自社ホームページへの集客やお問い合わせを期待してブログを開設したものの、当初想定していた成果が出せず、運用に課題を感じているWeb担当者もいるのではないでしょうか。そこで、コンテンツマーケティングブログ運営を改善する手段として役立ちます。

とはいえ、「コンテンツマーケティング」という言葉は耳にしたことがあるものの、「今まで行っていたブログ更新とは何が異なるのか分からない」いう方もいるはずです。

そこで今回は、コンテンツマーケティングについて学べる書籍を目的別に15冊紹介します。この記事を読むことで、コンテンツマーケティングの概要から、考え方・ノウハウ、ライティング、分析・改善、SEO、成功事例に至るまで、幅広いテーマの中から最適な本を選べるようになります。

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

オウンドメディアの立ち上げに欠かせない基礎知識から、具体的なノウハウまでを解説した資料です

目次

  1. コンテンツマーケティングの概要が学べる本3選
  2. コンテンツマーケティングの考え方・ノウハウが学べる本5選
  3. コンテンツマーケティングの分析・改善が学べる本2選
  4. コンテンツマーケティングのSEOが学べる本2選
  5. コンテンツマーケティングはユーザーファーストで

コンテンツマーケティングの概要が学べる本3選

まず、コンテンツマーケティングの全体像を把握しておきたい方に向けて、概要が学べる本を3選で解説します。

1.コンテンツマーケティングの教科書

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http://amzn.asia/e2G8TtH

コンテンツマーケティングの教科書』は、BtoB向けのコンテンツマーケティングの基本をまとめた書籍です。

コンテンツマーケティングの定義や成功事例などの大枠を学ぶことができます。事例は大手企業のBtoB向けマーケティング施策が紹介されており、「ブランディング」「リードナーチャリング」「新規受注獲得」など目的ごとに分けて解説されています。自社が目指す方向性と一致する事例を見つけやすいので、BtoBコンテンツマーケティングには大いに参考になるでしょう。

また、BtoC向けのマーケティングとの違いや、戦略の立て方、コンテンツの制作手順も解説されているため、初めてサイトを運営する方でも取り組みやすいのが特徴です。

2.Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書

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http://amzn.asia/2Dabxnq

『Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書』は、すでに自社でブログを運営しているのに効果が出ないという方向けで、サイトの改善方法を紹介している書籍です。

コンテンツマーケティングの情報を発信しているメディア「コンテンツマーケティングラボ」を運営している企業の株式会社日本SPセンターが制作しました。

コンテンツマーケティングの基本概念から、始め方、成功事例まで幅広いトピックを扱っています。

コンテンツを作るだけでなくユーザーに届けるまでを見越した手法を学ぶことができ、ブログ運営で成果を出すのに大きく役立つでしょう。

3.いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り

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http://amzn.asia/gNLMSX1

『いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本』は、コンテンツマーケティングを実施しても成果につながらないという方向けのコンバージョン最適化が学べる本です。

Web接客手法によるコンバージョン最適化ツールの「Sprocket」を開発した深田浩嗣氏が著した書籍で、コンバージョンに至らない原因の分析、改善の方法を学べます。

「自社ブログで集客はできるようになったものの資料請求につながらない」「コンバージョンには何を設定すべきなのだろう」とお悩みの方には、とても参考になる1冊です。

コンテンツマーケティングの考え方・ノウハウが学べる本5選

ここでは、コンテンツマーケティングの考え方・ノウハウを養える書籍を確認していきましょう。

4.オウンドメディアのつくりかた

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http://amzn.asia/e6yiiDl

『オウンドメディアのつくりかた』は、Engadget日本版や誠 Biz.IDなど数々のメディア運営に携わった鷹木創氏の著書です。

メディアの立ち上げを自社で行う目的から、編集チームとしての運用方法、外部ライターとの関わり方など具体的なノウハウを幅広く学ぶことができます。また、ユーザーにとって有益な情報を提供する方法についても解説しており、オウンドメディアの運営に携わっている担当者におすすめの内容です。

自社でのメディア運営に力を入れていきたい企業であれば、参考になるでしょう。

5.今すぐ現場で使える コンテンツ ストラテジー

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http://amzn.asia/iXD6s1E

『今すぐ現場で使える コンテンツ ストラテジー』は、実践に向けて活用できるコンテンツマーケティング施策を紹介するです。Webコンテンツ業界の先進企業であるBrainTrafficのミーガン・キャシー氏によって執筆されました。

本書では、コンテンツマーケティングで成果を上げるための戦略フレームワークやチームで運営するノウハウを学ぶことができます。フレームワークやツールなど実例付きで掲載されているため、現場のノウハウとしてすぐに落とし込めるのが特徴です。

