マーケティングに必要なものは「引き出し」×「パラメーター」

**西井:**ferretを見ている人は、マーケターになりたい人が多いと思うんですが、どんなスキルが必要だと思いますか?

**柴田:**ベタですけど、数字に強い。オンラインは100%そうですよ。

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**西井:**僕、就職できるかな(笑)。僕もよくマーケティングの話をしているときに、どういうスキルを磨けばいいんですかという話をよくされるんですが。

でも、なんだかんだで、その事業事業に合わせていかなければいけないので、変換力が必要だと思っていて。

**柴田:**そのビジネスのスキル、力みたいなのが基礎的に一番必要で。マーケティングと言ってもいろいろあるじゃないですか。

ベースとなるのは、数字と想像力みたいな話じゃないですかね。あとは、コピーライティングが上手な人も必要だろうし、そのプロダクトに思い入れがある人も必要だろうし、知識としてのWebマーケティングの引き出しが多い人も必要だろうし。

それはそれぞれの職種であると思うんですけど、最終的には想像力と数字に転換できる能力ですね。

**西井:**僕は、経験で得ているものがすごく多いんですけど、柴田さんは学生のときからマーケティングのことをすごく考えられていて。

そう考えると、年齢や経験だけじゃないんだろうなと。僕が最初に会ったとき、ショッピッをやっていたころだと思うんですけど、すごい人だなと思っていて。そのセンスは生まれつきなんですかね。

**柴田:**生まれつきではないと思うんですけど(笑)。どうしてなんでしょうね。

**西井:**大学時代の専攻はなんだったんですか?

**柴田:**経済学部ですよ。やっぱり、引き出し×何かのパラメーターじゃないですか?

センスなのかなんなのかはわからないですけど、引き出しは後天的にいくらでも獲得できるので。それは大事ですよね。

**西井:**僕も引き出しは重要だと思っています。

その引き出しが「経験」という名前だったり、「知識」という名前だったり。どちらもすごく大事ですが、「経験」という引き出しはあまり関係ないのかなって思ったんです。

**柴田:**そんなことはないんじゃないですか?

経験は出してみて初めてWebマーケティングのコンサルができるという。

**西井:**僕はやってみないとわからないと思っていて。やっている数が多いから、失敗するのもわかっているから、あまり失敗はしないんですよ。

柴田さんは、僕よりも失敗せず、全部当ててますよね。

**柴田:**たまたまですよ。

**西井:**知識ですかね。本だったり人だったり。

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**柴田:**自分だったらこうするという視点を持つことは大事ですよ。

このレストラン、流行ってないなと思ったら、自分だったらどこを直すかという視点を持つことは大事です。

逆に、まずくても流行っているレストランもありますけど。

**西井:**僕はそういうのが気になりますね。なんでこのお店流行ってんだろうという。

**柴田:**たくさん考えていると、パターン化されてくるじゃないですか。

そのパターンが、引き出しなんじゃないですかね。

**西井:**いつ考えてるの?って聞かれても、別にあんまり立ち止まって考えることもなくて。逆に24時間考えているみたいな。

**柴田:**クセみたいなもんですよね。

**西井:**立ち止まって考えることはあるんですか?

**柴田:**終始、次何をしようかって考えてます(笑)。

柴田氏は現在も次なる起業に向けエンジニアやデザイナーを募集しているとのことです。興味があればこちらから連絡してみてはどうでしょうか。

フォトグラファー:三浦一紀