14. 直接的なチャットサポート

カスタマーとテキストでのやりとりをして質問に答えていくと、企業の存在感をはっきりさせることができます。海外でよく使われている、ホームページに簡単に設置できるオンラインチャットサービスにIntercomがありますが、Intercomに代表されるアプリやサービスによってFacebookのようなソーシャルメディア上でどのようなメッセージのやりとりが行われているのかを確認することができます。また、カスタマーに迅速に対応することは、信頼感のあるブランドイメージの構築にもつながります。

チャットはカスタマーの問題を解決するのに効果的なツールなので、Amazonなどのコマースサイトでも積極的に使われています。Appleのカスタマーサポートでは、あまりパソコンの操作に慣れていない人のために、デスクトップを共有して遠隔操作しながら問題解決を行うこともあります。

チャットボットを設置しているホームページが増えてきたとはいえ、しばらくは担当者が直接カスタマーとやりとりを行うテキストチャットは存在し続けるでしょう。問題を抱えているカスタマーのうち半分くらいは、実際のところ「何が問題なのか」すらわかっていないこともあります。一問一答形式で担当者とやりとりをして問題が解決されれば、「さすがプロだ」と感心してまた一人あなたのサービスのファンが増えていくでしょう。

15. フルスクリーン・サインアップ

webprofits.jpg

ニュースレターやメールマガジンを購読させるのに、わずらわしいポップアップに出会うことも珍しくありません。しかし、そんなことをしなくても、堂々とフルスクリーンでメールアドレスの登録を促すランディングページも主流になってきました。

ポップアップを表示させたり、複数のフォームやボタンがあるランディングページは、ユーザーに本当にしてほしいこと、つまりサインアップ以外の選択肢を与えるので、結果的にコンバージョンが下がってしまいます。

hbroom.jpg

ユーザーは必要以外の情報を探すのを面倒に感じているため、結論ありきのWebデザインが求められています。ランディングページであれば、何をしてほしいかを明示した上で、なぜ登録すればお得なのか、登録しないとどんな機会損失があるのかを説明していきます。

これだけソーシャルメディアの世界が拡大していっても、Eメールマーケティングは今もなお健在です。ユーザーに興味を持ってもらい、サインアップしてもらってリストを取得することは、これまで以上に重要になってきます。できるだけユーザーにストレスを与えずにストレートに登録までこぎつけるためには、まず登録できることを明示することが大切です。

16. オリジナルの可愛いイラストやアイコン

eggs.jpg

美しいグラフィックを使ったムービーたっぷりのハイカラなWebデザインとは対照的に、素朴なイラストを使った可愛らしいサイトも人気があります。最新のテクノロジーを使ったホームページを見ると先駆的なイメージを持ちますが、イラストレーションを見つけると人間味を感じることができて、どこかほっこりします。

stripe.jpg

岡山のファッション関連企業ストライプのホームページでは、ボールペンで描いたようなゆるい男女の絵を取り入れながら、オリジナリティあふれる白と黒をベースとしたデザインになっています。

自作のイラストやアイコンは、それだけで個性を表します。極端な話、写真は貼り付けるだけで終わりですが、イラストレーションには描く過程があります。人間が持つ特有のあたたかさを出したいのであれば、ぜひイラストレーションを取り入れてみてください。