単にサイトを作るだけでは、ユーザーのアクセスは集められません。マーケターはユーザーが訪れるように導線を作り、集客できるようにしなければ制作費や運営費が無駄になってしまうでしょう。

今回はマーケターが必ず知っておくべき「集客の基礎」を解説しながら、読んでおくべきおすすめメディアを4つ紹介します。

イケサイ

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イケサイ

まず、集客するにあたってターゲットユーザーを決める必要があります。ターゲットユーザーとは、サイトのゴール(目的)を満たすユーザーのこと。そもそもサイトを誰のために作るのかを決めるべきなのです。

ターゲットを決めたら、近しいターゲットユーザーを対象とした類似サイトをたくさん見て競合分析しましょう。多くの競合サイトを比較することで、それぞれの長所や短所がわかりポイントをおさえられます。

そこでおすすめなのが「イケサイ」です。Webサイトをカテゴリーごとに分類しており、競合サイトが見つけやすいのが魅力。色別にも分類しているので、イメージカラーに合わせたサイトデザインを調べることもできます。

競合サイトを分析する際は、配色や配置をチェックしましょう。色を使いすぎると情報量が増えすぎて逆効果になるので、3色程度に絞るのがおすすめです。配置は「どんな情報をどんな順番で載せているか」ということ。予約ボタンやログインボタンなどユーザーの行動につながる導線は、配色や配置のバランスを整えてできる限り目立たせましょう。

Responsive Web Design.JP

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Responsive Web Design.JP

SEOを強化するためにも、サイトの最適化は欠かせません。Googleなどの検索エンジンに評価されるサイトになるように、様々な最適化をする必要があります。

例えば、Googleが提供するサイトの管理ツール「Google Search Console」もサイトの最適化をするツールのひとつ。Web業界で「Google Search Console」に触れないマーケターはほとんどいないでしょう。ペナルティの有無やインデックス化のエラーを報告してくれ、修正後のクローラー巡回依頼(インデックス化の催促)まで可能です。

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そして、今特に力を入れたいのがモバイルの最適化チェック。以前はパソコンからの利用が多かったインターネットも、すっかりスマホからの利用が多くなり、モバイル利用に適しているかどうかが重要な判断基準になりました。

Googleのサイト評価では、スマホからのサイト表示スピードが重視されます。日本国内の秀逸なレスポンシブWebデザインを集めたギャラリーサイト「Responsive Web Design.JP」でスマホ対応のデザイン例を見て、サイトの見直しを行いましょう。

レスポンシブWebデザインとは、パソコンやスマホ、タブレットなどどんな大きさの画面でも見やすく使いやすい、ユーザビリティが高いデザインのことです。同じHTMLで配信できるため、ユーザーのデバイスに合わせて最適化された状態でサイトを見せられます。モバイルフレンドリーなサイト構築ができるため、検索エンジンからの評価が高くなるわけです。

「カテゴリー」「カラー」「テクニック」「タイプ」別にチェックできるため、優先したい条件に合わせて類似サイトをチェックするのもおすすめです。レスポンシブWebデザインに関する記事も多く取り扱っており、デザインを指示する前に基本的な知識を収集したいマーケターにも適しています。「Responsive Web Design.JP」は、モバイルファーストの時代に適したサイト構築への近道になるメディアです。