コンテンツマーケティングを行うにあたって、自社のWebサイトWordPressで運用しているという企業も多いでしょう。Webサイト制作時にWordPressが選ばれる理由の一つとして、HTMLCSSに関する知識や経験が浅くてもWebサイトを簡単に構築できるという点が挙げられます。

加えて、WordPressは提供されているプラグインが豊富にあり、コーポレートサイトやメディア、ECサイトなど幅広く対応できるCMSです。しかし、プラグインの種類があり過ぎてどれを選べば良いのかわからないとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、WordPress利用者におすすめのSEOプラグインを5つ紹介します。WordPressでのSEO対策を極めたい方はもちろん、これからWordPressWebサイト制作を検討されている方も参考にしてみてください。

  1. WordPressがSEOに強いと言われる理由
  2. WordPressのSEOプラグインとは?
  3. WordPressで使うべきおすすめSEOプラグイン5選
  4. WordPressのSEO対策でやること
  5. WordPressのSEOプラグインでSEO対策を効率化
  6. SEOの基本をおさらいする

WordPressがSEOに強いと言われる理由

WordPressSEOに強いと言われています。その理由は次のとおりです。

Googleの検索エンジンがクロールしやすい構造

Google検索順位は、検索エンジンクローラー(ボット)がWebサイトを巡回し、情報を集めて評価する仕組みです。WordPressクローラーが巡回しやすい構造のため、早くindexされたり検索順位で有利になったりする可能性があります。

カスタム性が高く、SEOを強化しやすい

WordPressは用途や目的、効率化の方針に応じて、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。絶えず変化するSEOに対応するために、その時々に最適なプラグインを入れたり各種カスタマイズしたりできるのは大きなメリットです。

SEO強化用のプラグインが豊富

WordPressには、機能を後から追加できるプラグインが多く存在します。モバイルフレンドリー対応やSNSのシェアボタン設置、meta descriptionの指定など、SEOを強化できるプラグインを導入すれば、他のWebサイトよりも優位に立てる可能性があります。

WordPressのSEOプラグインとは?

プラグインとは、ソフトウェアの機能を拡張できるプログラムのことです。
WordPressにおけるSEOプラグインWordPress上でSEO対策を効率的に行うためのプログラムを指します。

インストールしたWordPressSEOプラグインを追加することでより効率的なSEO対策ができるようになるのです。

現在はWebサイトづくりでWordPressを活用する企業が増えており、それに伴いSEOプラグインの数も充実してきています。

具体的には、SEO対策に関する設定を一括で管理できる機能や、XMLのサイトマップを自動的に生成・送信できる機能、SNSのシェア・フォローボタンを表示できる機能など様々です。

SEOプラグインは、SEO対策が欠かせないWebサイト運用担当者にとって心強い味方だと言えるでしょう。

WordPressで使うべきおすすめSEOプラグイン5選

ここからは、WordPressで使うべきおすすめSEOプラグインを5つ、特長機能価格使い方、使用する際の注意点に分けて詳しく紹介します。
それぞれのSEOプラグインを深く理解し、自社に最適なSEOプラグインを選びましょう。

❶ All in One SEO

●サイトのSEO対策がこれ一つで!

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All in One SEO Packは、SEO対策を幅広くカバーできるWordPressプラグインです。
SEOの内部施策に関するあらゆる設定が可能で、初心者でも使いやすい仕様となっています。
Webサイトの集客効果を高めるのであれば、ぜひ活用したいプラグインの一つです。

● 特長

All in One SEOは、SEO対策のための多彩な機能を搭載しています。

「無料版だと最低限の機能しか使えない」ということもなく、SEOで集客を狙うための充分な機能を備えているのが特長です。

有料のプレミアム版ではサポートサービスや機能がさらに充実していますが、スタートアップには無料版でも事足りるでしょう。
開発者向けのAPIも揃っているため、上級者にもおすすめです。

また、57ヵ国の言語に対応しており、世界中で使われているSEOプラグインでもあります。

● 機能

・ 一般設定(タイトル・メタタグ・メタキーワードの設定、カスタム投稿設定、Google アナリティクス設定など)
・ XMLサイトマップ設定(検索エンジンにサイト構造を伝える)
・スニペットプレビュー機能
・Canonical URL機能(コンテンツの重複を防ぐ)
・Google AMP設定(モバイルページを高速で表示させる)
・noindex設定(特定のコンテンツを検索エンジンにインデックスさせない)
・除外項目の設定
・ソーシャルメディア設定(Facebook、Twitter)
・パフォーマンス設定(サーバーの設定を最大パフォーマンスまで引き上げる)
・Robots.txt設定(クロールされるコンテンツの制御を行う)
・ブロッカー機能(サイトに悪影響を及ぼすボットやスパムをブロックする) など

