3.わかりやすい文章にするための工夫

文法を守ってマイナス要因を除去したら、今度はより伝わりやすい内容にするためのプラスの要因を付与していきましょう。
文章の構成を少し変えるだけで。驚くほど読みやすくなる場合があります。

h1,h2などの見出しを活用する

HTMLタグを使って見出しをつけることができます。
記事内では一般的に「h2~h4」を利用します。

ferretでの見出し表示例は以下の3つです。

h2:大見出し

h3:中見出し

h4:小見出し

h4まで使えば十分整理された文章を作ることができます。
見出しは文章の要約でもあります。
文章内に適切に配置することで、記事の理解を補助する働きもしてくれます。

1つの文を長くし過ぎない

文章がダラダラと長く続いてしまうとどのような弊害が起きるかというと、主語と述語の距離が遠くなってしまうケースが多く、句読点も多用することによって文章の誤読が発生してしまう危険性をはらんでいるのが理由として1つあるのに加え、長い文章は単純に読みづらく読み手にストレスを与えることもあるので、文法的には正しい文章であっても3行以上続くような文章は1行~2行程度で一旦区切るようにしましょう。

 
上記の文章自体、かなり読みづらいはずです。
長過ぎる文章にならないよう、適切に句点を付けましょう。

スマホの表示を意識する

スマホが急速に普及していることを、なんとなくでも実感されている方は多いのではないでしょうか。
実際、あらゆる調査機関によってユーザーの利用デバイスがPCからスマホに移行していることが明らかになっています。
 
2014年時点で既にスマホ接触時間はPCを上回っており、2015年7月に博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が発表した最新版「メディア定点調査2015」によると、その差は更に広がっているようです。
 
携帯・スマホで2割超え、PC減るもタブレット型端末が補完…メディア接触時間推移(2015年)(最新) - ガベージニュース
 
平均接触時間においても、調査が始まった2006年当時から比較して、テレビやラジオ等の他メディアはほぼ横ばいなのに対し、スマホのみ接触時間が約8倍となっています。
また、2015年5月には、スマホのGoogle検索回数がPCを上回ったというデータをGoogleが公式に発表しました。
 
【公式発表】Google検索数、ついにスマホがPCを超える | SEOブログ 初心者もすぐわかる SEO Packブログ
 
「ユーザーはスマホを見る」ということを念頭に起き、PCだけではなくスマホ上での見やすさを気にするようにしましょう。
スマホ画面はPCに比べて遥かに小さいため、1つ1つの情報をコンパクトにまとめる必要があるので、以下の2点は意識するようにしましょう。

  • 1つの記事のボリュームは短めにする
  • 段落をこまめにわける

「見やすさ」については感覚的な部分が多いのですが、すくなくとも自分が見にくいと感じる部分は解消するようにしましょう。

ライティング時、SEOの観点から気をつけるべきことは?

オウンドメディアやブログコンテンツマーケティングを行う場合は、検索エンジンからの自然流入を獲得したいものです。
では、検索エンジンで多く露出されるようになるために、ライティング時に気をつけるべきことはなんでしょうか。

タイトル、ディスクリプションの書き方で意識することは?

SEO的に最も意識するべきなのは記事の「タイトル・ディスクリプション」です。
内部対策にあたるこれらは、大きくは2つの役割を担います。
 

  • Google検索エンジンクローラーに記事内容を正しく伝える
  • 検索結果画面でユーザーに記事内容を伝える
     
    以下の記事を参考に、Googleにもユーザーにも優しいタイトル・ディスクリプションを設定しましょう。
【決定版】SEOに効く内部対策のチェックリスト

【決定版】SEOに効く内部対策のチェックリスト

ferretでは多くのSEO内部対策を行ってきています。SEOは大事なものが大きく3つに分けられます。コンテンツ、外部対策、内部対策です。今回は、最新版のSEO内部対策をまとめました。

キーワード含有率は無視してOK

数年前、「文章内の対策キーワード含有率は◯%前後が良い」という噂が広まった時期がありました。
これは単なる噂でしかなく、Googleも「キーワード出現頻度に気を向けるのではなく、文章を自然に書くことを勧める。」と発表しているため、特に気にする必要はありません。

キーワード出現率の調整はSEOの上位表示効果が無いことを理解しておこう

キーワード出現率の調整はSEOの上位表示効果が無いことを理解しておこう

SEOの施策の1つとして「キーワード出現率の調整」が有効だと言われていた時代がありました。SEO業界では「キーワード出現率が5%前後がいい」と言われていた時期もありましたが、キーワード出現率はほとんどSEOには影響しません。今回は、キーワード出現率とSEOの関係性について解説します。

ユーザーファーストが一番のSEOに

記事本文に関しては、キーワード含有率のような小手先のテクニックは意識せず、ユーザーにとってわかりやすく、読みやすく、役に立つ内容に仕上げることを優先しましょう。
Googleはユーザーにとって使いやすい検索エンジンを目指しているため、コンテンツの質を評価するアルゴリズムの精度を日々向上させています。
 
つまり、ユーザーの役に立つコンテンツが豊富なホームページが評価され、上位表示される傾向が強くなっているということです。