不況と言われる現代でも依然としてネットショップ市場は拡大、成長を続けています。
手軽にネットショッピングを開くことができるサービスも増え、自社でショップ運営しているという会社も少なくありません。

そんなネット上のビジネスで必ず必要となるのが情報収集です。
市場環境の変化が激しいネットショップ業界では常にトレンドの情報を仕入れ、把握しておく必要があります。

今回は、ネットショップ運営者であれば見ておきたい、2015年で気になる市場調査データをご紹介します。
どれも抑えておきたい内容ばかりですので、最近の情報があまり収集できていないとお感じの方はぜひチェックしてみてください。

2015年で気になる市場調査データ

1.EC市場は12.8兆円に拡大し、EC化率は4.37%に上昇。2014年のBtoC-ECの市場規模調査|ネットショップ担当者フォーラム

EC市場は12.8兆円に拡大し、EC化率は4.37%に上昇。2014年のBtoC-ECの市場規模調査
https://netshop.impress.co.jp/node/1730

経済産業省のEC市場に関する調査データをまとめたページです。
2014年度の物販系EC市場規模の合計額は12兆7970億円で、前年比で14.6%増加しています。
これに伴い、EC化率も上昇する形となっています。

2.ECサイトに関する調査 | ネオマーケティング

ECサイトに関する調査
https://www.i-research.jp/report/?p=2561

マーケティング支援事業をおこなう株式会社ネオマーケティングの独自調査データです。
全国の20歳以上の男女を対象にECに関する調査を行った結果、買い物の頻度は「実店舗は2~3日に1回程度」「インターネットは1ヶ月に1回程度」が最多となりました。
また、よく利用するECサイトにおいては全体では「楽天市場」が第一位ですが、男性のみのデータで見ると「アマゾン」が最も多い回答です。
購入頻度の高いアイテムは第一位が「食品/飲料/酒類」、次いで第二位が「書籍」となっています。

3.商品購入後の口コミ・レビュー書き込み経験は37.1%、書き込み経験者の45.3%が「商品に満足している時」に書き込むと回答|MMD研究所

商品購入後の口コミ・レビュー書き込み経験は37.1%、書き込み経験者の45.3%が「商品に満足している時」に書き込むと回答
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1439.html

MMD研究所とインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」が共同でおこなった調査データです。
スマートフォンを持つ男女1,953人を対象におこなったもので、ネットショップを利用する際に使うデバイスは6割が「スマートフォン」と回答し、パソコンを上回る結果となりました。
商品購入後のレビュー経験者は約3割で、うち45.3%が「商品に満足している時」に書き込むと答えています。

4.現在利用しているフリマアプリ「メルカリ」が62.2%で最多、次いで「Fril」「LINE MALL」|MMD研究所

現在利用しているフリマアプリ「メルカリ」が62.2%で最多、次いで「Fril」「LINE MALL」
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1389.html

MMD研究所がおこなった、フリマアプリの利用に関する実態調査データです。
フリマアプリの利用経験がある10~30歳の男女559人を対象にしたもので、利用する理由・きっかけといったものを調査しています。
利用する理由では「安く買えるから」が69.5%、利用したきっかけでは「テレビCMを見て」36.3%で最多となりました。

5.フリマアプリ利用経験者は約3割、利用経験者の半数が出品または購入の経験あり|MMD研究所

フリマアプリ利用経験者は約3割、利用経験者の半数が出品または購入の経験あり
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1388.html

MMD研究所がおこなった、フリマアプリに関する調査データです。
対象となったのはスマートフォンを所有する15歳以上の男女16,927人で、フリマアプリの利用経験者は約3割であることがわかりました。
また、利用状況では「閲覧のみ」が最も多い回答で、「購入したことがある」と答えた人は18.8%という結果でした。

6.スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にはPCを超える可能性 | ニールセン

スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にはPCを超える可能性
http://www.netratings.co.jp/news_release/2015/05/Newsrelease20150526.html

ニールセン株式会社がおこなった、最新のインターネット利用動向に関する調査データです。
インターネットをスマートフォンから見ているという利用者数は2015年4月時点で4,832万人で増加傾向にあり、パソコンからの利用者を超える可能性があることが分かっています。
また、利用時間の項目ではスマートフォンがパソコンみくを上回る結果が出ています。

7.2014年のスマートフォン広告の市場規模は?D2C・CCIが独自推計 | D2C

2014年のスマートフォン広告の市場規模は?D2C・CCIが独自推計
http://dentsu-ho.com/articles/2618

D2Cとサイバー・コミュニケーションズが共同でおこなった、スマートフォン広告の市場規模に関する独自調査データです。
2014年のスマートフォン広告市場規模は年間3,450億円で、インターネット広告全体の42%を占めていることが分かりました。
この数字は前年比の166%で、市場規模が大きく拡大していることが分かります。

