株式会社フィードフォースの川田です。
GoogleやFacebookなどのプラットフォーマーが最近注力している分野として、データフィード広告、動的(ダイナミック)リターゲティング広告領域が挙げられます。
多くの広告サービスが登場し、各社が凌ぎを削る中、データフィード広告はどういったものか、どんな違い、特徴があるのか、という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、海外企業の日本参入や、新サービスが次々と現れる「データフィード広告」に関するトレンドについてご紹介します。
各サービスの押さえておきたい機能の特徴や狙いを簡潔にまとめているので、新たな集客施策を検討する際にぜひご参考にしてください。

目次

- そもそもデータフィードとは?
- データフィード広告の2トップ
- ディスプレイ型データフィード広告
- 検索連動型データフィード広告
- 人材ポータルサイトでデータフィードを活用する!
- まとめ

そもそもデータフィードとは?

各サービスのご紹介の前に、データフィードの定義とその仕組みを押さえておきましょう。

データフィードとは

データフィードはその名の通り、データ(Date)を供給する(Feed)という意味です。つまり、企業が抱える商品・商材データを広告出稿のために媒体側へ送る仕組みのことを指します。

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データフィードが注目されている背景

では、なぜデータフィードが徐々に注目されているのかをトレンドと合わせて見ていきます。
近年、消費者の趣向が多様化するにつれて企業の広告効果は、「いかに個々にパーソナライズされた広告を最適なタイミングで配信できるか」が重要事項となっています。
それによって広告配信サービスを提供する各社は、最新の技術を駆使した広告のパーソナライズを実現しようと試みており、その代表格として、動的(ダイナミック)リターゲティング広告が登場しました。

いわゆるリターゲティング広告は、「一度訪れてくれたユーザーに対して予め用意した広告を表示する」ものに対し、動的リターゲティング広告は「ユーザーが見ていた商品に合わせて広告バナーを自動生成」します。

例えば、下図のようなバナーを目にすることはないでしょうか。
こちらは、動的(ダイナミック)リターゲティング広告を活用した一例です。

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このように動的(ダイナミック)リターゲティング広告では、ユーザーが実際に閲覧していた商品がバナーに表示されるため、一般的なリターゲティング広告に比べて、かなり高い効果を上げているという事例が多く発表されています。

実際に、動的(ダイナミック)リターゲティング広告を実現するには、ユーザーが見ていた商材に関する情報として画像・商品名・値段などを、広告媒体に提供する必要があります。これらを提供する仕組みが先に述べた「データフィード」であり、動的リターゲティング広告の注目度が高まっているからこそ、データフィードそのものも注目されているのです。

前置きが長くなりましたが、それぞれデータフィード活用広告をご紹介していきましょう。
今回は、動的(ダイナミック)リターゲティング広告だけでなく、検索連動型の広告、及び業界特化型ポータルサイト(バーティカルメディア)も含めています。