楽天の売上と現状

ところで、楽天はすでに国内トップクラスの売上ということをご存じでしょうか?

グラフ

2015年2月現在の楽天は、売上や認知度としては、もはや国内No1といっても過言ではありません。東洋経済がまとめましたデータからは、じつあのヤフーさえも凌ぐ売上を誇るのです。

売上はまだまだ年々伸長し、まさに世界に名だたるインターネットカンパニーと言えるのではないでしょうか。

楽天の売上2015年2月発表

トラフィックも文句なし

ホームページのアクセス数調査によく使われますSimilarWebを使いますと、楽天のトラフィックの巨大さがわかります。

71M=月間7100万訪問という、圧倒的な集客力をもつメディアです。そして、重要なことは「買いたいと思って来る人が集まっている7100万」ということです。

SimilarWeb
Rakuten.co.jp Traffic Statistics by SimilarWeb

もちろん厳密には、楽天市場以外のサービスも展開していますので、そこまでではないでしょう。しかし、その圧倒的な認知度から、楽天で何か買う、という行為は多くの日本国民には自然な行為となっているのではないでしょうか。そこが楽天の強みになっています。

事業はEC、金融、その他

また、ビジネスの大部分を、現在では金融系が占めます。

基本的には、eコマース関連と金融関連、その他になりますが、すでに多くを金融関連事業がしめており、ソニーが金融で利益をあげる姿と重なります。もしかすると近い将来不動産業などにも進出するのでしょうか。また、ソフトバンクのように投資的な活動を強めるのでしょうか。興味はつきません。

参考リンク楽天株式会社: 決算短信・説明会資料 2014年 | IR資料

個人のアフィリエイトでも、大きな売上を出しているところは、クレジットカードや金融商品が多いとは聞きます。2015年2月に行われましたリンクシェアJAPANの個人アフィリエイターのアワードではクレジットカードのサイトが選ばれていました。ですので、成長した後は、それを元手に金融系ビジネスでレバレッジ(テコ入れ)をするのが常套手段といえるかもしれません。そして楽天はそれを体現していると言えるでしょう。

もちろん、金融はリスクもありますから、本業あってのことだとは言えます。楽天が野球チームを獲得できたのも、その経営の健全性とも言え、あくまでテコ入れするために展開するものであって、主力ビジネスを疎(おろそ)かにしてもよいということではないでしょう。

参考リンク「ライブドアは「金融事業」だけで74%を占めていることへの懸念」 - asahi.com : スポーツ : 野球

主力ビジネスである程度利益が安定してきたならば、それを元手に投資や金融系でレバレッジ(テコ入れ)をかけることが常套手段と言えそうです。

学び3 スケールしたら本業プラス金融でレバレッジをかけよ。

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参考リンク楽天株式会社: 決算短信・説明会資料 2014年 | IR資料