新作業をタイムリーに行える

CMSの導入においては、更新作業をタイムリーに行える点もメリットです。オンライン環境さえあれば、どこからでもアクセスや編集が可能なため、更新したいと思ったときにすぐ実行に移せます。

仮に外注をしていた場合、更新する際も連絡を取らなければなりませんし、すぐに対応してもらえるとも限りません。タイムリーな内容を発信したいのであれば、スピーディーな更新ができるCMSを導入するのが良いでしょう。

CMSの代表的な機能

CMSには、大きく分けて以下4つの機能があります。

  • Webぺージやコンテンツの作成・編集機能
  • アクセス解析機能
  • 外部サービス連携機能
  • リード管理・ナーチャリング

それぞれについて、具体的な機能や概要などを詳しく説明します。

Webぺージやコンテンツの作成・編集機能

Webぺージやコンテンツの作成・編集機能は、CMSのメインとも言える機能です。HTMLCSSといったコーディングの知識がなくても、CMSの画面上でドラッグ&ドロップテキスト入力などをするだけでページを作成できます。

具体的な機能例は、以下の通りです。

機能 概要
記事コンテンツ、LP作成 業種やターゲットに合った記事やLPを直感的な操作で作成
フォーム・CTA設置 問い合わせや資料請求に誘導するボタンやバナーテキストリンクなどを簡単に設置
資料ダウンロードページ作成 ホワイトペーパーやサービス紹介資料などのダウンロードを促すページやボタンを簡単に作成
海外向けサイト作成 日本語のサイトをベースに、多言語サイトを短時間で生成

これらの機能を活用することで、手間や時間をかけずにページを作成・編集ができるだけではなく、オウンドメディアやホワイトペーパーなどのマーケティング施策も効率化できます。

アクセス解析機能

アクセス解析機能とは、サイト訪問者の情報やクリック数、ページ遷移などをデータ化する機能です。

機能 概要
アクセス解析レポート サイトの閲覧数やCV数、直帰率などを解析したレポートの自動生成
ユーザー行動分析 訪問してきたユーザーの属性や流入経路、クリック数、行動履歴などを分析
SEO順位チェック 一定期間におけるSEO順位の変化やキーワードごとの順位、前日比、直近の動向などをグラフで確認

アクセス解析機能が充実しているCMSを導入すれば、自社サイトの現状や改善すべきポイントなどを簡単に把握できます。そのため、マーケティング施策におけるPDCAのスピードアップにつながるでしょう。

外部サービス連携機能

CMSによっては、外部の営業支援ツールや顧客管理システム、マーケティングオートメーションツールなどと連携することが可能です。

外部サービス連携機能があれば、他のツールと簡単にデータを同期できるため、より効率的にリードナーチャリングなどの施策を進められます。

そのため、Webサイトの制作だけではなくマーケティング活動の効率化も目指しているなら、外部サービス連携機能のあるCMSを選ぶと良いでしょう。

リード管理・ナーチャリング

CMSによっては、リードを管理し育成するための機能も搭載されています。具体的な機能例は、以下の通りです。

機能 概要
見込み客管理 過去に問い合わせのあった見込み客の情報や行動履歴をデータベース化して管理
セグメントメール配信 見込み客をセグメントし、一斉にメールを配信
ステップメール配信 あらかじめ設定したスケジュールに沿ってメールを配信し、見込み客とのコミュニケーションを自動化

これらの機能を活用することで、見込み客のデータを一覧で管理できるようになるため、チーム内で情報を共有しやすくなります。また、見込み客に合ったコンテンツを発信することで、見込み客の購買意欲向上も期待できるでしょう。

CMSを活用したマーケティング活用例

CMSを実際に導入した企業事例を交えながら、具体的にどのような効果があるのか解説します。

オウンドメディアの構築

CMSを最も活用しやすいのはオウンドメディアです。ブログのような形式で型の決まったレイアウトで記事を量産できるため、エンジニアに依存せずにテキストや画像を効率よく更新できます。

オウンドメディアのメリットは下記の3点が挙げられます。

・潜在層にリーチできる
・ユーザーとの関係構築
・ブランドイメージの確立

しかし、新規でオウンドメディアを立ち上げようとする際に、下記の二択で迷う方が多いと思います。

  • 単独で立ち上げるのが良いか?
  • サービスサイトの配下に設置するのが良いか?

