企業がオンライン上で定期的に情報発信することは、デジタルマーケティングにおいてとても重要です。このような流れを受け、自社でもこれからコンテンツを発信できるWebサイトを構築したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。

そんなシーンで役立つのが「CMSコンテンツ・マネジメント・システム)ツール」です。
そこで今回の記事では、「Wordpress」「Hubspot」「ferret One」という3つのCMSツールを徹底比較してご紹介します。

CMSツール」の選定に悩んでいる企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

思想・目的の違い

Wordpress

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[出典]WordPress.com: 無料のサイトやブログを作成
https://ja.wordpress.com/

「Wordpress」とは、オープンソース、つまり無償で提供されているCMSツールです。
事業規模、サイト規模に応じて複数の有償プランも提供されていますが、まずはWordpressをインストールすれば、無料でサイトやブログを立ち上げられる点が大きなメリットです。

また、ただサイトやブログを立ち上げるだけでなく、後から機能を追加できる「プラグイン」が多数用意されています。これらは簡単にインストールできるアドオンで、その数は実に数千個。サイトの拡大に合わせて、お問い合わせフォームの作成、サブスクリプションの作成、サイトの自動バックアップなど、さまざまな操作を追加できるようになっています。

このように、サイトやブログを立ち上げ、その後の機能追加やメンテナンスまで一貫して自分で行う、という運用方法になります。

[参考]WordPress|ferret
https://ferret-plus.com/words/920
WordPress.com: 無料のサイトやブログを作成
https://ja.wordpress.com/

HubSpot

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[出典]HubSpot | インバウンドマーケティング&セールスソフトウェア
https://www.hubspot.jp/

「HubSpot」は海外のCMSツールで、操作画面の英語表記に抵抗がない人に向いています。Webサイトブログ構築機能だけでなく、どちらかといえばマーケティングオートメーションツール、CRMツールを土台とした製品です。

この製品を開発したHubSpot社は、「インバウンドマーケティング」という考え方を提唱しています。

検索ユーザーのニーズに合ったコンテンツWebサイトやSNSを通じて提供。「リードジェネレーション」によってコンテンツを見つけてもらいます。そして、閲覧するコンテンツに対する興味関心度をマーケティングオートメーションを活用しながら分析し、見込み客に対して「適切なタイミング」で「適切な情報」を提供し続けることで顧客へと育成していく(=リードナーチャリング)マーケティングコンセプトを掲げています。

つまり、Webサイトブログ訪問者を魅了し、見込み顧客に転換後、顧客化する流れをアシストしてくれるというものです。

よって「HubSpot」は、インバウンドマーケティングインバウンドセールスを得意とした「ブログ構築+マーケティングソフトウェア」とも言えます。

[参考]
電通西日本が電通グループ初の「HubSpot」の正規認定パートナー企業に。地域のBtoB企業の営業活動支援の強化|ferret
https://ferret-plus.com/5818
01BoosterがHubSpot社の日系初のスタートアップパートナーに|ferret
https://ferret-plus.com/6847
HubSpot社認定パートナーとしてインバウンドマーケティング事業を開始|ferret
https://ferret-plus.com/7501

ferret One

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[出典]BtoBマーケティングに必要な機能がこれ1つで!ferret One(フェレットワン)
https://ferret-one.com/

株式会社ベーシックが提供する「ferret One」は、HTMLCSSといったマークアップ言語の知識を持っていない初心者でも直感的に操作・編集ができるCMSツールです。

通常、新規にWebページを作成するためには毎回外部へ発注したり、プラグインの更新をシステム担当者に依頼したりと、Webマーケティング施策を実行していくうえで時間をかけなければならないケースが多くあります。

しかし、「ferret One」は直感的な操作で誰でもページ制作やサイト更新が可能。マーケティング施策の実行スピードが格段にアップします。

BtoBマーケティングに必要な機能も一通り備わっているため、自社のサービスサイトやLPを活用して、リード獲得を強化したい企業に向いています。

また、施策ごとにツールを適切に使用できるよう、開発元である株式会社ベーシックの蓄積してきたノウハウに基づき、マーケティングの初期戦略設計や、運用サポートも提供されています。