AdWords Expressのデメリット

デバイスの指定ができない

Google AdWordsの場合、自社のターゲットに合わせて広告を表示させたいデバイス(パソコン、スマートフォンなど)を指定できますが、AdWords Expressの場合はデバイスの指定ができません。AdWords Expressでリスティング広告を配信すると、パソコン、モバイル(スマートフォン、タブレット)の両方に配信されます。

「自社のホームページはパソコンユーザーからのアクセスが多いので、この広告はパソコンユーザーに絞って表示させたい」「スマートフォンからのアクセスを狙っているから、スマートフォンユーザーにだけ見て欲しい」といった場合は、Google AdWordsの方が向いています。

Google AdWordsよりも機能が少ない

簡易型リスティング広告であるAdWords Expressは、Google AdWordsよりも様々な機能が最小限に抑えられています。リスティング広告の運用経験がある方には物足りなく感じるかもしれません。

「キーワードを広告主側で選出して入札単価を個別に設定したい」「キャンペーンごとに複数の広告グループを組んで予算の設定がしたい」といった細かな設定がしたい場合はGoogle AdWordsの方が良いでしょう。

広告配信の範囲が狭い

Google AdWordsは、ディスプレイ広告でGmailやYouTubeに広告を表示させたり、動画広告でYouTubeの関連動画内に広告を表示させたりと、Google検索結果以外にも様々な場所に広告を配信できます。

一方AdWords Expressでは、広告を配信できる範囲がGoogle検索結果Googleマップ、Googleパートナーサイトに限られます。

バナーや動画も利用して、さらに広範囲に広告を表示させたい場合は、AdWords ExpressよりもGoogle AdWordsを選びましょう。

まとめ

AdWords ExpressはGoogleが提供する簡易型リスティング広告です。

地域をターゲティングして広告を表示させられるため、個人経営のカフェや美容院など、地域密着型の店舗と相性が良いと言えるでしょう。Google AdWordsと違い、登録後は自動で最適化され運用してくれるため、広告主の手間がほとんどかかりません。

今までリスティング広告は難しいものだと考えていた方や、限られた予算の中で代理店への依頼を検討していた方にとっての新しい手段となるでしょう。