場合によってはPRのほうが正しいときもある

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西井:ECに関しては僕も同じような考え方なんですよ。
坂本さんの本を読んだということもありますし、僕なりにタイプが違うと攻め方が全然違うと思っていて。

僕は、GDNやYDNを含めたリスティング広告と、最近ではFacebook広告、あとはアフィリエイト。この3つをやればほぼ十分です。
ほんとにやりきったら次に行けると思っているんですけど。

ただ、うちリスティング広告やってるけど全然ダメなんだよねって言う言葉をよく聞きます。

その辺どう思われますか? リスティング広告はGDNやYDNも含めて、リスティング広告がダメな時点で、広告全部ダメなんじゃないかくらいに僕は思っているんですけど。

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阿部:リスティング広告って、絶対に滑らない打ち方というのがあるんですよ。

要は、指名キーワードと顕在されたキーワードとリマーケティングしかやりませんとか。予算をそんなに使わない状態でできたりするんですが、間違った目標を立ててしまったばっかりに無理に突っ込んでしまうからよくなくて。

よくあるのは、予算が100万円あるときに、ニッチタイプだと費用対効果をみながら使いきることはほとんどのケースにおいて不可能です。
でも、皆100万円と設定された時点で、100万円分アクセルを踏んでしまう。商材とフェーズ、目標値などによって、正しい予算というものがあるわけです。

なので、目標値を立てるところから一緒に入らないとそもそもの負け戦に入ってしまう。戦略を戦術で凌駕しようと思っても殆どのケースにおいて無意味ですよね。

西井:だから、Facebook広告リスティング広告とアフィリエイトだけやって、やり切るっていうのが重要かなと。
予算のマックスというわけじゃなくて、ある程度きれるところまでやるという。

阿部:効率よく売り上げを求めるのであれば、それでいいと思います。

でも、3つだけだと限界はあるので、結局はどこを目指すのかなと思っていて。

年商100億円が目標であれば、それなりにやっていかなければなりません。
もちろん、スタートアップのお客さんなどで、広告でブーストをかけたいというオーダーもあります。

でも、場合によってはPRのほうが正しいときもあるんです。

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たとえば、まだあまり浸透していない業種を認知させたい場合、広告料をいくら出してもダメ。
まぁ必ずしもダメとは言いませんが、一過性の広告ではほぼ不可能です。まずはその空気を作らないといけない。

それは広告じゃないんですよね。PRなんです。要は順番。
空気を作った上で広告を打つならいいんですけど、広告でブーストをかけて空気を作る、みたいなのは願望であり正しい戦略とは呼べません。

そういうことを理解してできるネット系の代理店はほとんどないと思うんですよ。

西井:PRとかもやられるんですか?

阿部:PRはやりませんね。でも、こういうやり方もありますよねという話はして、それに合うパートナーを紹介したりしてます。