● 価格

All in One SEO Packは、無料版有料版があります。
有料版では、サポートサイトの高度なサポートを受けられたり、動画SEO対策のための機能が追加できます。

【有料版の価格】

プラン名 価格
Individual(個人) 136ドル(68ドル)
Business(ビジネス) 236ドル(118ドル)
Agency(代理店) 1,118ドル(559ドル)

※2019年2月時点、通常価格(セール価格)の情報です。

● 使い方

まず、WordPressの管理画面にある【プラグイン】から【新機能追加】を選択、「All in One SEO」を検索してインストールします。

インストールが完了すると、WordPress管理画面左のメニューに【All in One SEO】と表示され、クリックすると使えます。

まずは、【一般設定】でタイトルタグやメタディスクリプション、メタキーワードなどのホームページ設定から進めていくと良いでしょう。

ホームページ設定の中に「代わりに固定フロント ページを利用する」とありますが、有効にするとHTMLに入力したディスクリプションとキーワードが表示されなくなってしまうため、無効で設定しましょう。

● 使用する際の注意点

SEOプラグインの中でも万能型とも言えるAll in One SEOですが、追加する前には他のプラグインとの相性に注意する必要があります。

WordPressの中には、多種のテーマ(サイトのテンプレート)があり、好きなテーマをインストールして使うことができます。
しかし、テーマの中にはSEOプラグインのような便利な機能を搭載しているものも多くあり、組み合わせによっては不具合が発生してしまうこともあるのです。

実際に、「+JIN」や「SANGO」といったテーマでAll in One SEOを使用し、設定した項目が上手く反映されないといった事例も起きているため、導入する際には既にインストールしているテーマの中に重複するような機能がないかを確認しておくと、エラーのリスクを抑えられるでしょう。

公式URLAll in One SEO

❷ Yoast SEO

●ユーザー満足度の高い快適な使用感

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Yoast SEOは、All in One SEO Packと同じく、世界中で利用されているSEO対策用のプラグインです。
充実したSEO設定機能を有している他、Yoast SEOのサイト内ではSEOトレーニングのためのコンテンツも掲載されています。
2万件以上の評価が5つ星という、ユーザーの満足度も非常に高いSEOプラグインです。

● 特長

Yoast SEOは、無料版でも基本的なSEO設定機能を網羅しており、初級者から上級者まで幅広く利用されています。

ヘルプボタンが表示されているため、管理画面で使い方に迷ったときや、操作に不慣れな状況でも安心です。
より高度なSEO設定を行いたいときは、有料版に切り替えることでさらに使える機能が拡張され、1年間のサポートも受けられるようになります。

2週間ごとにプラグインのアップデートが行われるため、快適な利用環境の中で使い続けることができるSEOプラグインだと言えるでしょう。

● 機能

・ 一般設定(タイトルタグ・メタディスクリプションタグの設定など)
・ XMLサイトマップの自動生成
・ スニペットプレビュー機能
・ Canonical URL機能
・ コンテンツの分量や キーワード数などのチェック、可読性(読みやすさ)の解析
・ Google Search Consoleとの連携
・ パンくずリストの有効化
・ ソーシャルメディア設定(Facebook、Twitter)
・ コンテンツのSEOスコア確認
・ ダッシュボード機能(コンテンツのSEO分析結果を確認する) など

● 価格

Yoast SEOは、無料版有料(プレミアム)版があります。

有料版では1年間のサポート期間がある他、広告が出ない、無料版にはない便利な機能が追加されるなど、より充実したサービスが提供されます。

有料版の価格は、1サイトでの利用につき89ドル(買い切り)です。

● 使い方

WordPressの管理画面メニューから【プラグイン】を選択し、【新機能追加】で「Yoast SEO」を検索するとインストールできます。

インストール後は、WordPress管理画面メニューに【SEO】という項目が表示され、Yoast SEOが操作できるようになります。

そこから【ダッシュボード】→【機能】の順でクリックして詳細設定ページを「有効」にしてください。

タイトルタグをはじめ、ディスクリプションといったメタタグの設定の他、Google Search Consoleとの連携も設定しておくと良いでしょう。

Google Search Consoleとの連携は、管理画面メニューの【全般】から【Webmaster Tools】を選択することで設定が可能です。

● 使用する際の注意点

Yoast SEOコンテンツSEO対策に非常に便利ですが、All in One SEOと同様に、同じような機能が装備されているテーマやプラグインとは機能同士が干渉してしまい、操作中にエラーが生じるケースがあります。