最終的に商品購入やサービスの導入につなげたいのであれば、単独にオウンドメディアを立ち上げるよりも、サービスサイトの配下にオウンドメディアを設置する*「サイト一体型がおすすめです。

図_サイト一体型のオウンドメディアの例.png

参考1:SUUMOタウン
参考2:OneTip

オウンドメディアを立ち上げる際は、その点も考慮してサービスサイトとの連携もスムーズにできるCMSを検討すると良いでしょう。

セミナーやイベント情報の更新

セミナーやイベント情報も更新頻度が高いので、こちらもエンジニアに依存せずに担当者が直接更新できた方が効率的です。

また、セミナー情報に特化したテンプレートのあるCMSでは、「満席」「残席わずか」などの情報もタイムリーに知らせることができます。

図_セミナー・イベントページの例.png

世界トップレベルのオーディオ製品を企画・製造・販売する株式会社ディーアンドエムホールディングスでは、CMSを導入したことで製品情報だけではなくセミナーやイベント情報を一元管理できるようになりました。その結果として、ユーザーと販売店舗のマッチングが実現しています。

参考:D&M Import Audioのイベントページ

LPのABテスト

CMSを使用したLPのABテストは、複数の候補ページを実際に訪れた訪問者に見せることでLPのコンバージョン率やインプレッションなどのデータを集計し、改善できるシステムです。

例えば、 HJホールディングス株式会社が運営する月額制動画配信サービスHulu(フールー)は、LPに流入したユーザーがトップページフォームで離脱してしまう課題がありました。そこでLPで価格訴求+サービス訴求を軸にしたコピーにした結果、会員数が116.7%増加しました。

また、中古車販売を手掛ける全国1位の販売実績を誇るガリバーは、離脱するユーザーを減らし、自動車査定の申し込み完了率を上げたいという課題がありました。そこで、LPのABテストを行い、中古車査定申し込みの必要情報を入力するフォームをLPに埋め込んだところ、コンバージョン率が120%ほど上昇しました。

LPのABテストに特化したCMSを導入することで、WEBサイトやWEB広告等の効果をさらに高めていき、事業成長に貢献してくれるでしょう。

おすすめのCMSツール

ここでは、代表的な3種類のCMSツールを紹介します。

ferret One(フェレットワン)

ferretOne.png

画像出典:ferret One

ferret Oneは、本メディア「ferret」を運営する株式会社ベーシックが開発したCMSです。

一番の特徴は直感的に操作できる「見たまま編集」のCMS機能。パワーポイントを使う感覚で簡単に編集できるので、エンジニアに頼らずに担当者自身でWebページの変更・追加・公開ができます。

また、Webマーケティングに必要な機能が一通り揃っており、問い合わせフォームや資料ダウンロードページ、LPを簡単に作成可能。LPの複製・変更も簡単なので、ABテストも実施しやすくなっています。

その他にも、メール配信やアクセス解析、各種分析機能などが搭載されているので、サイト作成からマーケティング、見込み客の育成までまとめて対応可能です。国産CMSなのでUIもわかりやすく、サポートも充実しています。

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WordPress

Wordpress.jpg
画像出典:Wordpress公式サイト

WordPressは世界中の多くの企業が活用しており、圧倒的なシェアを誇ります。Webサイト構築用のソフトウェアであり、さまざまなツールと連携していて、プラグインやテンプレートの種類も豊富です。

無料で使えるだけでなく、初心者でも簡単にWebサイトを構築でき、ブログやアフェリエイトにも適しています。また、SEOに有利なプラグインが豊富な点も人気の理由です。

ただ、思い通りのデザインにしたり機能を充実させたりするには、テーマ・プラグインを用いた機能拡張や、HTMLCSSによるコーディングが必要となる場合もあるので注意しましょう。さらに、WordPressはオープンソース型ということもあり、セキュリティの脆弱性を狙われる可能性があるため自分たちで対策する必要があります。

WordPressについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
参考記事:WordPressの向き不向きを徹底解説!CMSの選び方も紹介!

