「プロダクトの差別化なんて最初からある訳ない。」pairsが成功した3つの要因を語る エウレカ代表・赤坂優氏【前編】
トラフィックとマネタイズのブリッジが重要
西井:考え方が通販的ですよね。入り口と本体がきちんと繋がっていなければ意味がないし。場当たり的なプロモーションでは、ユーザーの新規獲得で終わったりとか。
赤坂:僕は、トラフィックとマネタイズ、このブリッジが機能していることが重要だと思っています。要は、メディアとサービスの間で、この2つをきちんと繋げて、ユーザーが常に回遊するスキームができていることが、絶対必要です。
でも、実例をあまり見ていない気がしています。例えば、Instagramを使ったマーケティングをしましょうとこの1年間みんな言い続けてきたと思うんですけど。フォロワー数を獲得しても、コマースへの貢献度は1%にも達していない。
それなのに、みんなInstagramに注力していて大丈夫なのかと思っていて。みんな、情報に踊らされているというか、本質を見ていないんじゃないのかって思いますし。
西井:僕も情報に踊らされているというのがすごい嫌で。自分は通販の業界でいろいろやってきたし、今もだいたいうまくいっています。
僕の中で実体験が事例になっているから、競合を調べなくても、だいたいこれくらいの金額でこれくらいの商品だったら、いくらくらいのCPAで、転換率はどれくらいということがだいたいわかる。でも、BtoBでコンサルをやっているとよくわかるのですが、勉強していない広告主は流行るものばかりやりたがるんです。
先ほどのInstagramでフォロワー作りましょうとか、過去に失敗例がいくつもあって、再現性が出ているところを別のものに置き換えて考えられるかということがすごい大事だなと思います。そこを見抜くための知識はすごい必要なんだろうなと。
赤坂:世の中のトレンドとか世界経済とか、こういう規制緩和が起きるだろうとかは、読めるはずだと思うんです。そこをあまり読めないと、無闇に突っ込んで全然違う結果になって、やめようということになる。
座学だけじゃダメ。実践しないと感覚が鈍る
西井:無謀とチャレンジは違うじゃないですか。僕から見ると、やっても意味のないことでも、ちょっとかっこよさそうだからやっているという人も多いし。それはチャレンジじゃない。最初から負けがわかっている。
赤坂:小さなトライならやってもいいんですよね。
僕、CouplesのときにInstagramをちょっとやってみたんです。Couplesアカウントで1投稿で1000ライクくらい取ってみようと思って。頑張れば取れるんですよ。
例えば、イケてる写真をすごいイケてるハッシュタグで投稿して、なおかつそれに関連しそうな人をフォローしていき、その人たちに対してメッセージを送っていればできます。
でも、まったくアプリのインストールに繋がらないんです。それを1ヶ月くらいやってみて、これはないなと思いました。
西井:社長自らそれをやってるんですか?
赤坂:やりますよ。そこの感覚は一番優れているという自信があります。
学生のときにネットオークションをやっていましたけど、自分の出品したものを売るために、細かいチューニングをするのも得意でした。
西井:僕も同じだ(笑)。ECをやっているなかで、未だにリスティングの管理画面とかFacebookの広告管理画面など開けて入札して、クリックどれくらいで、どういうコピーをやったらいけるのかとかやってますね。
やはり、自分でやらないとだめですよね。
赤坂:感覚が鈍ると思うんですよ。
西井:ロジックがどうなっているのかとか、座学も大事なんですけど、実は座学だけでわかった気になってるのが危ない。
今のInstagramの例で言うと、ハッシュタグがダメだったとか、写真がイケていないとか、本質的なものはそこにあるはずなのに、なぜかInstagramというメディアがイケていないという論調になってしまう。
デジタルマーケティングが出てきて、手段が増えすぎているから、手段のせいになりがちになっているなと思っているんです。
昔、新聞広告しかないときは、新聞というメディアの中で考えるから、新聞がいい悪いではなくて、広告の内容などが精査されていた。しかし、今はリスティング広告がいいらしいよ、Twitterがいいらしいよ、LINEがいいらしいよという話になりがちだなと思っていて。
そうじゃなくて、結局Facebookの管理画面を見て、友だちのいいね!とか見て。それをやらないといけないと感じています。
赤坂:偉くなっていくとだんだん下の人に任せていくから、自分で見なくなりますよね。見なくなればなるほど、細かいテクニカルなところや、チューニングが見えなくなる。
もし、ferretが若者向けメディアならば、若者はむしろすごいチャンスだと思います。
西井:確かに、若者たちのほうがその辺りは知っていますよね。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- BtoB
- BtoBとは、Business to Businessの略で、企業間での取引のことをいいます。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- リスティング広告
- リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページに、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を、有料で表示するサービスのことです。ユーザーの検索結果に連動した形で広告が表示されるため「キーワード連動型広告」「検索連動型広告」とも呼ばれます。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング