お問い合わせや応募、登録など様々な用途で使われるフォームですが、文章だけでなくファイルを使ってのやり取りをしたい方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ファイル添付機能があるフォームを作成できるツールや、ファイル添付機能のメリットなどを紹介します。無料で利用できるものも紹介しているので、本格的な導入の前に使用感を確かめたい方もぜひご覧ください。

  1. ファイル添付機能があるフォームを作成する方法
    1. HTMLやCSS、PHPなどコードで作成する
    2. フォーム作成ツールを利用する
    3. WordPressのプラグインを利用する
  2. Googleフォームにファイル添付機能はある?
  3. 無料のファイル添付機能を使えるツール4選
    1. formrun(フォームラン)
    2. formzu(フォームズ)
    3. FormOK
    4. Contact Form 7(コンタクトフォーム7)
  4. 有料のファイル添付機能を使えるツール5選
    1. Tayori(タヨリ)
    2. SELECTTYPE(セレクトタイプ)
    3. FormMailer(フォームメーラー)
    4. SECURE FORM(セキュアフォーム)
    5. QuboREQUEST(キューボリクエスト)
  5. 各ツールのファイル添付機能比較表
  6. ファイル添付機能のメリット
  7. まとめ

ファイル添付機能があるフォームを作成する方法

まずは、ファイル添付機能付きのフォームを作成する方法を紹介します。フォームを作成する方法は主に以下の3通りです。

  • HTMLCSS、PHPなどコードで作成する
  • フォーム作成ツールを利用する
  • WordPressプラグインを利用する

それぞれについて解説します。

HTMLやCSS、PHPなどコードで作成する

HTMLCSS、PHPなどコードを使ってファイル添付機能付きのフォームを作成することができます。

コードでフォームを作成すれば、デザインや入力形式、搭載機能などを細かく指定でき、完全オリジナルのフォームが作成可能です。しかしコーディングには専門的な知識が必要となるため、1から作成方法を学ぶとなるとフォームができるまでに時間がかかる可能性が高いです。

フォーム作成ツールを利用する

フォーム作成ツールには様々なテンプレートが用意されているツールが多いため、短時間でフォームを作成したい方や、デザインに困っている方におすすめです。また、ファイル添付機能の他に、EFO(エントリーフォーム最適化)機能や顧客管理機能、自動集計機能など、様々な機能が搭載されているツールもあるため、ユーザーの作業やフォーム管理者の作業の効率化につながります。

ツールによってはファイル添付機能がないもの、有料プランでしかファイル添付機能が使えないものがあったり、1ファイルごとの容量や、保存しておけるファイルの容量が決まっているものがあるため、導入前に確認が必要です。

WordPressのプラグインを利用する

WordPressでサイトを作成している場合は、プラグインを使ってフォームを作成・設置する方法もあります。プラグインとは、WordPressに様々な機能を追加できるプログラムのことで、フォーム作成・設置ができるものも含め様々な用途のプラグインがあります。

プラグインにはカスタマイズ性が高いものが多いですが、英語にしか対応していないものや、実装の際にHTMLなどコードの知識が必要になるものもあるため注意が必要です。

Googleフォームにファイル添付機能はある?

フォームと言えば「Googleフォーム」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。Googleフォームは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用することができます。

Googleフォームに、ファイル添付機能は搭載されています。しかし、Googleフォームのファイル添付機能には以下のような注意点があります。

  • フォームにファイルを添付してもらうには、回答者がGoogleアカウントにログインしていることが必須
  • Googleフォームで添付されたファイルは、フォーム作成者のGoogleドライブに保管されるため、十分に容量が必要

より多くの人からの回答が必要な際には、他のツールを利用するのが良いでしょう。

無料のファイル添付機能を使えるツール4選

無料でファイル添付機能を使えるフォーム作成ツールを紹介します。無料版の場合、一度に送れるファイルの容量や保存できる容量が小さいことがあるので、導入前に確認しましょう。

formrun(フォームラン)

image1.png

formrunは、専門的な知識なしにビジュアル豊かなフォームを作成できるツールです。豊富なテンプレートから用途に応じたものを選び、テキストを入力するだけで簡単にフォームを編集・設置できます。

FREEプランでもファイル添付機能が利用できます。サーバー上に保存可能なファイル容量が100MBまでと限られていますが、不要なファイルを適宜消していけば十分に運用できるでしょう。

また、フォームの回答を「カード」として管理できることが特徴で、「未対応」「対応中」「対応済み」など回答者ごとのステータスを整理することができます。この管理画面からメールを送ることができるため、ユーザーと連絡を取る際のメーラーを開く手間が省けます。