Movable Type

movabletype.png

画像出典:Movable Type公式サイト

Movable Typeはアメリカで開発されたCMSで、IT知識がない人でもブログ形式で簡単に入力でき、スムーズにサイト構築できるのが特徴です。情報が多いサイトの表示スピード
が速い点も評価されています。

Movable TypeとWordPressの大きな違いは、コストとサポートです。WordPressは無料で利用できますが、Movable Typeは有料となります。有料ではあるものの、メーカーサポート・保証が受けられるため、特にセキュリティ対策を重視したい企業におすすめです。

ただし、実際に導入するとなると手順が複雑で、最低限の知識が求められます。また、Movable Typeのシェア率が低いのでインターネット上にカスタマイズなどに関する情報が少なく、Movable Typeの利用経験がある制作会社も少ないのがネックとなります。

Movable Typeについては、以下の記事で詳しく解説しています。

参考記事:商用パッケージ型CMS「Movable Type」とは?特徴・機能・導入方法・おすすめプラグインを解説

今回紹介したもの以外のCMSも気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:【無料・有料20選】CMSを徹底比較!導入のメリットや選ぶポイントを解説

有料のCMSと無料のCMSの違い

有料のCMSと無料のCMSには、以下のような違いがあります。

  • サポートの体制
  • 外部システムとの連携
  • サーバー負荷への強さ
  • 機能の豊富さ

サポート体制やセキュリティ面に関しては、有料のCMSの方が安全な傾向にあるでしょう。サイバー攻撃による障害や顧客情報の漏えいなどが不安な場合は、セキュリティ対策が施された有料版がおすすめです。何か分からないことがあった際も、手厚いサポートを受けられます。

また、外部システムとの連携についても違いがあります。無料版は外部ツールと連携できない、もしくは専門的な技術が必要となるケースが多くあります。一方でほとんどの有料版CMSでは、顧客管理システムやデータの管理が行えるツールとの連携が可能です。

無料のCMSでは大量のアクセスがあった際に負荷に耐えられず、サーバーダウンしてしまうこともあります。そのため、一時的でも大量のアクセスが見込まれるようなサイトを構築する場合には、サーバー負荷への強さも必ずチェックしておきましょう。

さらに、有料のCMSはアクセス解析やSEO対策、メール配信、顧客管理などマーケティングに役立つ多くの機能を備えています。

以下の記事では、CMSを選ぶ際に重要なポイントを解説しているので、導入を検討している方はぜひご覧ください。

関連記事:【BtoB企業向け】CMSを選ぶときの重要ポイントを解説

無料のCMSを使う際の注意点

無料のCMSを使う際は、以下の点に注意しましょう。

  • アフターフォローが少ない
  • セキュリティに脆弱性がある
  • クオリティの高いものが作れない

無料のCMSはコストをかけずに誰でも手軽に使える一方で、電話サポートなどが存在せず、アフターフォロー体制が弱い傾向にあります。トラブルやエラーがあった際に迅速に対応してもらえず、更新が滞ってしまうケースも少なくありません。

また、オープンソース型の無料CMSは、セキュリティ上の脆弱性が発見されやすく、攻撃を受けやすいと言われています。そのため、無料のCMSを導入する場合はセキュリティについての知識や対策が必要となるでしょう。

さらに、無料のCMSは使える機能が限られており、クオリティの高いものは作れない場合があるでしょう。ある程度の知識がなければ、最低限のデザインに仕上げるのも難しい可能性があります。

関連記事:
はじめてのCMS構築。おすすめのCMSや費用、成功事例を解説 マーケター向け
CMSのセキュリティリスクは?対策やセキュリティに強いCMSも紹介

CMSは顧客管理やサイト分析などのマーケティングツールとしても活用できる

CMSは専門的な知識がなくてもWebサイト運用の効率化や顧客管理、企業ブランディングなどのマーケティングツールとしても活用できるツールです。

CMSを導入しうまく活用すれば、Webサイトからの集客や売上アップ、セミナーやイベントなどのきめ細かな情報発信による顧客満足度の向上で、企業の信頼性が向上することが期待できます。

CMS導入の成功事例

以下で、CMS導入の成功事例について紹介します。

●リニューアルから1ヶ月で資料ダウンロードが300件発生

「株式会社ハー・ストーリィ」では、CMSの導入によるサイトリニューアルから1ヶ月で、資料ダウンロード数300件の結果が出ています。CMSを使って分かりやすいサイトに変更し、BtoB向けの発信力を高めたところ、大きな効果が得られました。

CMS導入により、スピーディーな更新やサイト構築も実現しています。数ヶ月後でもしっかり効果を継続できており、使いやすいCMSを導入したことで更新もスムーズになったと考えられます。

