2015年、伸び率が大きかったキーワードの一つに「コンテンツマーケティング」が挙げられます。
しかし、発祥の地アメリカで10年以上前に生まれた言葉で、手法自体は100年以上前からあったと言われています。

今回は、2015年、来年2016年も引き続きホットなキーワードであり続けるであろうコンテンツマーケティングの歴史を解説します。

<コンテンツマーケティング記事一覧>

  1. コンテンツマーケティングとは何か〜歴史・事例などから解説
  2. コンテンツマーケティングの歴史を徹底解説(今読んでいる記事)
  3. コンテンツマーケティング界隈の市場規模を徹底解説
  4. コンテンツマーケティングを成功させるために必要な7つの要素
  5. コンテンツマーケティングでやりがちな失敗事例5選
  6. コンテンツマーケティングの目的とゴールの設計方法
  7. コンテンツマーケティングに不可欠なユーザーニーズの調べ方
  8. オウンドメディアを一から立ち上げるための方法論
  9. コンテンツマーケティング開始直後の効果測定の考え方
  10. コンテンツマーケティングに立ちはだかる最大の障壁!会社や上司を説得する方法とは
  11. コンテンツマーケティングでよく使われる13の手法
  12. コンテンツマーケティング時代のスマホ対応方法とは?
  13. コンテンツマーケティングの時代に本当に必要なライティング方法を徹底解説

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目次

  1. コンテンツマーケティングの誕生
    1. 紀元前4200年:紀元前!?コンテンツマーケティングの最古事例とは
    2. 1895年:ジョンディア(John Derre)によるThe Furrowの成功
    3. 1900年:ミシュランガイドの誕生
    4. 1904年:ジェロ(Jell-O)のレシピブック
    5. 1913年:バーンズ&マクドネル・エンジニアリングによる雑誌ベンチマーク
    6. 1922年:アメリカのスーパー シアーズによるラジオ番組
    7. 1930年:P&Gによるラジオドラマ
    8. 1982年:ハスブロ&マーブルによるG.I. Joe Comic Book
    9. 1987年:レゴによるBrick Kicks magazine
    10. 近年のコンテンツマーケティング
  2. 結論:コンテンツマーケティングは本質

コンテンツマーケティングの誕生

コンテンツマーケティングというキーワードですが、日本においては2014年後半ごろから盛んに叫ばれ始めたイメージがあります。
しかし、2007年4月に設立されたアメリカの企業であるCMI(Content Marketing Institute)が作った造語で意外と古いキーワードであることが分かります。

アメリカでも近年の伸びはすごく、カスタムパブリッシング(custom publishing)やインバウンドマーケティング(inbound marketing)などの言葉と比べて、コンテンツマーケティング(content marketing)は、とても伸びている検索キーワードであることが分かります。
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そんな、日本でも注目され始めたコンテンツマーケティングですが、実は世界最古の事例は紀元前4200年頃だと言われています。

紀元前4200年:紀元前!?コンテンツマーケティングの最古事例とは

下記は、CMIが2012年に発信したインフォグラフィックでコンテンツマーケティングの歴史が一枚の画像にまとまっています。
注目は、最も最古のコンテンツマーケティングとして、紀元前4200年の事例が載っています。

それは、洞窟内の壁画です。
さすがにこれはジョークのようなものですが、昔から人は意図せずコンテンツマーケティングを利用していたことが分かります。

このインフグラフィックに載っている事例から抜粋して、歴史を紐解いてみましょう。

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画像引用:The History of Content Marketing [Infographic] – Corporate Storytelling is Not New

1895年:ジョンディア(John Derre)によるThe Furrowの成功

日本では馴染みがないかもしれないですが、アメリカの農機具メーカー「Deere & Company」のブランド「John Deere」が1895年に発行した雑誌「The Furrow」があります。

農家への情報提供が主な目的の雑誌で、最新農業技術の掲載や、成功農家のなるための秘訣など、売り込みではなく純粋な情報提供をミッションとしていました。
事実上、コンテンツマーケティングの最も早い成功例の一つと考えられています。

1895年に発刊され、その人気は急速に高まり読者は雪だるま式に増えていきました。
今では40カ国以上、12の異なる言語で150万人の農家に読まれています。

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The Furrow Magazine JohnDeere.com

1900年:ミシュランガイドの誕生

1900年(明治33年)、ミシュランタイヤは、ドライバーが自分の車をメンテナンスするための400ページのガイドブックを発行しました。
内容は、メンテナンス、宿泊施設の紹介、旅行のヒントなど。
今では3大陸、23カ国、27ガイドブックでコンテンツを配信しています。

