Google広告リスティング広告を出稿する際、広告料金の決め方で戸惑ってしまった経験はありませんか?

Google広告の公式サイトを参照すると「広告料金は自分の予算の範囲内で自由に決められる」と説明されています。しかし、全くの初心者だとどのように料金を決めるのが適切なのか、相場が分からないものです。

そこでこの記事では、リスティング広告初心者向けに、Google広告の料金に関する基礎的な考え方を解説します。

Google(グーグル) 広告の料金を決める場面とは?

Google広告の公式サイトにおいて料金に関する説明画面では、「最適な予算を自由に設定」「広告掲載費用はご自身で管理することが可能」といった旨が書かれています。

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出稿画面にログインすると、Google側からおすすめされた予算プランから選択するか、もしくは下記画面内において自分で自由に予算を入力することもできます。

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Google側がおすすめする予算プランだけでも、月額上限3万円台〜9万円台と幅があります。全く初めての人の場合、ここで「何を判断基準にプランを選択するのがベストだろうか?」と迷ってしまい、出稿のハードルになるのではないでしょうか。

Google(グーグル) 広告の仕組みを理解しよう

料金の決め方というハードルを乗り越えるために、Google広告の仕組みについて理解していきましょう。

Google(グーグル) 広告はPPC(ペイパークリック)広告の一種である

Google広告リスティング広告は、PPC広告の一種です。PPC(ペイパークリック)とは、Pay per Clickの略称でクリックごとに課金される広告になります。一般のネットユーザーがあなたの広告を「何回クリックするか」で発生する広告費用が変わってくるということです。

あなたが自社の広告を一定期間(例:14日、1ヶ月など)出稿する中で、どれだけのネットユーザーにクリックしてほしいか?を考えてから予算を決める必要があるのです。

クリック単価=CPC(Cost Per Click)とは

一般のネットユーザーがあなたの広告を1回クリックした場合、あなたに請求が届く料金のことを「クリック単価」と言います。Web広告用語ではCPC(シーピーシー/Cost Per Clickの略語)と呼ばれています。

例えば、1ヶ月あたり3万円の資金でリスティング広告を掲載し、自社ホームページへの集客を図ったとします。1ヶ月の広告掲載期間中に300人が広告をクリックしてあなたのホームページに来たら、「30,000円÷300人=100円」という計算になり、「広告のクリック単価は100円」になります。

このようにクリック単価は料金を決める一つの指針になるのです。

「入札単価」と「競合」の関係

1クリック100円と見積もり、1ヶ月あたり3万円で出稿と決めれば分かりやすいと考えた人もいるかもしれませんが、クリック単価を100円と決めて出稿すれば、それで広告掲載がうまくいくとは限りません。

自社の広告を目立つ場所に表示させるには「入札単価」と「競合」との関係性を理解しましょう。まず、「入札単価」とはGoogle広告の料金は入札、つまりオークション制という考え方をとっています。入札単価が高ければ高いほど広告が目立つところに表示されるようになります。

次に「競合」とは、同じ広告キーワードで出稿している他社のことを指します。競合相手が多ければ多いほど入札単価が高くなる傾向にあるのです。

例えばあなたが新宿で居酒屋を営んでいるとして、「居酒屋 新宿」というキーワードでリスティング広告を出稿するとします。新宿という立地上、同じキーワード(居酒屋 新宿)でリスティング広告を出稿している競合相手も多くなってきます。

そのため、少ない予算(入札単価)では目立つ場所に広告を掲載できない可能性も考えられるのです。

品質を上げて「広告ランク」を高める

では、予算も少なく競合相手が多い場合は出稿しても効果は期待できないのでしょうか?もちろん予算と競合相手のバランスが取れるキーワードを探すことは前提なのですが、もう一つ理解しておくべきポイントが「広告の品質」です。

Google広告のオークションは「入札単価」と「広告の品質」の両方によって広告の掲載順位が決まります。たとえ競合相手が自分より高い入札単価を設定していても、広告の品質が高ければ、低い入札単価でもより優位な掲載位置を獲得できる可能性があるのです。

Google検索結果ページ内には最大 4つの広告掲載枠があり、5社がその枠での広告掲載を狙っているとします。

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(5社が広告枠を競っている場合の掲載順位シミュレーション例)

品質ランクは、掲載内容の質によって決まります。その質は、文章やキーワード、ランディングページ広告から誘導するホームページ)の品質やユーザー利便性により変わってきます。

広告ランクは、(入札単価)×(品質ランク)という計算式によって決まり、広告ランクのスコア順に掲載順位が決定されます。上記表で注目すべきは、入札単価が200円と一番高いC社でも、品質ランクが低ければ掲載順位が最上位にはならないところです。

つまり、入札単価がたとえ低くても、広告文やランディングページの品質を工夫して向上させることで掲載順を上げることができるのです。また、入札単価広告ランクの両方があまりに低い場合には入札できず、非掲載になってしまう場合もあることを理解しておきましょう。

参考:
広告の掲載順位とランクの仕組み |Google 広告 ヘルプ
品質スコアとは |Google広告 ヘルプ

広告を出稿する前に最終ゴールを決めよう

ここまで、「入札料金を高く設定することが、必ずしも掲載順位に有利に働くとは限らない」ということを説明してきました。では本題である、自社にとって最適な「入札料金」とはどう判断したら良いのでしょうか?

ポイントは「最終ゴール」を決めることです。つまり、自社が広告を出すことによって得られる成果を具体的に設定することが重要になります。

Web広告業界ではこの「ゴール」のことを「CV(Conversion=コンバージョン)」と呼んでいます。コンバージョンとは直訳すると転換、転化といった意味を持ち、広告から連れてきたお客さんが、どれだけ購入や来店、電話問い合わせへの行動に転化したか?といった指標としてCVが使わています。

1ヶ月間Googleリスティング広告を出す場合、その結果どのようなCVを設定するかがカギになります。この目標(CV)は、「購入数」の場合も考えられますし、「来店数」や「電話問い合わせ数」の場合もありえるので、広告で最も得たい指標を設定しましょう。

自社の課題に対する最適な「CV数」を設定しておけば、それを軸に、1ヶ月あたりの予算、1日あたりの予算を判断することに繋がっていきます。