項目 FREE BEGINNER STARTER PROFESSIONAL
月額 0円 5,980円 12,980円 25,800円
ファイルの保存容量 100MB 5GB 10GB 30GB

formzu(フォームズ)

image5.png

formzuは、メールフォームが無料で作成できるフォーム作成ツールです。
メールアドレスを登録するだけで、お問い合わせや予約フォーム、申し込みフォームなど幅広いジャンルのフォームを作成できます。新規作成画面には丁寧なガイドがついているので、誰でも簡単に操作することができます。
デフォルトのファイル添付容量は小さめですが、プロフェッショナルプランを利用する場合、オプションで増量することも可能なので、ぜひご検討ください。

また、Googleアナリティクスによるアクセス解析、公開期間設定など、無料プランであっても使える機能が充実しているのも魅力です。セキュリティ対策もしっかりしてあるので、安心して身分証などのファイルを添付してもらうことができます。

項目 フリー パーソナル ビジネス プロフェッショナル
年額 0円 6,300円 12,000円 31,000円
可能添付ファイル数 1個 1個 3個 5個
1ファイルごとの添付容量 2MB 4MB 2MB 2MB

FormOK

image6.png

FormOKとは、アメリカの企業であるKodama & Company, Inc.が開発したメールフォーム作成ツールです。無料プランでも1ファイルごとの添付容量が無制限なため、画像や動画といったデータを送信してもらう必要があるなど、添付ファイルの容量制限に悩んでいる方に特にオススメしたいツールです。

365日24時間ノンストップでサーバーが運用されており、基本的にメンテナンス時間がありません。常時および日次の多重バックアップでデータの保存体制も万全です。また、フォームの書きかけ途中保存機能も搭載されています。

項目 フリー ライト スタンダード
月額 0円 3,500円 7,200円
1ファイルごとの添付容量 無制限 無制限 無制限
ファイルの保存容量 100MB 10GB 30GB

Contact Form 7(コンタクトフォーム7)

image9.png

Contact Form7は、フォームを作成・設置できるWordPressプラグインです。HTMLによるショートコードを編集することで、ファイル添付機能をつけることができます。また、デフォルトの状態ではファイルの添付容量が1MBまでしかないため、注意が必要です。しかしファイルの添付容量は、ショートコードのカスタマイズによって増やすことも可能です。

カスタマイズには多少の手間が必要にはなりますが、Web上に多くの解説記事があるので、それらを参考にしてカスタマイズすることもできるでしょう。

項目 内容
月額 0円
1ファイルごとの添付容量 1MB※ショートコードによって増量可能

有料のファイル添付機能を使えるツール5選

次に、有料プランでファイル添付機能を使えるツールを紹介します。プランによって1ファイルごとの添付容量や、保存できるファイルの容量が変わってくるので、必要な容量を考えて導入しましょう。

Tayori(タヨリ)

image7.png

Tayoriは、シンプルなフォームを作成したい方におすすめのフォーム作成ツールです。操作画面でフォームの項目とカラーデザインを設定するだけで、簡単にフォームを設置できます。テンプレートが、「お問い合わせフォーム」「予約フォーム」「申し込みフォーム」など用途別に使い分けられるよう用意されており、必要に応じてカスタマイズするだけで、簡単にフォームを作成できます。

Tayoriの管理画面ページでは、フォームへの回答を「未読」「未返信」「未完了」に分けて管理したり、フラグで重要度をつけることができます。これらの機能により、問い合わせへの対応漏れを防げるようになります。

項目 フリープラン スタータープラン プロフェッショナルプラン
月額 0円 3,400円 7,400円
1ファイルごとの添付容量 なし 5MB 5MB
ファイルの保存容量 なし 10GB 30GB

SELECTTYPE(セレクトタイプ)

image2.jpg

SELECTTYPE(セレクトタイプ)とは株式会社セレクトタイプが提供しているホームページフォーム作成ツールです。求人応募受付や問い合わせ受付のテンプレートがあり、デザイン性に優れたフォームを簡単に作成できます。

作成したメールフォームからの問い合わせを、SELECTTYPE内で一元管理し、複数の担当者で効率的な対応が可能です。誰がいつ、どのような対応をしたか、すぐに共有できるので返信漏れや二重対応を防ぐことができます。

項目 フリー ベーシック プロフェッショナル プレミアム
月額 0円 1,500円 3,000円 10,000円
1ファイルごとの添付容量 なし 100MB 1GB 5GB

FormMailer(フォームメーラー)

image8.png

問い合わせ・申し込み・応募など様々な種類のフォームを作成できるツールです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にメールフォームを作成できます。1フォームに添付できるファイルの数・容量は、オプションでそれぞれ増やすことができます。用途によって自社に必要なだけ追加で購入しましょう。