効果のあるコンテンツを生み出したい企業におすすめの内容になっています。

6.ユーザーと「両想い」になるための愛されるWebコンテンツの作り方

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http://amzn.asia/dzwbP55

『ユーザーと「両想い」になるための愛されるWebコンテンツの作り方 』は、自社のファンを作るためのコンテンツマーケティングを解説した書籍です。

長期的にユーザー目線のコンテンツを届け、自社のファンを作る方法を学ぶことができます。
数多くのWebメディアの企画・運用に携わってきた成田幸久氏が著した本で、ユーザーの心を動かすコンテンツ制作を成功させたい企業におすすめです。

7.広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門

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http://amzn.asia/bhmQbVu

広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門』は、Web上でヒットコンテンツを手がける谷口マサト氏がコンテンツ制作のノウハウを解説した書籍です。

インターネットでユーザーに受け入れられるコンテンツとは何か、という視点でコンテンツ制作のポイントを学ぶことができます。例えば、スマートフォンに最適化したコンテンツ製作の方法や適正なWEBコンテンツ制作費の決め方など、「インターネットならでは」の文脈に沿った方法が学べるでしょう。

8.沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−

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http://amzn.asia/6sdGiM1

『沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−』は、Web制作やマーケティング支援を行う株式会社ウェブライダーの代表 松尾茂起氏の著書です。

コンテンツマーケティングの基本を学ぶことができ、つまづきやすいポイントを知ることができます。

本書はストーリー仕立てになっており、企業ホームページマーケティング施策に課題を持った企業と、それを解決する主人公という形式で内容が展開していきます。そのため、飽きずにコンテンツマーケティングについて学べるのが特徴です。

コンテンツマーケティングの基本を楽しく学ぶことができるので、基本知識を身につけたい方はぜひ参考にしてみてください。

9.新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

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https://tinyurl.com/yhzwsvf5

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 』は、ライティング初心者の方向けの相手に伝わる文章の書き方を理解できる書籍です。

ニュースメディアや出版社での勤務経験がある、株式会社ナターシャ取締役の唐木元氏が著した書籍で、ライティングにおける実践的な方法を学べます。企画書やレポート、ブログ、SNSなど、様々な媒体で活かせる文章力を身につけるのに効果的です。

言いたいことが上手く相手に伝わらない、言い回しで悩んでしまうという企業のマーケティング担当者に本書をおすすめします。

10.セールスライティング・ハンドブック: 「売れる」コピーの書き方から仕事の取り方まで

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https://amzn.to/3tDzIXD

『セールスライティング・ハンドブック: 「売れる」コピーの書き方から仕事の取り方まで 』は、広告ライターやマーケティングライターを含めたセールスライター向けの書籍です。

セールスライティングの基礎から、購入意欲を高めるのに効果的なライティングメソッド、セールスライターの仕事を獲得する方法に至るまで、商品を売るための文章術を幅広く知ることができます。

広告の父と呼ばれるデイビット・オグルヴィ氏が推薦しており、アメリカで1985年に刊行されて以来、海外でロングセラーになっているライティング本です。第3版では、ダイレクトメールや自社サイトにおけるセールスライティングを学べます。

11.ザ・コピーライティング

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https://amzn.to/3htyMAp

『ザ・コピーライティング』は、2008年に刊行されてから12万部を突破したロングセラーの書籍です。

アメリカの広告業界でコピーライターとして成功したジョン・ケープルズ氏が著者で、経営コンサルタント、及び作家として活躍する神田昌典氏も、本書の内容を絶賛しています。

本書では、実証的なコピーライティング方法を学ぶことができ、広告戦略や効果のあるコピーの書き方、注目されるレイアウトやビジュアルの売り出し方など、マーケティングで参考になる知識を多々知ることができます。コピーライターの方は一度目を通しておきたい1冊です。

コンテンツマーケティングの分析・改善が学べる本2選

ここでは、コンテンツマーケティングの分析・改善が学べる本を紹介します。

12.現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書

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https://amzn.to/3EbYF1f

『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』は、Webサイトの効果を最大化する施策方法や分析方法を紹介している書籍です。

ゴールの設定やデータの見方などの基本的なことから、施策ごとのポイント、レポートの作成方法、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャなどの活用方法まで、幅広いトピックを扱っています。

Web集客に課題を感じている、リード獲得数が伸び悩んでいるなど、Webマーケティング全般の改善を目指している方におすすめの内容です。

リード獲得に重要なコンテンツマーケティングの基本について、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「リード獲得」に重要なコンテンツマーケティングの基本