8.世界主要企業サイトのレスポンシブデザインが1年半で3倍に | あとらす二十一

世界主要企業サイトのレスポンシブデザインが1年半で3倍に
http://at21.jp/web/topic/topic19.html

株式会社あとらす二十一がおこなった独自調査データです。
世界企業番付「GLOBAL500」2014年版(米経済誌フォーチュン)掲載の企業500社のホームページを対象に調べたところ、レスポンシブデザイン対応ページが増加、スマートフォン専用ページが減少している傾向が分かっています。
また、多くの業界でレスポンシブデザインを採用しており過半数を超えています。

9.ECサイトのランディングページに関する独自調査結果(2015年ECサイト編)|サポタント株式会社

ECサイトのランディングページに関する独自調査結果(2015年ECサイト編)
http://www.supotant.com/research/r150612.html

サポタント株式会社がEC100サイトを対象におこなった、ランディングページに関する独自調査データです。
ページ内要素の細かい部分について調査しており、グローバルナビゲーションやフローティングメニューの有無、メインビジュアル画像のデザイン、縦ページの長さといったものが明らかとなっています。

10.モバイルフレンドリーアップデートによる順位変動調査レポート | アイレップ

モバイルフレンドリーアップデートによる順位変動調査レポート
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2015/20150526.html

株式会社アイレップがおこなった、モバイルフレンドリーアップデートに関する調査データです。
Googleが2015年4月21日にアップデートを実施して以降、大幅な順位変動があり、スマホ対応サイトの優遇がおこなわれたことが分かっています。

11.ウェブロイヤリティスコア(WLS)ランキング2015|TRIBECK

ウェブロイヤリティスコア(WLS)ランキング2015
http://www.tribeck.jp/wls/2015/

トライベック・ストラテジー株式会社が主要企業50社を対象におこなったウェブロイヤリティスコア(WLS)ランキングをもとに発表した調査データです。
オススメしたい好きなホームページを1位から50位まで見ることができます。
今回の調査で明らかになった上位ランクインしたホームページは、いずれも「企業らしさが伝わる」「コンテンツが魅力的」「ユーザビリティが優れている」という特徴があることが分かっています。

12.企業/ブランドのSNS公式アカウントからの情報取得に関する意識調査」を実施|アライドアーキテクツ株式会社

企業/ブランドのSNS公式アカウントからの情報取得に関する意識調査」を実施
http://www.aainc.co.jp/news-release/2015/00901.html

アライドアーキテクツ株式会社がおこなった、SNS公式アカウントからの情報取得に関する調査データです。
調査対象となったのはインターネットユーザー約3,500名で、「企業、ブランドからのSNS公式アカウントから情報取得をしているか」という項目で全体の77%が「情報を得ている」と回答しています。
また、取得している情報のジャンルは男性では「家電」、女性は「化粧品」関係の情報が最多だということが分かっています。

13.コンテンツを効率よくプッシュするには?ユーザーのWebサイト購読(更新チェック)とソーシャルメディア活用の実態を調査|ブレインネット

コンテンツを効率よくプッシュするには?ユーザーのWebサイト購読(更新チェック)とソーシャルメディア活用の実態を調査
http://www.brain-solution.net/newsrelease_2015_0610

ブレインネットプレス編集部が一般ユーザー406人を対象におこなった、ソーシャルメディア活用に関する実態調査データです。
よく見るホームページの購読方法は「お気に入り」が最多、次いで「サイト名検索」という結果です。
SNSから1週間以内にアクセスし、内容を覚えているのは2つだけと非常に狭き門であることも分かっています。
同時に、FacebookのインフルエンサーはTwitterより多く、影響力があるというデータが明らかとなっています。

14.「つながり」を意識する中国の若者たち。-中国通販マーケット、攻略のカギは「口コミの喚起」にアリ? | ニッセイ基礎研究所

「つながり」を意識する中国の若者たち。-中国通販マーケット、攻略のカギは「口コミの喚起」にアリ?
http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2015/eye150525.html

Analysysが実施したインターネット調査をもとに中国通販マーケットの傾向を読んだ調査データです。
中国の若者はファッションアイテムをネットで購入する傾向が強く、86.8%を占めていることが分かっています。
また、選ぶ際の判断基準となるのはトレンドよりも自分が気に入ったかどうかで、ブランドの知名度はあまり考慮しないことが明らかです。
加えて、購入後の口コミ投稿にも熱心な傾向があります。

15.主婦のネットショッピング事情(日用品・生活必需品編)|ソフトブレーン・フィールド

主婦のネットショッピング事情(日用品・生活必需品編)
http://www.sbfield.co.jp/news/2015/04/01_130000.html

ソフトブレーン・フィールド株式会社がおこなった、主婦のネットショッピング事情に関する調査データです。
30代~40代の主婦を中心にアンケートを実施したところ、9割以上の既婚女性がネットショッピングの経験があると回答しました。
また、10人に1人は月1万円以上をネットショッピングで使っていることも明らかになっています。

16.Yahoo! JAPANの検索ログデータから明らかになった購入検討ユーザーの行動特性|マーケジン

Yahoo! JAPANの検索ログデータから明らかになった購入検討ユーザーの行動特性
http://markezine.jp/article/detail/21930