ミシュランガイドは1920年までは無料で配布され、今では有料で販売されていますが、その質の高さから人気の本となっています。

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画像引用:http://www.tgtourism.tv/2015/03/come-nasce-il-mito-delle-guide-michelin-2275/

1904年:ジェロ(Jell-O)のレシピブック

1904年(明治37年)、お菓子メーカーであるジェロは、自社のお菓子を使用したレシピ本を無料配布し始めました。
これらには、非常に簡単に作れるレシピが載っていた上に、ジェロの商品自体が非常に安価だったこともあり、爆発的にヒットしました。

それまでジェロは、コンテンツマーケティングを一度も行ったことがありませんでしたが、2年で売上額は100万ドル(1.2億円)も増加しました。

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画像引用:http://www.monthsofediblecelebrations.com/2009/02/jell-o-rules-give-away.html

1913年:バーンズ&マクドネル・エンジニアリングによる雑誌ベンチマーク

1913年(大正2年)、バーンズ&マクドネル・エンジニアリングは雑誌ベンチマークを創刊しました。
潜在顧客に対して高品質な教育コンテンツを提供し、エンジニアリング業界の専門知識を付けてもらうことを目的としていました。
今でも、ベンチマークは発刊され続けています。

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画像引用:http://www.slideshare.net/CMI/20-examples-of-epic-content-marketing-by-joe-pulizzi

1922年:アメリカのスーパー シアーズによるラジオ番組

1922年(大正11年)、アメリカの大手スーパーSearsはラジオ番組を立ち上げました。
目的は、農家の人と自社の良い関係作りでした。

農家の人が収益を向上させるための情報や、政府の問題などを学べるような情報を配信していました。
1930年代になると、デフレの危機とそれが農家に与えた影響などの情報を提供しました。

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画像引用:http://earlyradio.blogspot.jp/2012/05/sears-roebucks-1922-catalog-of.html

1930年:P&Gによるラジオドラマ

1930年(昭和5年)、日本でもお馴染みのP&Gがラジオの連続ドラマに進出しました。
内容は昼ドラ(メロドラマ)で、非常に良い結果を得ることになり、それ以降昼ドラには、石鹸洗剤メーカーがスポンサーに付くことが多くなりました。
昼ドラのことをアメリカでは「ソープオペラ」と呼ぶようになりました。

思い返せば、日本でも昼ドラのCM枠には石鹸洗剤メーカーが多いですね。

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画像引用:http://www.idwpublishing.com/new-books-out-this-week-3/

1982年:ハスブロ&マーブルによるG.I. Joe Comic Book

1982年(昭和57年)、Hasbro社はMarvel社と提携し、GIジョーの売上を上げる取り組みを行うことにしました。
John Derre、Michelin、Jell-Oのマーケティング手法を取り入れ、GIジョーのマンガを作りました。
結果、80年代初頭には売上額が約6億ドル(720億円)を超え、これまでで最も人気のある子どものおもちゃへと成長しました。

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画像引用:https://www.c3.co/blog/die-geschichte-der-seifenoper/

1987年:レゴによるBrick Kicks magazine

1987年(昭和62年)に発刊されたLEGOによる会員向けマガジンです。
今では、世界中のレゴクラブ会員数百万人に届けられています。

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画像引用:http://contentmarketinginstitute.com/2013/06/build-brand-content-empire-learn-from-lego/

近年のコンテンツマーケティング

近年では、コンテンツマーケティングを多くの企業が取り入れて実践しています。

  • 2004年(平成16年):MicrosoftがコーポレートブログのChannel9をリリース
  • 2006年(平成18年):NIKEがNIKE+リリース
  • 2007年(平成19年):Red BullがRed Bulletin magazineリリース
  • 2008年(平成20年):P&GがBeingGirl.comリリース

など。

今では、コンテンツマーケティングは単なるバズワードを越え、アメリカの77%のBtoC企業がコンテンツマーケティングを利用しているそうです。
BtoBになると、86%もの企業がコンテンツマーケティングを利用しているとのことです。
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参考:B2C CONTENT MARKETING 2015 Benchmarks,Budgets,and Trends—North America
参考:B2B CONTENT MARKETING 2015 Benchmarks,Budgets,and Trends—North America

結論:コンテンツマーケティングは本質

昔からコンテンツマーケティングという言葉はなくても、概念は存在しており、どんな媒体でもユーザーが求めている情報を、必要なタイミングで発信することで企業は大きく伸びてきたことを忘れないで下さい。

スマホがやアプリの登場など、Web担当者を惑わすものが非常に多いですが、上記の本質を忘れなければ、適切な情報を適切なメディアで発信できるのではないでしょうか。