「リード獲得」に重要なコンテンツマーケティングの基本

BtoBビジネスの営業・マーケティングにおいて課題となるのが「リードの獲得」。BtoBビジネスにおけるリード獲得や見込み客の育成にあたって効果的な手法、「コンテンツマーケティング」について解説し、成果を出すために必要な手順をご紹介します。

13.いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本

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『いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本』は、コンバージョン最適化の方法を紹介しているデジタルマーケターに向けた書籍です。

オウンドメディアやECサイトなど様々なメディア媒体で活用できる、仮説と検証に基づいた方法論を学べます。Webサイトにおける実績の評価方法や、課題を発見する方法、PDCAの効率的な回し方など、Webマーケティングを見直し、成功へと導くのに効果的です。

SEOコンテンツマーケティングの対策はできていても、リード獲得や資料請求などのコンバージョンに結びつけられないという企業におすすめします。

リード獲得に関連して、リードナーチャリングに課題を感じている方は、以下の記事をご参照ください。

リードナーチャリングとは?今、重要視されている理由と手法を解説!

リードナーチャリングとは?今、重要視されている理由と手法を解説!

リードナーチャリング、もしくは単にナーチャリングという言葉を耳にしたことはありますか?リードナーチャリングとはリードの育成・顧客へのシフトを意味するインバウンドセールスの手法のことを指します。 リードナーチャリング=メルマガ配信と認識している方も一定数いるようですが、それは誤った認識です。 この記事ではリードナーチャリングとは何か、現代において重要視されている理由や具体的な手法を紹介します。

コンテンツマーケティングのSEOが学べる本2選

ここでは、コンテンツマーケティングの効果を最大化するために重要なSEOについて学べる本を紹介します。

14.検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書

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https://amzn.to/3E7W4Wp

『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』は、「SEOの教科書」という本の題名通り、SEOの基本事項を学べる解説本です。

1997年に日本で初めてSEOサービスの提供を始めた、株式会社アイレップのSEM総合研究所所長である渡辺隆広氏が著した書籍で、自社のコンテンツを上位に表示させる知識を養うのに役立ちます。

開発側の考え方や視点を理解できるため、長期的に実践するべきSEO対策を考えるのに効果的です。SEOという言葉は聞いたことあるけど詳しくは分からない、SEO対策で何から始めればいいか悩んでいるWeb制作者やWebサイトの運営者におすすめします。

15.10年つかえるSEOの基本

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https://amzn.to/394ucnv

『10年つかえるSEOの基本』は、変動しやすいトレンドではなく、長期的に活かせるSEOの根本的な考え方を解説している書籍です。

デジタルマーケティング事業を手掛けるヴォラーレ株式会社(現在のナイル株式会社)の取締役、及びSEO事業責任者である土居健太郎氏が著した本で、SEOの基礎を身につけられます。

検索エンジンの目的や検索キーワードの探し方、コンテンツの制作方法など、SEOを捉える上で重要な考え方を学べる内容です。コンテンツマーケティングが伸び悩んでいる企業や、SEOの基本事項から学びたいWeb担当者におすすめします。

デジタルマーケティングを成功させるためにWebマーケティング担当者が読んでおきたい書籍について、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

Webマーケティング担当者が読んでおきたい書籍10選

Webマーケティング担当者が読んでおきたい書籍10選

マーケティング手法は、インターネットの登場と普及により年々変化しています。Webマーケティング担当者が時代の流れに遅れないようにするためには、常に学び続けなければいけません。そこで今回は2018年〜2019年に発刊、または刷新されたばかりの書籍の中から、Webマーケティング担当者が読んでおくべき書籍を10冊ピックアップしました。

コンテンツマーケティングはユーザーファーストで

コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信することで、商品やサービスの購入、問い合わせ、資料請求などのコンバージョンに繋げるマーケティング施策です。コンテンツマーケティングを成功させるには、基礎的な考え方やノウハウだけでなく、分析や改善方法をしっかり理解しなくてはいけません。

知識がない状態でコンテンツマーケティングの施策を実行しても、成果を得られずにコストや労力が無駄になってしまう可能性があります。そのため、コンテンツマーケティングに関する知識が不足していると感じている企業の担当者は、まず知識を養うことが大切です。

コンテンツマーケティングの書籍からは、信憑性の高い情報をたくさん学べます。ライティングやSEO、分析方法に特化した本など、目的によって購入するべき本は変わってくるので、自社の課題から必要な本を選びましょう。

弊社が提供する「ferre One」は、CMS機能や、メールマーケティング機能、セグメントに合わせたコンテンツ配信、顧客分析機能、MAツールとの連携など、BtoBマーケティングに必要な機能を有するサービスです。サイト運営を支援する定期健診や初期戦略設計などのサポートも利用できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。