HTMLメールのメリット・デメリット

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ここまでHTMLメールの特徴・メリットを中心に話してきましたが、デメリットについても触れておきます。

HTMLメールの書き手と読み手の双方の視点から見たメリットとデメリットは以下のとおりです。

● メリット
・写真や画像を使うことでよりキャッチーなメールが作成できる
・文字の大きさも自由に設定できるので、文章にメリハリを付けることができる
・メールの内容を一目で把握できる

● デメリット
・作成にはHTMLタグの知識が必要になる
テキストメールと比較して、メールのデータ量が大きくなるため、嫌がる人もいる
 ※ギガが減るのを避けたいという読者もいる
・読み手の受信環境によっては意図していない表示になる / 表示が崩れる

このように、メリットだけではなく、デメリットも存在します。ただし、今では、後述するHTMLエディタの普及により、HTMLタグの知識を持っていなくても、HTMLメールが誰でも簡単に作れるようになりました。それに加え、ユーザーHTMLメールに対する意識が変わり、好意的になってきたことから、デメリットの部分はあまり障害にはならなくなってきました。
  

開封率が取れるのはHTMLメールだけ

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「とは言っても、うちの商材(サービス)は無形商材だから関係ないかな……」

取り扱いサービスが無形商材の場合、きっと、上記のように「HTMLメール」は自分の会社には適さない、そぐわない、とお考えの方も少なくないはずです。ただ、一概にそうとは言い切れないのが実情で、むしろBtoB企業だからこそHTMLメールのほうが大きなメリットをもたらすことができる可能性を秘めています。その理由は、下記の点からです。

1. 到達率:送信先に届いた割合
2. 開封率:メールが開封された(読まれた)割合
3. クリック率:文中のURLをクリックした割合
4. コンバージョン率:最終的な目的を達成した割合(商品購入や資料請求など)

メールの効果を最大化するメールマーケティングに於いてカギを握っているのは、上記の4つの指標の重要性を理解した上で、繰り返しPDCAをまわすことです。

このうち「2.開封率」については、テキストメールでは取得することができない指標です。なぜなら、開封したか否かという情報を取得するには、HTMLメールの仕組みが必要不可欠だからです。

HTMLメールでは基本的には画像などのデータは、読者がメールを開封した際に、外部のサーバーから情報を読み込むことで表示させています。そして、メール文中に目に見えないサイズの画像を埋め込み、読者によってメールが開かれた際のサーバー内の通信記録が開封率のもととなっているのです。つまり、開封率を取ることができるのはHTMLメールだけなのです。
  

HTMLメールでのみ取得できる開封率とは

ここでは、メールマーケティングにおいて重要な指標の1つ、開封率についてご紹介します。

開封率は先述のとおり、メールが開封された(読まれた)割合を指すので、開封率を通じてメールタイトルや配信する時間帯の改善点を見付ける事が可能となります。

参考:
開封率|ferret マーケティング用語辞典

例えば、テキストメールで送った際の成績が以下のようだったとします。

1回目:送信数3,000件に対し、クリック数30件

2回目:送信数3,000件に対し、クリック数30件

ここからわかるのは、「配信1回につき、クリックする人の割合は送信数に対して1%である」ということだけです。しかし、ここに開封率の情報が加わるとまた違ったことが見えてきます。

1回目:送信数3,000件に対し、開封数600件、クリック数30件
※開封率20%、開封者内のクリック率5%

2回目:送信数3,000件に対し、開封数300件、クリック数30件
※開封率10%、開封者内のクリック率10%

1回目と2回目ではクリック数は両方とも30件と同じですが、開封数は1回目が600件、2回目が300件と大きく異なっています。つまり、1回目の開封率(20%)と2回目のクリック率(10%)の両方が取れていれば、クリック数は倍の60件が期待できていたのです。

送信数3,000件 × 開封率20% × クリック率10% = 60件

開封率がわかったことで初めて以下のような行動をとることができます。

● 開封率が高く、クリック率が低い
問題:メールは読まれているが、読者がアクションしていない
対策:メールの内容を見直す必要があると考える

● 開封率が低く、クリック率が高い
問題:メールの内容は良かったのに、そもそもメールが開かれていない
対策:メールの件名や配信時間を見直す必要があると考える

つまり、これまでテキストメールでは詳しく課題抽出できていなかったものが、HTMLメールにしたことで可視化されていなかった問題が見えてきたことで、初めて改善しようとするアクションにつなげられるようになるのです。