これまでに、「Simply Static」や「Google XML Sitemaps」、「Head Cleaner」といったプラグインと使用し、相性が悪いと感じたユーザーがいるようです。

万が一、エラーが発生したら片方のプラグインを無効にするなどの対処方法もありますが、追加する前に既存のプラグインとの相性も考慮しておくと、より快適に利用できるでしょう。

また、初心者でも使いやすいプラグインではあるものの、ある程度はSEOの知識がないと正しく設定ができず、Yoast SEOから多くのダメ出し(修正すべき点)を受けてしまいます。
Yoast SEOを有効に活用するためにも、SEOの勉強は必要不可欠でしょう。

公式URLYoast SEO

❸ Premium SEO Pack

●もっと使いこなしたい上級者にピッタリ

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Premium SEO Packは、幅広いSEO対策ができる多機能のSEOプラグインです。
特に、他のSEOプラグインにはない、独自かつ高度な機能が搭載されている点で人気があります。
Webサイト全体のSEO対策を行いたい方や、SEOの精度をより高めたい上級者におすすめです。

● 特長

Premium SEO Packには、他のプラグインにはない機能が多く搭載されています。
基本的なSEO設定だけでなく、検索結果や表示速度が確認できるなど、実際に公開したコンテンツに関する様々な解析が可能です。解析結果は、改善策を打ち出すときの参考にできます。

また、Premium SEO Packで注目したい機能として、Facebookへのコンテンツ投稿がWordPressから直接できる機能や、SEO対策がどのくらいできているかが点数化されるSEOスコアの情報管理や改善が1つの画面で完結できる機能が挙げられます。

豊富な機能により、SEOにまつわるあらゆる設定をオールインワンで実施できるのがPremium SEO Packの特長です。

● 機能

・ Google Analyticsでのコンテンツ解析
・ SERPトラッキング機能(ユーザーが検索を行ったときのキーワード、URLの検索結果順位を確認できる)
・ PageSpeedインサイト機能(コンテンツの表示速度が確認できる)
・ 404エラーページの確認
・ CSS、Javascriptのコードを圧縮する
・ 全記事のメタタイトル、メタディスクリプション、メタキーワードの一括最適化
・ XMLサイトマップの設定
・ 画像の最適化
・ Facebookへのコンテンツ投稿
・ Social Stats(コンテンツがSNS上でどのくらいシェアされたかなどの反響を確認できる) など

● 価格

Premium SEO Packには、無料プラン有料プランがあります。

有料プランにはサポート期間が設けられていますが、無料プランはサポートが含まれず、いくつかの機能の使用が制限されるプランです。

有料プランを利用することで、より詳細なSEO設定を行うことができ、手厚いサポートサービスも受けることができます。

プラン名 価格
Lite Version 無料
Regular License 44ドル
Extended License 400ドル

※2019年2月時点の情報です。

● 使い方

Premium SEO Packのインストールも他のSEOプラグインと同様、WordPressの管理画面メニューから行います。

まずは【プラグイン】から【新機能追加】を選択して「Premium SEO Pack」を検索、「premium-seo-pack.zip」という名前のファイルをアップロードして「Activate Plugin」をクリック(プラグインを有効にする)すれば準備完了です。

メニューの「META」でSEOタイトル、ディスクリプションやキーワードのメタタグ、Canonical設定ができます。保存する際は「Optumize this page for SEO」が【Yes】の状態になっているか気をつけておきましょう。

また、Webサイトの分析に重要なGoogle Analyticsの連携も早めに対応しておくことをおすすめします。

● 使用する際の注意点

追加することで高度なSEO設定が可能となるPremium SEO Packですが、他のSEOプラグインと同じように、既にインストール済みのプラグインとの相性に気をつけましょう。

同じような機能を持つプラグインがないか確認する、万一エラーが起きたときのためにデータをバックアップするなどをしておくと安心です。

しかし、Premium SEO PackのSEO対策は広範囲に及んでいるため、似たようなSEOプラグインをいくつも追加する必要性は低いと言えます。

公式URLPremium SEO Pack

❹ The SEO Framework

●充実の機能とシンプルさを両立

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The SEO Frameworkは、コンテンツの自動最適化に優れたプラグインです。
SEO設定を幅広くカバーするというよりも、「シンプルかつ効率的にSEO対策を実施したい」という方向けの機能が備わっています。

● 特長

The SEO Frameworkの大きな特長は、コンテンツの最適化を自動で実施できる仕組みです。

システムにはAIが組み込まれており、タイトルやディスクリプション、タグの設定からXMLサイトマップの生成など、SEO回りの様々な設定を自動で実施してくれます。

機能はシンプルですが、設定できる項目は100以上もあるため、基本的なSEO対策としては十分だと言えるでしょう。

また、改善すべき点を色別のバーで表示するなど、視覚的なわかりやすさも特徴の一つです。

● 機能

・タイトル、ディスクリプションの自動生成
・XMLサイトマップの自動生成
・ピクセルパーフェクトガイドラインに適応(コンテンツ内のピクセルを一致させる)
・改善すべきSEOの要素を色別表示(タイトルやディスクリプションが長すぎる、同じ単語の繰り返しが多いなど)
・AMP統合(モバイルページを高速表示させるための手法)
・OGPTwitter Cards設定 など

● 価格

The SEO Frameworkは、無料で利用することができます。

追加料金も発生しないことから、「まずはコストをかけずにSEO対策を始めてみたい」という方におすすめです。

● 使い方

The SEO Frameworkは、WordPressの管理画面左にあるメニューから【プラグイン】を選択し、【新規追加】の検索窓で「The SEO Framework」を検索しインストールします。

インストールが完了したら、「プラグインを有効化」をクリックすれば利用可能です。

SEOに必要な基本設定をはじめ、SNSシェアに関する設定(OGP、Twitter Cards設定)や、カテゴリ・ページ・サブドメインなどに関するエラー防止、404エラーページインデックス登録されないようにするなどの設定もできます。

使用する際の注意点

The SEO Frameworkは画面の項目名に沿って必要なものを設定していくだけでSEO対策ができる、シンプルな構造のプラグインです。

簡単な操作性も魅力の一つですが、利用時には日本語に対応していないプラグインである点を留意しておきましょう。
しかし、WordPressのサイト内にあるサポートフォームで問い合わせをすることが可能なため、操作時に不具合が生じた際には活用してみてください。

また、他のSEOプラグインのように、追加することでエラーが生じてしまう場合があることを覚えておきましょう。

公式URLThe SEO Framework

❺ SEOPress

●使い勝手が良くSEO対策がスムーズに進む

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SEOPressは、シンプルかつ素早いSEO対策を実施できるプラグインです。
インターフェースに優れた操作画面で、その使いやすさと充実の機能から世界中で利用されています。
低コストでありながら、SEO対策を確実に進めるための機能が豊富です。

● 特長

SEOPressは、使いやすさが特長のSEOプラグインです。

操作画面は非常にシンプルで、ITに不慣れであってもわかりやすい仕様となっています。
広告の煩わしさが一切ないのも、利用者にとってうれしいポイントです。

無料版と有料版がありますが、無料版であっても十分な機能を利用できます。
人気プラグイン「Yoast SEO」の無料版と比べても使える機能数が多く、「無料プラグインを使いたいけどSEO対策で妥協はしたくない」という方におすすめです。

有料版の場合は、リダイレクト設定や404エラーのモニタリング、パンくず設定などさらに幅広いSEO設定ができます。
年額39ドルというコストパフォーマンスの良さも魅力です。

● 機能

・ 一般設定(タイトルタグ・メタディスクリプションタグの設定など)
・XMLサイトマップの自動生成
・Google アナリティクス
・ソーシャルメディア設定(Open Graphタグ、Twitterカード、Google Knowledge Graph)
・Google Knowledge Graph
・コンテンツ内容を分析し、改善策を提案
・添付ファイルページの無効化
・インポート・エクスポート設定 など

● 価格

SEOPressは無料版有料版があり、有料版は年額39ドルで利用できます。

いずれのプランであっても対応サイト数は無制限、また有料版は1年間のサポートサービス付きです。

有料版は、無料版よりもさらに機能数が増え、より充実したSEO対策を実施できるようになります。

もちろん、無料であっても基本的なSEO設定がカバーできるため、まずはコストを抑えてSEO対策を行ってみたいという方は無料版から使い始めてみるのも良いでしょう。

● 使い方

SEOPressに関しても、WordPressの管理画面内メニューからインストールします。
プラグイン】→【新規追加】の順番で選択し、「SEOPress」を検索する手順です。

