リーンキャンバスは、アッシュ・マウリャの著書「Runnnig Lean」で提唱された、ビジネスモデルを9つの要素に分けて考えるフレームワークです。スタートアップのビジネスモデルの設計手法として効果的です。

4P分析のテンプレート

リーンキャンバスのテンプレート

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リーンキャンバスの書き方

リーンキャンバスは、下図のように9つの要素を1ページに盛り込んで記述します。

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記述する際は、①から順に記載していきます。

①	課題…上位3つの課題
②	顧客セグメント…ターゲットにする顧客
③	独自の価値提案…差別化要因と注目に値する価値を説明した単一で明確な説得力のあるメッセージ
④	ソリューション…上位3つの機能
⑤	チャネル…顧客への経路
⑥	収益の流れ…収益モデルや顧客障害価値など記載
⑦	コスト構造…顧客獲得コストや流通、ホスティングにかかるコスト、人件費など
⑧	主要指標…計測する主要活動
⑨	圧倒的な優位性…簡単にコピーや購入ができないもの

リーンキャンバスを活用するメリット

このリーン・キャンバス、従来の数十ページや数ヶ月かけて作る事業計画書と相対的に比較してみると、活用するメリットが鮮明に分かります。

項目 リーンキャンバス 従来の事業計画書
作成までにかかる時間 1日、早ければ半日以下 数週間~数ヶ月
携帯・共有のしやすさ いつでもどこでも可能 限られた時間帯や場所になりがち
分かりやすさ すぐに把握できる 数十ページを見てようやく把握できる