Yahoo! JAPANがおこなった、検索ログとユーザーの行動特性に関する調査データをまとめたページです。
商品を購入検討した時期と、情報収集開始時期の違いが明らかになっており、欲しい商品があるユーザーは実はだいぶ前から検索をしていることが分かっています。

17.「話題の商品・サービス~購買行動とソーシャルメディア」に関する調査|オプト

話題の商品・サービス~購買行動とソーシャルメディア」に関する調査
http://www.opt.ne.jp/news/pr/detail/id=2720

株式会社オプトが15~59歳の男女1,000人を対象におこなった、話題の商品・サービスに関する調査データです。
認知度、購買ともに最多となったのは「アナと雪の女王」で、情報共有の手段としてTwitterの回答が多くあがりました。
特に、10代ではTwitterの利用率が全体の中でも高い結果が出ています。

18.通信販売業者174社の業績動向調査|帝国データバンク

通信販売業者174社の業績動向調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p150304.html

帝国データバンクがおこなった、売上10億円以上の通信販売業者174社を対象にした調査データです。
全体の売上高トップはアスクル(株)で、(株)ジャパネットたかたが回復を見せました。
取扱品別では「オフィス用品」が増加した一方、「衣料・アクセサリー」が減少しています。

19.インターネットショッピングに関する調査|リサーチバンク

インターネットショッピングに関する調査
http://research.lifemedia.jp/2015/01/150128_netshopping.html

リサーチバンクが全国の10代から60代までの男女を対象におこなった、インターネットショッピングをテーマにした調査データです。
どのような環境でネットショッピングをしているかを調べた結果、パソコンを利用して買い物をするという割合が多く、スマートフォンを利用しない理由として「画面が見づらいから」という回答が6割を占める結果となっています。

20.【モバイル通販売上高調査】合計売上は5385億円/アパレル中心にスマホが拡大|日流ウェブ

【モバイル通販売上高調査】合計売上は5385億円/アパレル中心にスマホが拡大
http://www.bci.co.jp/netkeizai/article/363

日本ネット経済新聞がおこなった携帯端末経由でのEC売上高調査データです。
スマートフォンの比率が拡大しており、EC売り上げ全体の5割を超えるケースも目立って来ています。
特にアパレルではモバイル比率が伸びており、8割を超える企業も出てきています。

21.ECの利用金額が多いのは60代、女性は年間22万円で男性19万円。年齢下がると額も減少|ネットショップ担当者フォーラム

ECの利用金額が多いのは60代、女性は年間22万円で男性19万円。年齢下がると額も減少
https://netshop.impress.co.jp/node/1752

バルクリサーチサービスがおこなった、インターネットショッピングに関する調査データです。
年間利用額の項目では60代が最も多く、年齢が下がるにつれて利用額、単価が下がる傾向が出ています。
また、世代別のよく利用する通販サイトについても調べており、30代以上では「楽天市場」が最多ですが、20代では「アマゾン」となっています。

22.ECサイトの1/4が動画をサイト上で活用、サポタント調査結果|ネットショップ担当者フォーラム

ECサイトの1/4が動画をサイト上で活用、サポタント調査結果
https://netshop.impress.co.jp/node/1676

サポタント株式会社がおこなった、ECサイトの動画活用状況に関する調査データです。
対象となったECサイトのうち約4分の1が動画配信を活用しており、さらにその半数がSNSでの拡散をおこなっていることが分かっています。

23.小売業の円安倒産、2014年度は前年度比約3.5倍。3月には有名EC企業の事業停止も|ネットショップ担当者フォーラム

小売業の円安倒産、2014年度は前年度比約3.5倍。3月には有名EC企業の事業停止も
https://netshop.impress.co.jp/node/1532

帝国データバンクがおこなった『円安関連倒産』の動向調査データをまとめたページです。
急激な円安の加速により、2014年度の小売業の倒産は前年比約3.5倍に増加、中でも食料品・アパレル関係の円安倒産が目立っています。
今後も、円安関連の倒産が当面続くと予測しています。

24.スマホECはバナーや新着情報よりも「まずはキーワード検索」が約8割、ゼロスタート調査|ネットショップ担当者フォーラム

スマホECはバナーや新着情報よりも「まずはキーワード検索」が約8割、ゼロスタート調査
https://netshop.impress.co.jp/node/1416

株式会社ゼロスタートがおこなった、スマートフォンでのEC利用に関する調査データをまとめたページです。
スマートフォンでショッピングをする際の検索方法では、「キーワード検索を利用」する人が最多で77%で、バナーや新着商品紹介よりもまずは検索してみるという傾向が強いということが分かっています。

25.総務省が初公表、ネット通販による商品別の購入金額など家計の消費状況実態調査結果|ネットショップ担当者フォーラム

総務省が初公表、ネット通販による商品別の購入金額など家計の消費状況実態調査結果
https://netshop.impress.co.jp/node/1327

総務省がおこなった、ネットショッピングによる消費実態調査をまとめたページです。
ネットショッピング及びインターネットを利用した買い物の世帯辺りの金額、割合が明らかとなっています。
また、購入品のジャンルでは自宅用商材が95.6%、贈答品は4.4%と自宅用商材が大半を占めることが分かっています。