文章から写真、音声、動画まで、あらゆるコンテンツを投稿できる「note」。個人に留まらず企業でもnoteを本格的に活用し始めており、ビジネスとしても十分利用できるものとなってきています。

そこで今回は、すでにnoteを使っている企業の活用事例を「ファン獲得」や「集客」など目的ごとにまとめました。ブログやSNSとはひと味違う、noteの機能を引き出す使い方のアイディアを見ていきましょう。

参考:社員ブログもオウンドメディアも。企業の発信を支える『note』活用例

noteの企業活用事例・集客、収益化

集客にはホームページやネットショップ、SNS、広告などが使われてきました。そこにnoteを取り入れることで、新たな潜在顧客層にアプローチできるかもしれません。

ここでは集客や直接的な収益化に繋がる活用事例をご紹介します。

ホームページとしても運用しているダイハードテイルズ

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参考:ダイハードテイルズ

Web上でパルプマガジンや小説を出しているダイハードテイルズでは、ホームページを用意する代わりに機能をフル活用してnoteをホームページとして運用しています。

最新ニュースや試し読みなどを投稿しているほか、有料投稿や有料マガジンで各話の販売もしており、ネットショップとしての役割も。

noteは独自ドメインを取得できるため、1からホームページやネットショップを制作・開設するためのコストがかかりません。

月額マガジンを販売しているしいたけ.占い

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参考:しいたけ.note

占い師の「しいたけ.」による占いの内容を「月間○○座」という形で、noteのマガジン機能を使って発信しています。

他の媒体でも占いを発信していますが、noteではもっと踏み込んだ内容を掲載するだけでなく、アドバイス(フォローアップ)をしたり悩み相談に回答したりと内容も充実。

「占い」というビジネス自体が長く継続されやすい業態であるため相性も良く、noteの月額課金機能をうまく使った活用事例と言えるでしょう。

noteの企業活用事例・ブランディング、ファン獲得

noteはブランディングにもおすすめのウェブサービス。なぜなら、SNSのようにいいねやフォローがつくため、ユーザーはひと目でその企業の人気度を推し量ることができるためです。

そこで、ブランディング・ファン獲得に役立つ活用事例をご紹介します。

活動内容の発信から啓発まで!サイボウズ式第2編集部

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参考:サイボウズ式 第2編集部

サイボウズ株式会社の第2編集部とは、編集部と読者を繋ぐためのチーム。そのためミートアップやコミュニティイベントなども手がけています。そんな第2編集部の活動内容やイベント告知などを投稿しているのがこちらのnoteです。

それだけでなく「サイボウズ式とわたし」では編集部メンバーの思いが綴られ、「第2編集部ラジオ」では主に働き方をテーマにした音声コンテンツを配信しています。

読者には見えない組織の内側そ開示し、さらに啓発を行うことで、さらなるファン獲得にも繋がるでしょう。

noteユーザーをホームページに誘導するZOZO FachionTechNews

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参考:ZOZO FachionTechNews

株式会社ZOZOテクノロジーズの「ZOZO研究所」では、ファッション×テクノロジーという視点からのニュースメディアをnoteにて運用しています。

ZOZOタウンでは衣類をネット販売しているため、テクノロジーには興味が薄い人が多いかと思いきや、実際に投稿を読んでみるとファッションの切り口からテクノロジーを紹介しているため、様々な層の興味を惹く内容になっています。

女性の背中を押すコンテンツが満載のlander labo

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参考:lander labo

lander laboは女性のリモートワークを促進するクリエイティブカンパニー。noteはオウンドメディアとして活用しており、lander laboのプロジェクトや仕事紹介といった広報から、プロデューサーや社員からの力強いメッセージなども投稿されています。

女性の働き方や社会への向き合い方など、女性の背中を押してくれるようなコンテンツが盛りだくさん。使用される画像やイラストも美しく、雑誌感覚で読むことができる点も魅力です。

noteをオウンドメディアとして活用すれば管理運用も楽で、マガジン機能をカテゴリー代わりとして使うことも可能です。

ファイナリストのファン増加も図るミスiD公式

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参考:ミスiD公式

オーディションのグランプリから有名人を輩出しているミスiDもnoteを運営しています。ミスiDのエントリーについて知っておいて欲しいことや実行委員の感じたことなどのコラムもあります。

ここで注目したいのはファイナリストの女の子のツイートをまとめた投稿や、ファイナリストについて深く掘り下げた投稿、さらには女の子自身が投稿したものを集めたマガジンなど。

企業を前面に押し出すというよりも、ファイナリストのファン増加を図る運用をしており、それが結果として企業の知名度アップにも貢献しています。