また、作成したフォームには、1時間あたりの送信数や、受付期間を設定するなど、細かな設定も可能です。無料プランと有料プランが利用できますが、有料プランでは問い合わせフォームだけでなくLP(ランディングページ)が作成できたり、スパム防止機能が搭載されたりとより充実したサービスが利用できるようになります。

項目 Free Pro Business
料金 0円 1,250円/月 22,500円/年
可能ファイル添付数 なし 3個〜10個※オプションで追加可能 10個
1ファイルごとの添付容量 なし 5MG~13MB※オプションで追加可能 13MB

SECURE FORM(セキュアフォーム)

image4.png

パーツをドラッグ&ドロップで設置するだけで簡単にフォームを作成できるツールです。フォーム作成の専門知識がなくても、直感的に操作できるのが魅力です。ファイル添付の上限サイズは「ファイル添付パーツ」1つにつき50MBとなっています。1つのフォームに対するファイル添付パーツ自体の設置個数に制限は設けられていませんが、サーバーの負荷状況によっては制限される可能性もあります。

フリープランでの機能は限られていますが、最大でも月額1,980円と安く設定されています。標準でSSL暗号化通信に対応しているため、大切なデータのやり取りも安心して行うことができます。フリープランのフォーム作成数は最大3つ、項目は8つまで設定できます。

項目 フリー ベーシック ビジネス
料金 0円 990円 1,980円
可能ファイル添付数 なし 1個 1個
1ファイルごとの添付容量 なし 50MB 50MB

QuboREQUEST(キューボリクエスト)

image3.png

Qubo REQUESTは、お問い合わせや各種お申込みなど、様々な用途に対応したメールフォームを簡単に作成できるフォーム作成ツールです。ドラッグ&ドロップの操作でフォームを作成することができ、初心者でも簡単に利用することが可能です。

1ファイルごとの添付容量は小さめですが、サーバーへの保存容量は無制限なため、容量の小さなファイルを多くの方から集める際におすすめです。

エラー箇所の表示や住所入力の補助機能など、入力をサポートする機能も多数搭載されているので、ユーザーに負担を与えないメールフォーム作りを実現することができるでしょう。

項目 BASIC PRO BUSINESS
月額 2,750円 4,400円 7,150円
1ファイルごとの添付容量 なし 2MB 5MB

各ツールのファイル添付機能比較表

ツール 料金(月額) 可能添付ファイル数 1ファイルごとの添付容量 ファイルの保存容量
formrun 0~25,800円 要問合せ 要問合せ 100MB~30GB
formzu 0~31,000円/年 1~5個 2~4MB 要問合せ
FormOK 0~7,200円 要問合せ 無制限 100MB~30GB
Contact Form 7 0円 要問合せ 1MB※ショートコードによって増量可能 要問合せ
Tayori 3,400~7,400円 要問合せ 5MB 10~30GB
SELECTTYPE 1,500~10,000円 要問合せ 100MB~5GB 要問合せ
FormMailer 1,250/~22,500/年 3~5個※オプションで追加可能 5~13MB 要問合せ
SECURE FORM 980~1,980円 1個 50MB 要問合せ
QuboREQUEST 4,400~7,150円 要問合せ 2~5MB 要問合せ

ファイル添付機能の用途ごとのメリット

フォームのファイル添付機能には、実際にどのようなメリットがあるのか、実際の用途ごとに解説します。

項目 内容
問い合わせフォーム アプリやサイトの不具合を画像付きで問い合わせてもらうことで、どんな不具合かをすぐに把握可能
応募フォーム 写真コンテスト等を開催する際に、フォームにそのまま作品を添付してもらうことができる
登録フォーム 登録に必要な身分証の写真を、フォームにそのまま添付してもらうができる
採用エントリーフォーム 履歴書・職務経歴書などのファイルを送付してもらえる

ただし、容量の大きい写真を添付してもらう際には、1ファイルごとの添付容量制限に注意する必要があります。添付容量制限が小さいと、作品を投稿することができない可能性もあります。また、身分証を添付してもらう際には、セキュリティ面も確認しておきましょう。

まとめ

ファイル添付機能をつけることで、文章だけで伝えきれないことも伝えられるようになり、やり取りがスムーズになります。ユーザーとのやり取りをスムーズにすることで、満足度の向上も見込めます。

フォームにファイル添付機能をつけるメリットは様々ですが、同時に注意すべき点もいくつかあります。本記事で紹介したツールの中から、自社にとって必要な機能が搭載されているツールをぜひ探してみてください。