インストール後、「プラグインを有効化」にすることで、WordPressの管理画面メニューに「SEOPress」が表示され、使えるようになります。

SEOPressnoのダッシュボードには、Title&Metas、XML / HTML Sitemap、Social Network、Google Analytics、Advanced、Toolsの6つの操作項目があり、Title&Metasでは、タイトルやメタディスクリプションの他に、タグ設定やアーカイブページの設定などを行います。

Advancedのセキュリティ項目ではユーザーの権限設定が可能なため、セキュリティ環境をより高めて利用したいときに設定しておくと良いでしょう。

● 使用する際の注意点

SEOPressは操作性の高さが強みですが、日本語には対応していない点に注意して利用を検討しましょう。

有料版ではメールによるサポートが受けられますが、無料版では受け付けていません。
ただし、公式サイト内には使い方ガイドのページや動画が掲載されているため、操作に困ったときは参考にしてみましょう。

また、WordPress公式サイトで「SEOPress」を検索すると、サポートフォームで過去に質問された内容が公開されています。
質問内容を読むことで解決策が見出せることもあるため、活用してみてください。

公式URLSEOPress

WordPressのSEO対策でやること

WordPressSEO対策は次のように行いましょう。

プラグイン「Google XML Sitemaps」でサイトマップを作成

まずは、 プラグインGoogle XML Sitemaps」でXMLサイトマップを作成しましょう。XMLサイトマップは、Webサイトページ構成を知らせるためのものです。各ページURLが記載された「sitemap.xml」というファイルをトップディレクトリにアップロードすることで、クローラーに伝達できます。

Google XML Sitemapsは、XMLサイトマップファイルを自動作成できるプラグインです。Webページを追加する度にサイトマップの内容が自動更新され、クローラーWebサイトを巡回するよう更新通知を出します。

Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールとの連携

Googleアナリティクスは、サイトを訪問したユーザー数や属性、ページごとの流入元などを調査できるツールです。コンバージョン率の把握にも使用できるため、企業がコンテンツマーケティングを行う際は必須と言えるでしょう。

Googleサーチコンソールは、サイトの検索順位やユーザーが検索したキーワード、クリック数などを調査できるツールです。Googleアナリティクスがサイトにアクセスしたユーザー行動を分析するのに対し、Googleサーチコンソールはユーザーがアクセスするまでの行動を分析します。

WordPressにアクセス解析タグを設置して、各種ツールと連携させましょう。

noindex・canonicalタグの設定

noindexタグは、検索エンジンページインデックスさせないように指示するタグです。内容が重複したページ検索エンジンに良い評価を受けない場合があるため、noindexタグで非表示にします。

canonicalタグは、類似あるいは重複ページの正規化をするタグです。例えば、wwwがついているかどうかが違っても、同じコンテンツにアクセスできる場合があります。その際は、canonicalタグを使用して、いずれかのページURLを正規化します。

title(タイトル)・description(ディスクリプション)の設定

titleタグは、ユーザーが求める情報を掲載していることがわかる内容に設定しましょう。魅力的なtitleタグをつけることも大切ですが、内容がイメージできなければクリックには繋がりません。また、タイトルの下に表示されるdescriptionも設定が必要です。

どのようなコンテンツなのかがわかるように、120文字前後で記載します。狙ったキーワードを入れることが一般的ですが、キーワードを詰め込むだけでは評価されません。コンテンツの内容を簡潔に記載することが大切です。

​​WordPressのSEOプラグインでSEO対策を効率化

SEOプラグインを使うことで、WordPressで構築したWebサイトSEO対策が一気に効率化できることがイメージできたのではないでしょうか。

ただし、SEOプラグインはあくまでもSEO対策を補助してくれる機能にすぎません。
プラグインを導入すれば自動でSEO対策をしてくれる」わけではないことを理解しておきましょう。

また、プラグインは便利な機能を多く備えていますが、それゆえに利用には注意が必要です。
いくつものプラグインを多用すると、操作上でエラーが発生するだけでなく、Webサイトが重くなることでユーザーの利便性が低くなり、サイトの評価が下がる危険性もあります。

上記の注意点を考慮した上で、SEOプラグインを上手く活用し、効果的なSEO対策を実施していきましょう。

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