求人サイトのプロモーションで取り組みたいDSA・レコメンド広告とは?専門家に聞くマーケティング改善案【人材業界編】
求人ポータルサイトを運営する企業のマーケティングでは、求職者の不安やニーズに寄り添ったサービス設計と、それを実現するサイトづくりが欠かせません。
その上で、サイト経由の応募者を増やすだけではなく、職種別の応募状況を踏まえて広告の最適化を目指すことが重要です。
今回は「求人サイトのマーケティング活動における広告施策」について、株式会社オプトの関根氏に伺いました。
プロフィール
- 関根 麻貴 氏
- 株式会社オプト 第1営業本部営業6部 チームマネージャー
- オプト入社後、人材業界・教育業界を中心として、EC・金融なども含めた幅広い業界の広告運用コンサルタントに従事。リスティング・レコメンド・ディスプレイ・アプリケーションソフトウェアの運用コンサルティングを実施。現在はリスティング広告やレコメンド広告を活用したクライアントコミュニケーションを設計から実運用まで一貫して対応。
目次
- 人材業界の求人サイトにおける広告施策
- 延べ応募数を増やす段階ではDSA(動的検索広告)を活用
- 職種ごとの配信量を最適化して収益性を高めるレコメンド広告の活用法
- 面接や採用につながる応募を増やすための広告施策
人材業界の求人サイトにおける広告施策
ferret:
人材業界の広告施策で大切にすべきポイントとは何でしょうか?
関根:
まず、人材業界のサービスには大きく分けて「求人ポータルサイト」と「エージェント」があり、会社として利益を得るポイントや広告戦略が異なります。
求人ポータルサイトは、求職者が自分で企業を探して応募するサービスです。
一方、エージェントの場合はキャリアアドバイザーが求職者に合う企業を探してマッチングします。今回は求人ポータルサイトの広告施策についてお話したいと思います。
求人ポータルサイトの運営における収入源は、採用人材を求める企業からの掲載料です。つまり、多くの企業に「このサイトからは自社が求めるターゲットが応募してくれるので、求人を掲載したい」と思ってもらえることが大切です。
そのためには、求職者が利用したくなるサービス設計と、それを実現するサイトづくりが大前提としてあります。それができた上で、広告施策を行い、求職者数を増やしていきます。
広告施策のKPIとしては、延べ応募数や、ひとつの求人情報あたりの応募数が指標とされることが多いです。ただし、一度にすべてのKPIを追うのではなく、弊社では広告施策を3つのフェーズに分けています。
フェーズ1:延べ応募数
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