参考:CMSでサクサク更新! リニューアルから1ヶ月で、資料ダウンロードが300件発生

●CMS導入で問い合わせ数1.6倍に増加

「アイティメディア株式会社」では、CMSの導入によって問い合わせ数が1.6倍に増加しています。スキル不要でサービスサイトを構築し、具体的な内容の問い合わせが増加したため、その後のアプローチにも上手くつなげられるようになりました。

サイトの作成や運用までのスピードが早く、更新も簡単な点も成果につながっているようです。
参考:お問い合わせ数が1.6倍に!成果のポイントは「サービスサイトを切り出す」こと

CMSの種類と特徴

CMSの種類.jpg
CMSにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。自社に適したCMSを選べるように、あらかじめ把握しておきましょう。

オープンソース型

オープンソース型とは、無料で公開されていてライセンス料がかからないものです。一番有名なCMSWordPressもオープンソース型で、プラグインやテンプレートの種類が充実しているため簡単にWebサイトを構築できます。

ただ、オープンソース型はその汎用性の高さゆえにハッキングがされやすく、セキュリティ面に不安があります。また、アップデートによる不具合が起きることもあり、Webサイトを管理する知識を持つスタッフが必要です。

オープンソース型は小規模会社のホームページや最低限の機能で作れるサイト、低コストで作成したい企業などに向いています。予算が少ない小規模会社や、ブログやお知らせなど少ない機能のサイトを作成したい方におすすめです。

パッケージ型

パッケージ型とは、オープンソース型とフルスクラッチ型の中間に位置するCMSで、ベンダーに導入や更新を依頼して取り入れるシステムです。ベンダーにある程度のカスタマイズを依頼したり、細かい部分を聞いたりしながら運用できるので、独自の商習慣にも対応しやすく、ある程度の柔軟性があります。

ただし、オープンソースよりも費用がかかることが多く、初期費用とライセンス料が必要です。それなりに予算がある中規模以上の企業や、コストがかかっても凝ったサイトを作成したい企業に向いています。

フルスクラッチ型

フルスクラッチ型とは、完全オーダーメイドでゼロから構築するCMSです。自社ルールが特殊だったり、取引がかなり複雑だったりして既存のシステムでは対応できない場合でも、フルオーダーメイドで自社に合ったシステムを構築できます。

完全オーダーメイドなので、ライセンス費用に加えて開発費、年間保守契約料などがかかります。オープンソース型やパッケージ型よりも、はるかに大きな費用が必要になると覚えておきましょう。ただし、開発者のサポートを常に受けられ、自社に合わせた運用ができる点はフルスクラッチ型ならではのメリットです。

フルスクラッチ型は特殊なサイトを構築したい、専門知識が必要な機能を導入したい企業などに向いています。なお、フルスクラッチ型にはオンプレミス型とクラウド型があり、それぞれの違いも解説します。

●オンプレミス型

オンプレミス型では、自社内でサーバーを用意し、そこにCMSを導入してWebサイトの構築・運用を行います。オフラインでサイト運営ができるようになるため、通信障害を防ぎやすい環境になるのがメリットです。

その一方で、サーバー関連のコストがかかり、CMSのベンダーとサーバーを用意してもらうベンダーが異なる場合、工数ややり取りが増えて手間が増えてしまいます。

●クラウド型

クラウド型は自社ではなく他社にサーバー管理を依頼し、オンラインCMSを活用します。そのため自社でCMSをインストールする必要がなく、インターネット環境さえあればいつでもどこでもサイト管理・運用ができます。オンプレミス型よりも手軽に利用できるのがメリットです。

一方で、オンプレミス型のようにオフラインでの作業はできないため、インターネット環境に依存します。また、月額料金が発生するので月々のランニングコストがかかる点にも注意しましょう。

CMSでWebマーケティングを手軽に効率化

CMSを活用すれば、専門知識がなくてもWebサイトの構築・運用がしやすくなり、スムーズにオンライン化を推進できます。

CMSを導入する際は、自社が必要とする機能が備わっているものや、操作性が良いものを選びましょう。また、顧客の個人情報などを扱う場合は十分なセキュリティ対策がなされていることも重要なポイントです。

CMSマーケティングだけでなく業務効率化にも貢献するので、ニューノーマルな時代に対応するためにも積極的に活用してみてください。

▼国産で使いやすいCMSはこちら

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